コガネ
コガネ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
言っている事が理解できたのか アメの顔がみるみる青ざめていく。
靴のまま海に入ると、 歓迎するかのように波が押し寄せた。
アメ
アメ
アメ
アメ
コガネ
ああ爺さん、
この子は本当に私にそっくりだ。
爺さん、私は悔しいよ。
貴方がこの子の成長を、 この姿を見られなくて。
コガネ
コガネ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
アメ
コガネ
コガネ
アメ
コガネ
できることなら、戻りたいよ。
できれば、爺さんが居た頃に。
あの頃見た世界は、
今まで見たどんな世界より真っ黒で、 輝いていた。
コガネ
コガネ
アメ
コガネ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
アメ
アメ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
海の中の砂に潜った足に 力を入れ、跳躍する。
アメが何かを叫んでいるのを 聞きながら、海の中に身を委ねた。
あれから、数日が経った。
数日前あんなに楽しそうに 笑っていたコガネさんは、 小さな箱の中に収まってしまった。
イオリ
あんなに泣き叫んでいた俺たちも、 すっかりなく気力すら無くしてしまった。
ハルト
アメ
ハルト
ハルト
アメ
横に立っているアゲハの 袖を掴む力が強くなる。
アメ
アメ
アメ
アメ
ハルト
イオリ
イオリ
イオリ
イオリ
ハルト
ハルト
ハルト
イオリ
ハルト
アメ
アメ
アメ
アゲハ
アメ
あれから、5年が経った。
アゲハの知能は桁違いだった。
吸収が早く、 何でも覚えた。
コガネさんが居なくなって、 全てが変わってしまった。
ハルト
ハルト
アメ
20歳、実際には15歳になってからすぐ、 また年齢飛躍が現れた。
5年分の記憶と知能が、 存在しないはずなのにそこに存在する。
ハルト
アメ
ハルト
ハルト
ハルト
コガネ
ハルト
コガネ
あの日、コガネが涙を流した。
命の尊さに、感化されて。
コガネ
ハルト
コガネ
コガネ
コガネ
アメ
ハルト
ハルト
ハルト
アメ
ハルト
アメ
アゲハ
アゲハ
アゲハ
アメ
アメ
アゲハ
アメ
シロクロの、セカイ。
ひた、ひた、ひた。
裸足のまま何もない闇の中を ただ歩き続ける。
コガネ
懐かしい声に振り返る。
恨めしくも愛していた、 その人の姿はそこにあった。
ゲツ
コガネ
ゲツ
ゲツ
コガネ
ゲツ
コガネ
ゲツ
ゲツ
コガネ
コガネ
短い間でしたがお付き合いいただき ありがとうございました!
「シロクロのセカイ」 如何だったでしょうか?
本編については以上になります
もしかすると別で番外編とか 出すかもしれませんので よければこれからも長らくお願いします
Thanks for reading!
Akuya.
コメント
1件
コガネさん😢😢😢😢😢 相変わらずイオリちゃんは可愛いしもう😢😢😢😢 完結おめでとうございます!!!!