カフカ
ぅ、ん"ん"……

カフカ
へぁ!!?

カフカ
(ここって確か……)

保科
目覚めたか
おはよーさん

カフカ
ギャア!?

保科
ギャアて……
どこか痛いとこあるか?

カフカ
ッ

カフカ
い、いえ
おかげさまで

保科
そか、水は?

カフカ
あ、じゃあ
お願いします、?

保科
はいよぉ

カフカ
………ふかふか、

見覚えのあるベッド……
やっぱり、俺の部屋じゃねぇ
ここは─────
保科
ほい、持ってきたで

カフカ
ありがとう
ございますっ

保科
………

カフカ
………

カフカ
(飲むところ
見られてる気が…)

保科
なぁカフカ

保科
心配やから、
お前に聞きたいこと
あんねんけど

カフカ
は、はい?

保科
なんで無理した

カフカ
………へ??
無理したって?

保科
熱中症間近になるまで
訓練するなんて
お前はアホなんか?

カフカ
あ、あほ!?

保科
休むのも仕事
言うたよな僕

カフカ
(副隊長怒ってる……?)

カフカ
だ、だって、
俺強くなりた────

保科
倒れたら
意味ないやろが

カフカ
ウ "ッ──く、
ごもっともです……

保科
ったく

保科
ほんま目離せん奴やな

カフカ
すみません、

保科
あの後おんぶった僕の気持ちわかるか?

カフカ
ん、ぇ???

おんぶった……ていうより
お姫様抱っこの方が近かったような、(薄れゆく意識の中での記憶)
カフカ
(──って
お姫様抱っこ!?)

カフカ
(俺、副隊長に!!?)

保科
悪夢にうなされとるような顔して寝るお前を横から見守って

保科
自分まで辛かった

カフカ
(やばいやばい、)

保科
夢ん中で僕が助け出したかったくらいや

カフカ
(保科副隊長が)

保科
そういやお前今朝も
顔色悪かったよなぁ?

保科
相談出来ひんくらい
頼りないなんてことはないはずや

保科
悩みあるなら僕に話せ

保科
溜め込みはカフカの
悪い癖やからなぁ……((圧

カフカ
(どんどんッ)

保科
どんだけ
心配したと思って…

カフカ
…………!

保科
……なに縮こまっとんの

カフカ
ほんとに
すみません、、 シュン…

保科
────ッ

保科
僕も、すまん
つい熱くなってしもた

口元抑えて目線を逸らしながら
言った副隊長の表情から
訳の分からなそうな焦りを感じた
カフカ
ふは、

保科
な、なんや

カフカ
いや、その
相当心配してくれたことが伝わってきたからっ

カフカ
素直に嬉しいっつーか
なんつーか……

保科
………当たり前や

保科
カフカは僕にとって
大切な部下やもん

保科
あの日のことやって、

カフカ
………!

もしや、この前の…
でもあれって保科副隊長曰く俺が
酔ったからこうなったって、
カフカ
あれ、に関しては
俺の方が申し訳ないです

保科
なんで?

カフカ
え…ぁ…その
もし保科副隊長の、

カフカ
はじ、めてと…か

カフカ
(待てよ、保科副隊長の初めてって本当に俺か?)

保科
確かめてみるか?

カフカ
!?

カフカ
な、俺声に出してなッ

保科
顔に出とるからわかる
実際間違ってへんやろ?

カフカ
副隊長今自分が
一体なにいってるかわかってます……!?

要はそういう意味ってことだろ!?
そんなのできるわけねぇ、
だって俺は保科副隊長にとって……
保科
なぁ

保科
カフカには僕がそんな
馬鹿に見えてるん?

保科
悲しいわぁ

カフカ
そんなこと言ってないッ

保科
え?じゃあなんなん??

保科
………あぁ

カフカ
………っ……

カフカ
(違うって言わなきゃ、いけねぇのに…)

カフカ
(なんで、、! )

保科
はは

保科
もう抵抗
できんくなったん?w

保科
かわええなぁ

そう言って、俺の手首を掴んで
意地悪に笑う副隊長がそこにいた