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WT  BL 中・短編集

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WT BL 中・短編集

2 - 青の嫉妬(knsh)

♥

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2021年10月22日

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⚡︎ ATTENTION ⚡︎ ・二次創作物 ・BL ・R18要素あり ・濁点喘ぎあり ・スラッシュなどの使用あり ・口調などが掴めてない為、 キャラ崩壊の可能性あり その他にも注意点が あるかもしれません 地雷な方は自衛お願いします( ..)" ※御本人様に迷惑をかけないよう 宜しくお願い致します

sh.side

Nakamu

おけ、終わ……り!

ちゃんと撮れているか確認していた Nakamuのその一言で、 俺達は肩の力を抜いた。

Broooock

あ゛ーーッ…づがれだ〜!

シャークん

お疲れ

きりやん

実写動画の撮影って神経抉られるんだけど

Broooock

わかる〜!

シャークん

あー神経抉られるね、わかるわかる

きりやんのボケを敢えて回収せず、 乗ってみる。

Nakamu

わかる、神経抉られるよな

スマイル

あー…な

スマイルが乗ってくるなんて 珍しいな。 そんな事を考えていると、 案の定きりやんが口を開いた。

きりやん

いや……俺のボケ誰か回収してくんね?

暴力組

wwwwwwwwww

Nakamu

え?何きりやんなんかボケてたの?

きりやん

いや、神経抉られる…って所…

Nakamu

え、マジ?俺そこガチで共感したんだけど

きりやん

いやNakamu日常的に神経抉られる感覚味わってんの?やば過ぎだろそれ

Nakamu

え?いやなんもやばくなくね?

Nakamu宅で久々の実写動画の 撮影を終え、俺達はダラダラと 駄弁っていた。

今回の撮影は きんときだけ都合が合わず不参加。 最近会えてなかったし、 会いたかったなぁ……なんて。

Broooock

で〜?最近きんさんとはどうなの?シャークん

シャークん

…え?

Broooock

もうそろそろきんときと付き合って3ヶ月じゃん

シャークん

ああ、まあ確かに…

俺がぼーっとしているうちに、 いつの間にか話題は俺の恋愛事情に なっていたらしい。

Nakamu

なんか冷めてね?3ヶ月でしょ?まだラブラブしてる時期じゃん

シャークん

いや…いきなり話振られたからww

Broooock

で、どうなの?きんさんとは

え、いきなり何?ww こいつらそんなに人の恋愛とかに 首突っ込む奴らだったっけ?

シャークん

いや、いきなり何?ww

シャークん

ブルーク達人の恋愛とかに首突っ込むタイプだったっけ?

Broooock

や?突っ込まないタイプだよ?

シャークん

じゃあなんで?怖いんだけどwww

Broooock

え〜興味あるじゃん、なんか

理由適当かよwww

Nakamu

いや俺は別に興味無いけどね?

きりやん

俺も無いけどね?

シャークん

何なんだよww

Broooock

wwwwwww

Broooock

スマイルは?

スマイル

……あるっ…ちゃある?

Broooock

あるんだwww

Nakamu

珍しくね?

きりやん

何で疑問形なんだよw

Broooock

ほら、シャークん、スマイルも興味あるらしいしさ?

シャークん

いや意味わかんねぇんだけどww

まあでも別に、必死に隠す程の事でも 無いしな。

シャークん

えーでも別に普通じゃね?

Nakamu

普通って何?どういう基準の普通?

シャークん

いや別に…ベタベタし過ぎる訳でも無く…みたいな?

Broooock

へぇ〜〜

シャークん

自分から聞いといて興味なさ気にしないでくんね?w

Broooock

wwwwwww

きりやん

嫉妬とかは?きんときすんの?

スマイル

きんときの嫉妬とかあんま想像出来ないけどな

シャークん

きんときは…全然しない

きりやん

マジ?

Nakamu

きんとき″は″…って、じゃあシャケは嫉妬するんだ?ww

シャークん

うるせぇ!www

Broooock

え〜〜でもなんか、シャークんだけ嫉妬してるの悔しくない?

きりやん

何でブルックが悔しがってんの?ww

Broooock

あれ、何でだろ?ww

Nakamu

意味わかんないんだけど〜

Broooock

あ、じゃあさ〜僕達みんなできんさんのこと嫉妬させない?ww

シャークん

は?w

Broooock

今度みんなで集まってさ、僕達4人でシャークんにベタベタしてイチャついてさ〜

スマイル

反応見る…って事?

Broooock

そうそうwwww

きりやん

いや流石にワイテルズのメンバーに嫉妬はしないだろww

Nakamu

いや、意外と有り得そうじゃね?

Broooock

お、Nakamu乗り気〜?

Nakamu

いいよ、俺乗った

シャークん

マジ?ww

Broooock

スマイルときりやんは?

スマイル

……やる

シャークん

マジ?

シャークん

スマイルは予想外過ぎるんだけど

スマイル

なんか面白そう

シャークん

人の恋愛をおもちゃにしないでくんね?ww

Broooock

wwwwwww

Broooock

きりやんは〜?

きりやん

ここまで来たら乗るしかないだろ

Broooock

じゃあ決まりじゃん!

シャークん

いや俺は?

Broooock

あwwwwwwww

Broooock

いいよね?シャークん

シャークん

ん〜まぁいいけどwww

シャークん

あんまやばい事はやるなよ?

Broooock

わかってるって〜ww

まあ、相手こいつらだし。 嫉妬させるってもそんな過激な事は しないだろ。

俺は笑いながら承諾した。

あの会話から約2週間。

正直、もう忘れてるんだろうな なんて思って、あの会話について 触れる事も無かった。

それが3日前、 唐突にNakamuからワイテのグルラに 招集の連絡。

「明後日実写動画撮りたいから 集まれる?」

今回は丁度みんな都合が良く、 俺の家に集まる事になった。

その会話の10分後、Nakamuから きんとき抜きのワイテのグルラに 招待された。

「きんときに嫉妬させるっていうあれ 明後日やらね?」

br「それいいじゃ〜ん!」 kr「ありよりのあり」 sm「いいんじゃないか?」 俺以外の3人の賛成により、 あの話を実行する事に決まった。

そして、その実写動画撮影日。

まあ、大体いつも誰かが ギリギリに来るか遅刻するしな〜 予定時刻の30分前。 スマホで時間を確認して、 そんな事を思った。

ピンポーン

インターホンが鳴る。

シャークん

ん〜…?

みんなが来るには早過ぎる時間に 鳴ったインターホンに首を傾げながら 俺は玄関を開けた。

Nakamu

シャケ〜

シャークん

Nakmu…?www

シャークん

まだ30分前なんだけど

Nakamu

知ってる〜〜

Nakamu

お邪魔しまーす

シャークん

はいはいどーぞww

遠慮無く上がり込むNakamuを 招き入れる。

Nakamu

あ、これ差し入れ

シャークん

マジ?ありがと

コンビニ袋を受け取り中を覗くと、 苺、カルピス、スナック菓子…

シャークん

何このラインナップ…?ww

Nakamu

俺の欲が詰まってる

つまりはNakamuの 食べたい物って事か…

Nakamu

カルピスは俺のな、他のはみんなで食べる

シャークん

うい、じゃあ冷蔵庫入れとくよ?

Nakamu

ん〜

ピンポンピンポンピンポンピンポン

シャークん

ッ…!?

Nakamu

うッ……せぇ〜…

ああ、このインターホンの押し方は…

絶対ブルークだな。

Nakamuを見ると俺と同じ結論に 至っていたのか視線が交わった。 2人で「ああ…」と何とも言えない 表情を浮かべる。

シャークん

ごめんNakamu、冷蔵庫に苺とか入れといてくんね?

Nakamu

おけ

Nakamuにコンビニ袋を渡し、 玄関を開ける。

Broooock

あ、シャークん、なんか開けるの遅かったね?

シャークん

Nakamuと話してたからな

Broooock

え〜じゃあ僕2番目?

シャークん

うん

Broooock

マジか〜1番狙ってたのにな〜

シャークん

何で?ww

ブルークと家に入りながら そんな会話を交わす。

 時間を確認すると予定時刻の 20分前。 遅刻魔の1人であるブルークに してみれば早過ぎる時間帯。

Nakamu

ブルック遅かったね

Broooock

何分前についたの?Nakamu

Nakamu

30分前

Broooock

マジか、それは勝てないわ〜ww

ブルークの訪問から5分程 経った時、またインターホンが 鳴った。

シャークん

はーい

玄関の扉を開ける。

きりやん

勧誘の者です〜

シャークん

お帰り下さ〜いww

予定時刻の15分前。 まあ、きりやんが早いのは いつも通りだな。

そんな事を考えていた俺は、 きりやんの後ろから顔を覗かせた 人物に驚いて、 変な声を出してしまった。

シャークん

へェッ?スマイル?

スマイル

早く入れよきりやん

きりやん

はいはい、シャークん凄い声出してんね

そのまま上がり込む2人。

Broooock

遅かったね〜?2人とも

Nakamu

2人で仲良く来たの?

きりやん

いや、シャークんの家の前でばったり会った

スマイル

ブルークが早いの珍しいな

Broooock

スマイルの方が珍しいと思うけどwwww

俺は小首を傾げながら口を開く。

シャークん

え、何、何でそんなはえーの?怖いんだけど

シャークん

俺に逆ドッキリでも仕掛けようとしてる?

Broooock

んな訳ないじゃ〜んwwww

Nakamu

俺らの今回の標的はきんときだから

俺が腑に落ちないという 顔をしていると、 きりやんとスマイルが口を開いた。

スマイル

まあみんなきんときに仕掛けるのが楽しみなだけだよ

きりやん

俺らこういうの大好きだからね〜

みんなの顔を見回してみる。

あぁ、確かに。 みんな悪い笑顔を浮かべてる。 暴走し過ぎないように 見張っとかないとな…

ピンポーン

シャークん

!、はーい

このインターホンの主は 1人しかいない。 俺は立ち上がると駆け足で 玄関に向かい、扉を開けた。

シャークん

きんとき…!

その顔を見て、俺は顔を綻ばせる。

きんとき

シャークん

きんときも俺を見ると愛しいものを 見る時みたいに目を細め、 俺の頭を優しく撫でた。

シャークん

…ッ///

俺は顔が熱くなるのを感じて きんときから目を逸らす。

シャークん

ん、行こ

きんとき

お邪魔しまーす

 俺はきんときと一緒にリビングに 向かった。

リビングへの扉を開けると、 先に来ていた4人が一斉に口を開く。

きりやん

あ、きんときじゃん、もうみんな揃ってるけど

Broooock

遅かったね〜?きんさん

スマイル

きんときが最後って珍しいな

Nakamu

大体最後ってスマイルかブルックだからな

俺が苦笑いを浮かべていると、 ブルークからちょいちょいと 手招きされる。 俺がゆっくりと近づくと手首を 掴まれ引き寄せられた。 胡座をかいているブルークの中に すっぽりと収まる。

グループ内で最高身長のブルークと 最低身長の俺とでは当然体格にも 圧倒的な差がある訳で、 この体勢はそれを見せつけられてる みたいだなと思いつつも居心地が いいので大人しく座っておく。

きんとき

ッえ゛!!?

突然の大声につい肩が跳ねる。

きんとき

え、何で…?ww

きんとき

なんか今日みんな早くない?

訳がわからないというような きんときの表情を見て、 そりゃそうなるよなと内心呟く。

Broooock

まあそういう日もあるよね〜

Nakamu

あるある

きりやん

てかきんときいつまで突っ立ってんの?座ったら?

きりやんに座るように促され、 きんときは素直にその場に座った。

きんとき

なんか今日みんな気合い凄いね?ww

きりやん

まあね、そういう日もありますよね

きんとき

ん〜…ww

戸惑いっぱなしのきんときを他所に、 Nakamuとブルークはさっさと 話を進める。

Broooock

ね〜、僕今めっちゃスマブラしたいんだけど

シャークん

いきなり?www

きりやん

あー衝動的にしたくなる時あるよな

Nakamu

じゃあする?

きんとき

撮影は?

Nakamu

んなの後ででいいだろ

さっさとスマブラの準備を進める Nakamu。

Nakamu

ブルックも手伝えよ

Broooock

やー僕今シャークん満喫してるから無理なんだよね〜

俺の頭に顎を乗せながらブルークは そう言い放つ。 俺を動かない理由にすんなよ…!

きんとき

ね〜…wてかシャークん一応俺の彼女なんだけど?ww

Broooock

えーいいじゃん、きんさんいっつもシャークん独り占めしてるしさ〜

きんとき

んーー…まあいいけどww

独り占めっていう独り占めしてるか? なんて考えてたら、 あっさりと引くきんとき。

そこはもうちょっと 粘ってくれてもいいのに。 そんな我儘が俺の頭に浮かんだ。

自分勝手な我儘を思い浮かべてしまう 自分に嫌気がさしていると、 ブルークが耳元で囁いて来た。

Broooock

ねぇ…シャークん……

シャークん

ッ…びっくりした…なに…?w

Broooock

きんさん思ったよりあっさり引いちゃったね……

シャークん

あー…な

Broooock

手強いな〜…

そんな風に2人して囁いて 会話をしていた。

きりやん

なんかそこイチャついてないですか〜?

きりやんの一言で、みんなの視線が 一斉に俺達に向けられる。

Broooock

え、僕達の事?ww

きりやん

他に誰がいるんだよ

Broooock

え〜?きんときとNakamuだってイチャついてたよ?

Broooock

ねぇ?シャークん

シャークん

え…うん?

唐突にそう話を振られ、俺は咄嗟に 「?」のついた返事を返す。

Nakamu

いや俺らイチャついてねぇから、スマブラの準備終わったのに言い出したブルックが全然来ないからどうする?って話してただけだから

きんとき

まあそうだね

きりやん

だそうですけど、そちらのお2人は何話してたんですか〜?

Broooock

えー、なんか、ね?www

誤魔化しが思いつかないのか俺を見て ヘラヘラと笑うブルーク。

シャークん

あー、なんか今度どっか食い行きたいなって話!

Broooock

そうそう

Nakamu

ふーん…?まあいいけど、スマブラやるのやらないの?

Broooock

やる〜

シャークん

え゛ッ…この体勢のままやんの?やり難くね?

Broooock

大丈夫!

何故か俺はブルークを椅子にした 状態でスマブラをやる事になった。

Broooock

あ゛ーーーッ!!

シャークん

……ッ

俺はブルークが死にかける度に 頭上で叫ばれ、その度に耳を手で 覆っている。

きりやん

ブルック煩いんだけど、シャークんもめっちゃ迷惑そうじゃん

Broooock

あーごめ〜んww

スマイル

シャークんこっち来たら?

スマイルが自分の隣をポンポンと叩く。 俺は逃げるようにスマイルの隣に 移動した。

Broooock

え〜、寂しいよ〜!

Nakamu

煩くしたんだから当然の報いだろ

スマイル

大丈夫か?シャークん

普段滅多に聞かないスマイルの 心配するような言葉に、 俺は驚きつつも笑みが溢れた。

シャークん

大丈夫

スマイル

何でニヤニヤしてんの?

シャークん

いや、スマイルが心配してくれんの珍しくね?だから…

スマイル

何だよそれ…ッww

口元が緩むのを抑え切れない 俺の表情を見て、吹き出すスマイル。

Broooock

え゛、スマイルが笑ってるの珍しくな〜い?

きりやん

マジじゃん、何したのシャークん

シャークん

いや別に何もしてねぇけど…

Nakamu

シャークん恐るべしだなマジで

シャークん

何でだよ

みんなで集まってから30分程 経った時、3日前にNakamuから 招待されたきんとき抜きの ワイテルズのグループLINEに一件の 通知が入った。

「なんか思った以上に反応なくね?」 というNakamuからのメッセージ。 br「ね!なんか思った以上に 手強いよね」 sm「いつもと何も変わらんな」 kr「まあ強いて言えばいつもより 喋ってないってくらいだよな」

画面から目を離し、部屋を見渡す。 ニヤケが抑え切れないという様子の ブルーク。 つまらないとでも言いた気な表情の Nakamuときりやん。 いつも通り無表情のスマイル。

それぞれの表情を確認出来て、 普通に声を発せば聞こえる距離に いるのに態々スマホでやり取りを しているこの状況に少し新鮮な 気分になる。

nk「もうちょっと攻める?」 br「それが1番いいよね」 kr「てかそれしかなくない?」 nk「んじゃそれで」 br・kr・sm「了解」

 俺を置き去りにして会話は進み、 どうやら何かが決定したようだが 何もわからない。

チラリとブルークを見ると俺の視線に 気づいたのか俺を見、 ニコッと微笑んだ。 いや、それだけじゃ何も わかんねぇんだけど…?

Nakamu

シャケ〜口開けて〜

シャークん

…?

言われるままに口を開く。 すると、甘酸っぱい何かが俺の口に 放り込まれた。

シャークん

…ん!?

Nakamu

ほら、差し入れの苺

何かわからなかった為飲み込む事も 出来ず、口を半開きにしたままの 俺を見てそう言い放つNakamu。 じゃあ最初からそう言えよ。

きりやん

え、俺の分は?

Broooock

僕の分は〜?

Nakamu

余ったらやるよ

そう言って自分の口に苺を詰め、 俺の口にも苺を入れるNakamu。

きりやん

それ絶対余んないやつじゃん

スマイル

狡くないか?シャークんだけ

いやそんな事言われても… 目の前の会話に呆れていると、 グイッと肩を引き寄せられ、 そのまま唇に何かが触れた。

シャークん

ん゛ッ…!?

目の前にはきりやんの顔。 そのまま探るようにきりやんの舌が 俺の口内を掻き乱す。

シャークん

ん゛!んんッ…ん〜〜〜ッ!

息苦しくなり、きりやんの肩を叩くが 離してくれない。 酸欠からか体に力が入らなくなり、 きりやんの肩を叩く力も弱くなる。

シャークん

ッ……ぷはッ……

やっと離して貰えたと思えば、 力が入らなくなった体は後ろに 倒れる。

咄嗟に痛みに耐えようと目を瞑る。 が、 俺の体は何かにぶつかり止まった。 ふわっと香った柔軟剤でその何かが きんときである事に気づく。

きんとき

……何してんの?

きりやん

シャークんから苺貰ってただけだけど?

きんとき

……俺とシャークんが付き合ってるの知っててそれやってんだよね?

え? もしかして、きんとき怒ってる…?

いやまあ、そりゃ怒るよな。 俺だって目の前できんときが 他の奴とキスしてたらやだもん。 でも、ここまで怒るのは 予想外だったというか… いつもみたいに 「気をつけなよ〜?w」 くらいで終わるものだと思ってた。

みんなを見ると、 ブルークとNakamuは 心底驚いたという顔を浮かべている。 一方でスマイルときりやんは、 それ程驚いていると言った様子は 見られない。 まるで、こうなる事を予測していた という表情だ。

俺はきんときの顔を見たくて、 きんときから離れようとする。 が、 凄い力で引き寄せられ、 離れる事が出来ない。

スマイル

じゃあ俺らは帰るか

長い沈黙をスマイルの淡々とした 声が破った。

それと同時に、スマイルは ゆっくりと立ち上がる。

Nakamu

まあ俺ら邪魔そうだし

は?

Broooock

だね〜僕らもう一仕事終えたようなもんだし

きりやん

叙々苑にでも行って打ち上げする?

は??

Broooock

そうしよ!じゃあね〜シャークん、お大事に

お大事に?

そのまま、ブルーク達4人はさっさと 帰ってしまった。

いや…きんとき嫉妬超えて 怒ってんだけど? 嫉妬じゃねぇだろ、これ。 このきんときを俺1人で どうにかしろと? 無理だろ。

あいつらに期待した俺が 馬鹿だったわ。

俺は深呼吸をすると、 口を開いた。

シャークん

…きん、とき……?

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コメント

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口角とびはねた

ユーザー

ぐへへへへへ最高てぇてぇ☆

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