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さて、どうするか

ここは、旧ヨーロッパ諸国に所属している旧西ドイツ帝国。

現在は東西を統治し名を「我々国」と表している

そこには個性の強い総統含む“14人”の幹部が集っている

首都「ポッタグネス」に存在する城の内部の部屋で頭を抱える

金髪と紅の瞳を持つ男と

黒髪の赤眼の男2人がいた

名を総統【グルッペン・フューラー】

そして書記長【シュヴァイン・トントン】である

総統の手にあるのは1枚の“報告書”

どうやら、城下町に見回りさせていた“幹部”からの報告書のようだ

グルッペン・フューラー

ポッタグネス城下町東地区4番地に『観光客(スパイ)』を確認。

グルッペン・フューラー

処分済みだが、複数犯の可能性大
被害はポッタグネス城下町東地区4番地12丁目に住む夫婦が行方不明....か

グルッペン・フューラー

最近多いな。このような報告

手に持っていた報告書を自身の机の上に置く。彼の机には多くの紙が置かれていた

トントン

国民からも同じような報告きとるわ。
「どうにかしてくれ!」って多いんやけど、軍の仕事もあるし城下町に兵士を常に配置しとく訳にもいかんやろ?
やから、手を妬いてるんや

トントンはグルッペンが仕上げた書類をチェックしながら、返事をする。

彼の顔には深い隈が刻まれていた。 いつから、寝ていないのだろう

グルッペン・フューラー

【エーミール】や【オスマン】にも、身に覚えは無いのか?

グルッペン・フューラー

あの二人がよく他国に行く

グルッペン・フューラー

どこかで連れてきている可能性もあるだろう

「エーミール」 旧ヨーロッパ諸国旧イギリス 現「ゲッシィ国」出身の男 社交的で紳士的な知識の宝庫と言われる 自身を『戦争屋ではありませんので』と言うが、軍の参謀総長をしており、急変すれば『爆弾魔』の異名を持っている

「オスマン」 旧東アジア諸国トルコ。 現『フェニジオル国』出身の聖職者の人間 聖職者の人間だが、「神なんか」といい信仰心を見せない 女性らしい仕草等で人々を魅力し信仰心の強い国では彼のことを『枢機卿』と呼ぶ 口撃を得意とし様々な国との条約を結んできた凄腕の外交官だ

トントン

残念ながら、2人とも心当たりはないみたいや

トントン

エミさんは大学の教授やし、オスマンは変装してまで他国に行くんやで?

トントン

【ひとらん】もおるし、周りは友好国ばっかりやからなぁ・・・

「ひとらんらん」 旧アジア諸国。極東の国で唯一2000年以上から「平和宣言」している国「櫻の国」の出身 櫻の国の特徴である黒髪と黒眼の優しい男 騎馬部隊隊長を務めながら、軍の料理人として畑や動物の管理をしている。 時に、外交で護衛の任務もこなす

グルッペン・フューラー

それでは、国家絡みでは無いと言うことか

グルッペン・フューラー

何処かの組織がうちに恨みがあると.....

トントン

その線は今、【もりこー】が率いる部隊に頼んで捜索しとる

トントン

頼んで1週間経っとるけど、まだ成果は出とらんみたいや

グルッペン・フューラー

流石、トン氏。仕事が早い

「最高コーラ」通称もりこー 旧アメリカ、ステナァ国出身 情報搾取部隊の隊長を務める人間

トントン

これまで以上に警備や見回りを怠ったらアカンくなったな

トントン

はぁ〜仕事が増える

何を言おうこのシュヴァイン・トントン。書記長の立場は忙しく、全兵士に課した書類の整理や脱走する総統の見張り。そして、城の修復作業などなど。 彼無くして軍は成り立たない。しかも、幹部内でもサボる者、提出期限を過ぎても出さない者が複数人居る為、負担が全て彼に廻る

グルッペン・フューラー

あぁ、適度に休めよ。トン氏

トントン

なら、あんたがちゃんと書類してくれたら、俺の負担は減るんすわぁ

グルッペンはトントンから視線を外す

トントン

まぁ、この件は俺から他に伝えとくわ

トントン

会議するなら、証拠が集まってからな

グルッペン・フューラー

あぁ、わかってるゾ!

そう言い残し、トントンは出ていく

一人残される総統。 その顔は先程と違い

口角が吊り上がり、目を細めニヤニヤしている

グルッペン・フューラー

さぁ、何処の組織か分からんが

グルッペン・フューラー

我々に喧嘩を吹っ掛けた事を後悔させてやろうではないか

我々なりのやり方でな

ふたつの主役第1章~混じり合う存在~

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