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10 - 颯斗×永玖 '寂しい'

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2025年10月12日

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その日、仕事が思ったよりも長引いてしまった。 終わった頃には、もう夜もかなり遅い時間。

颯斗.

(永玖、もう寝てるよな……)

時計を見ながらため息をつく。 連絡を入れる時間もなかったから、 せめて静かに帰って、そっと寝顔だけ見ておこう……そう思いながら玄関の鍵を回した。

颯斗.

ただいま……

小さな声で呟きながらドアを開けると、 ぱたぱたと駆け足の音がした。 次の瞬間――。

永玖.

……はやと……!

目をこすりながら、永玖が玄関に飛び込んできた。

永玖.

おかえり……おそい……さびしかった……

そう言うと同時に、 ぎゅうっと俺に抱きついてくる。 寝起きなのか、声が少しかすれてて、 目もとろんとしている。

颯斗.

えっ……起きてたの?

永玖.

……うん……はやと、待ってた……

眠いはずなのに、俺を待っていてくれたのか。 胸がじんわり熱くなって、思わず笑みがこぼれる。

颯斗.

(……かわいすぎるだろ、マジで)

颯斗.

永玖……ただいま。待たせてごめんな

永玖.

ん…

俺も腕を回して抱きしめ返すと、 さらにぎゅっとしがみついてきた。

その仕草が、もうたまらなく愛おしい。

颯斗.

寂しかった?

永玖.

……すごく……

俺の胸に顔を埋めながら、永玖が小さな声で呟く。

颯斗.

次からはちゃんと連絡する。だから……安心して寝てていいよ?

永玖.

……でも、はやとが帰ってくるまで寝れない……

その言葉に、心臓が一気に跳ねた。

颯斗.

(あーもう、ほんと……かわいすぎて死ぬ)

本当は「今日はもう遅いし、永玖は寝な」って 言うつもりだった。 でも――俺にしがみついて離れようとしない その姿が可愛すぎて、完全に理性が崩れた。

颯斗.

永玖……ベッド行こ

永玖.

……ん……

素直に頷いて俺の手を取る永玖。 その無防備さがまた俺を狂わせる。

ベッドに連れて行くと、 永玖が照れたように見上げてくる。 頬が赤くて、瞳が潤んでいて…… 可愛い、ほんと可愛すぎる。

颯斗.

永玖……もうちょっとだけ、付き合って?

永玖.

……はやとになら……なんでもいい

耳まで真っ赤になりながら言うその言葉に、 完全に理性は飛んだ。

その夜、俺は永玖を強く抱きしめながら、 何度も「可愛い」って口にしてしまった。 永玖も俺に応えるように腕を回してくれて、 心地よい熱に包まれながら、 夜はゆっくり深く更けていった。

颯斗.

(やっぱり俺には、永玖しかいない……)

そう確信しながら。

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