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ビビビビッビビビビッ

静かな部屋の中に特徴的な 鈍いアラーム音が響く。

ん"ー…、

…うるっさ、…

粗雑にスマホの画面をタップしながら 重い身体をゆっくり起こす。

……だる、休もかな

…もーまじ朝し"んど……

朝は一定時間虚無になりがちだ。 朝日が眩しくて自身を嘲笑っている ようにも感じてくる。

…ー…起きるか。

"…あんなの。おかしい。"

…、はーっ…くだらな。

そんな綺麗事は存在しないのに。

(投稿頻度最近遅くて本当にごめんなさい!!忙しい事も多々あり…首を長くしてお待ちくださいませ〜…)

こんちゃーす!

いやぁ不穏!!

さつき(マッマ)

一段落したはずなのにそうとはとてもじゃないけど思えないくらい不穏なんだけど

sorena

んじゃれっつご

きな

…、ぁーあ、…

きな

また、かぁ、…

がらんとした教室の中一人、 また私は机にうつ伏せていた。

ガサツだし、サバサバ系なのに 皆に好かれてなんでもできる。

…私がどれだけ頑張っても 多分、絶対追い付けない。

そんな友達に、 私はずっと嫉妬している。

お友達

なーにしてんの!

きな

…ぁ、いや別にw

きな

…ちょっと疲れちゃって

なんでこんな時間まで残ってるの…

お友達

えぇ?疲れてるって…w夜更かしでもしてんじゃないのぉw?

きな

してない、よ…w

お友達

じゃなきゃきなが疲れてるとかほぼありえないでしょ〜

お友達

きなが真面目に勉強してるはずないしw

きな

、っ、…

誰でも貴方みたいにできると 思わないでよ。

私はー…っ

きな

…あはは、ごめん、
私…帰るね、。

きな

…あーあ、逃げてきちゃった、w

きな

私には、正解が分からない。

きな

…どうすればいいんだろ…

なんだか泣きそうになってきた。

「灯籠の導きに従いなさい」

きな

…な、なに!?

急にその場に響く声に 身を震わせる。

目の前に浮かぶ灯籠に軽く恐怖を覚えるも、付いていくべき、と本能が訴えている気がした。

きな

…っ

きな

ま、まって!

走ってきた先にはー…

きな

海…?

いや、もうなんでもいい

きな

海だろうとなんだろうと飛び込んでやる!!

私は無我夢中で走っていった。

きな

…こ、ここは、…?

朱。

…あ、参拝者さん!✨

茶柱

…あ、ほんとだ。

きな

すみません、ここって…どこ…ですかね

朱。

説明しよーう!!

朱。

…ちゃばが。

茶柱

はぁ〜いw

(かくかくしかじか〜) と、説明をしてもらい、ある程度の内容を理解する。

きな

な、なるほど…

きな

わ、かりました。

茶柱

大丈夫、神は全てを((略

朱。

まだやるんだぁ…😌

こんなので私の悩みが解決するのかな、なんて考えてしまう自分に 軽く嫌悪感を覚える。

きな

(…まぁ、やるだけやってみよう。)

そんな軽い気持ちで 神社へ向かって歩く。

お賽銭をいれて、 心の中で悩みを打ち明けた。

きな

(…これでいいかな。)

きな

出来ましたよ、〜

振り返るとお2人は 複雑そうな顔をしていて

やっぱり意味分かんないよな、こんなの、なんて思ったりして

茶柱

…複雑な悩みやなぁ

朱。

そうだねぇ…

少しの間を置き、 茶柱さんがこんな事を言い出した。

茶柱

んー…申し訳ないけど、今回は僕協力出来なさそうだなぁ、w

朱。

…んぇ?

茶柱

しゅーちゃに任せる〜

朱。

え、ちょ、待ッ

茶柱さんは早々に 何処かへ行ってしまった。

朱。

ちゃ、ちゃば…、?

朱。さんもやはり困惑の表情だ。

きな

…いつもは、協力して解決しているんですか?

朱。

んぇ、あ、うん…そ、うなんです、けど

朱。

ご、ごめんなさい、こんなの初めてで…

きな

あ、いえ…大丈夫ですよ

朱。

私なりに頑張ってみるから、安心して!

朱。

な、悩みは解決してみせるから!

そういう朱。さんの表情からは 不安と焦りが滲み出ていて

茶柱さんに軽い怒りを覚えた。

きな

(…なんなの、あの人)

朱。

…!あ、そーだっ!、ついてきてほしい所が出来ました!!

きな

…?

朱。

っこっち!✨

さっきの表情から一転、 なにか思いついたと言わんばかりに 私の手を引き走り出した。

きな

ちょ、っ!?

連れてこられたのは、 金魚が泳いでいる透き通った池。

きな

…わ、綺麗…

朱。

でしょ〜✨

朱。

ここは、貴方を映し出してくれる池なんです!✨

きな

わ、私…ですか

朱。

そう!ちゃばみたいに上手く説明は出来ないんですけど、…

朱。

貴方から見た貴方のお友達さんと、お友達さんから見た貴方を映し出す事ができます!

あの子から見た私、…?

その言葉になんだか 背筋がぞっとする。

きな

い、いい、です。

きな

やめときます。

絶対にろくなもんじゃない。 そんなの答えから決まっているのに

朱。

…に、逃げないで、!

きな

っ、…

朱。

大丈夫です、私も付いてますから、ね

そう言われ、仕方なく目を 細めながら池を見つめる。

…そこに写ったあの子は、 …やっぱりなんでもできて、ガサツで、なのに人気者で。

きな

…これを、見せたかったんですか、w?

乾いた笑いが漏れる。

朱。

…私が見せたかったのはこの後ですよ。

きな

(この後…?)

もう一度池を見ると、 そこに写っていたのはー…

楽しそうに笑っている私だった。

きな

…こ、これは、…?

意味が分からない。 これがあの子から見た私、?

友達を励ましたり、場の雰囲気を和らげたり、まさかそんな役割をしていると言わんばかりの景色がそこには広がっていて。

朱。

…人には得意不得意があるって事です、

朱。さんがゆっくり言葉を紡ぐ。

朱。

隣の芝生は青いって言うじゃないですか、…きっと、きなさんとお友達さんは、ただ、すれ違ってるだけなんじゃないか、…って、そう思うんです。

朱。

貴方は十分素敵ですよ

きな

(十分素敵、…か)

…あぁ、なんて耳障りのいい言葉だろう。綺麗事だ、どう考えたって。

…それでも、心にすっと染み込んでくるようなこの優しさが

どうしようもなく、優しくて 暖かくて。

綺麗事を超えてくるほどの 説得力がそこにはあった。

てことで

さつき(マッマ)

どうした即逃げ野郎

まぁまぁ…

次でわかりますから

さつき(マッマ)

どんな理由があるんかねぇ…(^^)

ハ…ハハハ……

(後、地味にあの池登場2回目です☆)

じゃねばい〜

朱縁詠宮に«繧オ繝ィ繝翫Λ»を。

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