ゆう君
ばあちゃん
ゆう君
ばあちゃん
ゆう君
ばあちゃん
ゆう君
ばあちゃん
ゆう君
ゆう君
ばあちゃん
ばあちゃん
ゆう君
ゆう君
ドアの向こうから知らない声がした
大人たち
大人たち
大人たち
大人たち
大人たち
まだ幼いながらも感じ取った
ばあちゃんは僕を置いていったと
涙が一滴こぼれた
意味は分からず
だが、抑えることは出来なかった
ゆう君
ゆう君
ゆう君
ゆう君
手を合わせた
この意味はまだ分からなかった
だが、こうした方がいいと言われて
ただ手を合わせた
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
そう呟いて、電車に乗った
いつかはこれを追い越すと誓った
この街を置いていく
世界は今日という日を
「何もない平日」と呼ぶだろう
俺はこの日を忘れない
涙とあの日の僕を置いていく
今日というこの日を
コメント
4件
感動🥺
いいですね。 ゆうとにとってはやっとスタートできる日だったんですね。