さとみ
掃除が終わって箒を片付け、 スクールバッグに教科書を入れる
さとみ
さとみ
ちょうど、ドア付近から声がした
ころん
さとみ
いつも先行ってるのに、珍し
ころん
言いながら君はずかずかと教室に入ってくる
さとみ
ころん
さとみ
ころん
そう言うと君は俺の手を握る
ころん
さとみ
さとみ
少し先にいる君に追いついて 隣を歩く
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
話しながら階段をおりていると
突然冷たい風が吹いた
さとみ
ころん
さとみ
窓が開いていることにきずいて 繋いでない方の手で急いで窓を閉めた
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
まだ君と繋いでいる手に 少し目をやる
さとみ
ころん
下駄箱に到着すると
見慣れた4人の姿があった
ころん
なーくん
さとみ
りいぬ
ジェル
るぅと
りいぬ
ころん
「なんか手繋いでるw」
さとみ
なんとなく恥ずかしくなって
ころん
さりげなく、君の手を離してしまった
さとみ
なーくん
りいぬ
ころん
さとみ
なーくん
ジェル
まで明るかったのになぁ
るぅと
ころん
りいぬ
さとみ
とか言ってたよな
りいぬ
よく覚えてんな…w
ジェル
りいぬ
ころん
なーくん
さとみ
話してたらあっという間で
いつも皆と別れる道に来た
さとみ
ころん
ころんは俺と隣の家だから
ここからはいつも2人だけで帰る
なーくん
ジェル
るぅと
りいぬ
手を振りながら、みんなに背を向け歩きだす
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
手、寒いなぁ
ころん
隣を歩く君の手をみる
さとみ
…離さなければよかった
今更少し後悔した。