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ギルド受付嬢

出発の前に説明することがあります、まず片割れの愛の正確な居場所が掴めていないため2つのチームに別れて捜索します

ギルド受付嬢

まず暗黒の森に行きたい方はこちらに

ギルド受付嬢

次に澄みの川の方に行きたい方はあちらに

ギルド受付嬢

そして今回私達ギルドの職員が伝令役として二名が派遣されます

数分後

ガム・エクステンド

どうする?どっち行く?

ラス

人数が少ない方に行きませんか?

ガム・エクステンド

良いね~

レイ

えーっと今少ないのは澄みの川の方ですね

ガム・エクステンド

じゃあそっちいこうか

ガム・エクステンド

冒険者の皆は並んだみたいだね

レイ

そうですね、やっぱりこっちが少なくなってしまいましたね…

ギルド受付嬢

冒険者の皆さんが並んだので騎士団の方々で人数調整しますね

ギルド受付嬢

副団長さん、団長さんは澄みの川の方にその他の団員さんは暗黒の森の方にお願いします

ガム・エクステンド

ちょっと待って!?人数の差がおかしいんですけど!?

ギルド受付嬢

あの二人にはそのくらいの強さがあるので安心してください

ガム・エクステンド

そうなんだ…

澄みの川チームにて

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

紹介をさせてもらう!私はロリョシタ王国第2騎士団団長ネタミだ!よろしく頼む!

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

質問があれば言ってくれ

ガム・エクステンド

はーい!

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

そこの少女!聞かせてくれ!

ガム・エクステンド

…僕は男の子です…何回目だよ…この会話…

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

そ…そうか…すまない…

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

それで質問は何だ?

ガム・エクステンド

切り替えて…ネタミさんの能力を教えて下さい!

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

…私に…能力はない…

ガム・エクステンド

え…そうなんですか…

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

やはり私は…哀れまれ…蔑まれ…軽蔑されるのだな…(心の声)

ガム・エクステンド

すごいですね!

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

え…?

ガム・エクステンド

だって能力無しで団長まで登ったんですよね?

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

あ…あぁ…そうだが…

ガム・エクステンド

なら本当にすごいことですよ!後でサインください!!!

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

ま…まぁ別に良いが…金にはならないと思うぞ…?

ガム・エクステンド

売ったりしませんよ!

ギルド受付嬢

皆さん!出発します!

ガム・エクステンド

はーい!

ギルド受付嬢

皆さん、それぞれこの辺りの捜索をお願いします

数十分後

ラス

居ませんね…

ガム・エクステンド

割と長い間探してる気がするんだけどね~

レイ

そうですね…少なくとも30分ぐらい探してる気がします

ギルド受付嬢

…!皆さん!暗黒の森の方に片割れの愛が居ると連絡が来ました!今すぐそれぞれ移動してください!!!

ギルド受付嬢

既に暗黒の森の方では戦闘が既に始まっている用です!

ガム・エクステンド

…!レイ!ラス!行くよ!

レイ

はい!

ラス

分かりました!

ガム・エクステンド

急ぐよ!

レイ

はぁ…はぁ…つきましたね…

ラス

はぁ…ここから戦闘ですか…

ガム・エクステンド

何あれ…ゾンビ!?

ラス

それにすごい物量ですね…

ガム・エクステンド

あっ…!見て!
あの娘すごい!
(指をさす)

ガムが指さした先には長髪の女の子が笑いながら大量の敵を倒していた

長髪の娘

あはっ!あははははははは!!!!!!!

レイ

少し怖いですね…

ラス

そうですね…

ガム・エクステンド

じゃあ戦闘を始めようか

ラス

初クエスト頑張ります!

レイ

大変そうですけど頑張りましょう

ラス

ふんっ!(ゾンビを蹴る)

ゾンビを蹴るとボロボロと崩れていく

ラス

これ…土で出来てますね?

ガム・エクステンド

うぐっ…けどこいつら攻撃力は高いよ…(ゾンビの攻撃を受けてしまう)

レイ

大丈夫ですか!?

ガム・エクステンド

うん…大丈夫…それより2人は…大丈夫?

ラス

こっちは大丈夫です!

レイ

私も大丈夫です

ガム・エクステンド

OK、出来るだけ怪我せずにいこう

ガム・エクステンド

【ガム製作】(ガムビルド)シールド

レイ

えいっ!(ゾンビを殴り倒していく)

ラス

せいッ!そりゃ!(ドンドン倒していく)

レイが少し油断しゾンビに近寄られ攻撃を食らいそうになる

レイ

…!?しまっ…

ガム・エクステンド

(レイの代わりにガムで出来た盾で攻撃を受ける)うっ…

レイ

ガムさん!すいません!

ガム・エクステンド

良いよ…戦闘に集中して

レイ

は…はい!

数十分後

ラス

不利ですね…けど…この状況なら…!

ラス

能力発動!
「天秤は均衡を保つ」

そう言い終わるとゾンビがドンドンと崩れていく

ガム・エクステンド

あれ…?少し楽になった?

ラス

私の能力です

ガム・エクステンド

成る程!ありがとう!

レイ

もう少し頑張れそうです

ガム・エクステンド

もう無理…動けない…ラスは気絶しちゃったし…

ガム・エクステンド

あ!けどあの長髪の娘ならやられてないはず!

レイ

あの人ならさっき濡れてるところがあったみたいでそこで転んでその先に偶然ゾンビの攻撃が来てて気絶してましたよ…

ガム・エクステンド

えぇ…

どこからかゾンビがガムに近付き攻撃し始める

ガム・エクステンド

うぐ!うあぁ!

レイ

ガムさん!!!!!

レイ

動いて…!動いてください!私の体…!(心の声)

レイ

皆に優しくしてもらって…守ってもらったから今度は…私が守らないと…!けど…体が言うことを聞かない…!(心の声)

レイ

神様でも…!仏様でも…!誰でも良いから!
私に…私に…!人を守
れる位の力を…!(心の声)

貸して下さい!!!!!

その時レイにはこの世の者では無いかのような美しい声が聴こえてくる

美しい声

ふふ…一回だけよ

レイ

…あれ?ここは?

美しい声

貴女の心理空間、つまり心の中って事よ

レイ

貴女は?

美しい声

うーん…そうね~女神とでも名乗っておきましょうか

レイ

…!そうだ!速くガムさんを…!

女神?

安心して今は時間が止まってるから1秒も進んでないわよ

女神?

貴女の強い思いと呼ばれた気がしたから来てみたの、私の力が必要かしら?

レイ

…必要ですね…

女神?

それじゃあ未来の貴方の力を前借りさせて上げる

レイ

未来の私の力?

女神?

正確には強くなれた世界線の貴女の力ね

レイ

へぇ~

女神?

それで1つ相談、力を貸すのは良いんだけどそれにはそれなりの代償があるんだけど、どうする?

レイ

仲間を守れるなら…もう迷いはありません…

女神?

…!良いね気に入ったわ少しサービスして上げる

女神?

あ、言い忘れてたけど貸した力の名前はこっちが勝手に決めるけど許してね、それじゃ頑張ってね

時が動き始めるとレイの体が冷気をおび始め、レイの肌の上から氷が覆い始める

そうしてレイの顔以外の全てを覆い、背中から氷の翼が生えてくる

レイ

【氷解の翼】ですか…良い名前ですね

レイ

体が痛い…凍傷ですかね…多分これが代償ですかね…?

レイ

とりあえず倒さないといけませんね…

レイが戦闘を始める

ガム・エクステンド

レ、レイ!?

ガム・エクステンド

とりあえずレイが戦ってうちに負傷者を逃がさないと…!

レイ

【氷祈錬成】剣

そう言い終わる氷で出来たつかの無い西洋の剣がレイの右手に現れる

レイ

不思議な感覚ですね、知らない技の名前がすらすらと出てくるのは

レイ

それじゃあ未来の私の力を見せてもらいましょうか

レイが腕を横に振ると地面に氷が出現し何匹ものゾンビが貫かれる

レイ

おぉ~便利ですね

ガムは負傷者を運んでいる

ガム・エクステンド

うぅ…重い…!

ガム・エクステンド

けど…頑張らないと…

長髪の娘

あれ…私は…何を…

ガム・エクステンド

あ、起きた

ガム・エクステンド

突然でごめんなさい!とりあえず人運ぶの手伝ってくれませんか?

長髪の娘

は…はい!

長髪の娘

やった!久しぶりにまともな人と会話が成立した…!

ガム・エクステンド

ん?何か言いました?

長髪の娘

あっ…い、いいえ…

少し移動して

ガム・エクステンド

はぁ…はぁ…とりあえず運んだけど…治す能力の人も居ないし…ギルドから増援を呼ぼうにも受付嬢さんも気絶してるし…

長髪の娘

あっ…あの…

ガム・エクステンド

何ですか?

長髪の娘

えっと…もしかしたら治せるかもしるません…

ガム・エクステンド

え!?ど!どうやって!?

長髪の娘

えっ…あっ…そのっ…わ…私の能力で…

ガム・エクステンド

もしかしたらでも良いですからお願いします!

長髪の娘

は、はい!

長髪の娘が倒れてる人に手をかざす

長髪の娘

時間逆行…

そういうと少しずつ傷が治っていく

長髪の娘

あ…それと治せるだけで起きる訳じゃ無いので…

ガム・エクステンド

分かりました

ガム・エクステンド

あ、名前聞いて良いですか?

長髪の娘

あっ…えっと…御影優子
って言います

ガム・エクステンド

優子さん、よろしく

ガム・エクステンド

僕はガム・エクステンドよろしくね

長髪の娘

ガ…ガムさんですね…よろしくお願いします…

ガム・エクステンド

じゃあ僕は戦いに行ってくるので負傷した人達を見ててください

長髪の娘

え!?あなたも怪我してますし、行ったらだめですよ!?

ガム・エクステンド

それでももしかしたら仲間が困ってるかもしれないから行きます

そう言い終わるとガムは走っていく

長髪の娘

はぁ…人情に熱いですね…まぁとりあえず私はここの人を守らないと…

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

…!私は何を…?

長髪の娘

あ、起きましたね

ガム・エクステンド

レイ~!

レイ

あ!ガムさん!

レイ

倒せたんですけど飲まれた人どう励ませば良いか分からないんですけど…

ガム・エクステンド

あーなるほど…僕に任せて

ガムが男の方に歩いていく

ガム・エクステンド

ねぇお兄さんえっと…NTRれちゃって暴走しちゃったんだよね?

先程まで飲まれていた男

そうだ…何で…どうして…

ガム・エクステンド

きっとお兄さんなら他にも素敵な人を見付けられるよ

先程まで飲まれていた男

え?

ガム・エクステンド

NTRれちゃって暴走するぐらい絶望するぐらい愛は深くて一途何だし

ガム・エクステンド

ここでずっと立ち止まってちゃだめですよ
(手を指し伸ばす)

先程まで飲まれていた男

…!そうかもしれないね…ありがとう、少し元気が出たよ…

ガム・エクステンド

あ!ネタミさーん!解決しましたよー

ロリョシタ王国第2騎士団団長 ネタミ

ネタミの顔を見ると目のハイライトが消えて様子がおかしかった

ガム・エクステンド

ど、どうしたんですか?

突然ネタミの背中から糸のような物が映えてきてネタミを包み込んでいく

ガム・エクステンド

…!?な…なに!?

レイ

モンスターの影響ですかね!?

ラス

これはまるで「繭」見たいですね…

ガム・エクステンド

確かに、とりあえず破れるか試してみようか

各々が攻撃をするが破れない

ガム・エクステンド

固いね…

ラス

出来ることなくなっちゃいましたし待ってみましょうか

レイ

それしか無さそうですしね

第8話 不完全な力 終わり

次回予告 第9話 羽化 お楽しみに~

ぐろー!あっぷ!

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