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🔎赤いカーネーション 花言葉
若井side
スマホの通知を見た瞬間、 俺は宿泊先のホテルから飛び出した。
藤澤が転倒して出血、?
鳥肌が止まらなかった。
もしまた忘れてしまったら、?
💙
信号で止まり、 自分の荒い呼吸だけが耳に入る。
早く、早く行かないと。
まだ手に届くうちに
💙
目を合わせて話したいことが 沢山あるから、
向かいの信号が点滅する。
忘れてもいい、いや忘れたら駄目だ。
そんな我儘な俺を許してくれよ、
香しい薫りがして振り返ると
そこは赤いカーネーションが 咲き誇っていた。
💙
藤澤side
「お姉ちゃんっ、ごめんねぇ泣」
目の前で泣いている男の子を 何とかしなきゃ、、
そう思っていたのに、 血を見た瞬間 体が緩くなった気がした。
看護師
看護師
肩を抱えてくれた看護師さんの 腕を振り払う。
看護師
今なら行ける気がする。
医者
看護師
貴方に会いに行ける気がするの。
病み上がりだろうが関係ない。
とにかく足を動かす。
ね、若井さん。
今、貴方は何処にいるの?
病院を飛び出して、無我夢中で走った。
ここが何処だか分からないけど 足が動く方向にただ進むだけ。
💛
信号待ちで乱れた呼吸を整える。
皆が待ってくれている。
若井さんが僕を待ってくれている。
そのために僕は生きてきたんだ。
💛
出る限りの声で若井さんを探す。
頭からの出血が貧血を及ぼす。
💛
駄目、今はくたばれない。
ふと、香しい匂いがして振り返る。
そこには赤いカーネーションが ズラッと並んで咲いていた。
向こう側の道に行ったら よく見えるかな、、
💛
少しの間、疲れた体を休ませるため カーネーションの側に座り込む。
此処の空気はとても澄んでいて、 とても落ち着いた。
💛
カーネーションを見ていると なんだか悲しくなってきちゃった…
探している人に会えないから?
自分が弱すぎるから?
僕から「好き」を取ったら 何が残るんだろ…
💛
💛
近くに足音を感じる。
その時、僕の大好きな薫りが そこらじゅうを包んだ気がした。
💛
若井side
病院周りの道を何度も何度も ぐるりと回った。
…なんで藤澤は病院から脱走した?
正直意味は分からなかったが 「大丈夫」と心に言い聞かせて走る。
💙
ふと、覚えのある匂いに鼻が気付く。
カーネーション、ここまで 匂いが拡がるなんて…
普段なら気にしないが、 今日はヤケにカーネーションが気になる
少しばかりの休憩として、 カーネーションでも見てみるか、、
カーネーションまで後100mも無い所で 俺は足を止めた。
人が居る。しかも女性。
なんだか懐かしくて、恋しくて…
必死になって声をかけてしまった。
💙
人違いの心配も、不審も感じられる事も 全部心配なかった。
俺は、その顔が見たかったんだ。
💛
💙
💛
💙
バッと立ち上がった藤澤を 包むように抱き締める。
サラサラなチョコ色の髪。 吸い込まれそうな綺麗な瞳。 身長は低いけどスラッとした体。
藤澤涼架。それが藤澤涼架だから。
今抱き締めてるのも、 俺の名前を連呼しているの 全部全部、涼架だから。
💛
💙
2人の再会を、 赤いカーネーションが優しく見守った。
どうも主です。おひさ~
んで、このお話の終わりが見えない、笑
❤…くれるよね?(圧
主
スミマセン