こんな私でも。#2

－現在－

高校1年の春。

私達は高校1年生になった。

多分友達も増えないんだろう。

私は別に嬉しくはない。

どうせ友達も増えない。だから。

私は月がいれば生きていける。

だから、恋人なんて要らない。

私は、月が違う男の人に取られると考えるのが嫌だった

まあ、将来的にはそうなるんだけど。

ﾀｯﾀｯﾀｯ

今日は入学式。

友達の1人や2人くらいは出来てもいいかなって思っちゃったり、

－学校到着－

そっか、クラスが月と必ず同じってことじゃないのか、

－入学式後－

私は教室に向かう。

月が居ないのって、不安だなあ…

あっ…、

階段につまずいてしまった。

ん…？なんか、、

背中に違和感…

あ、女の子だっ。助けてくれたのかなっ

この人いい人だなあ…名前は…

そうだっ、名札を見よっ

美咲…さんっ？

友達って、こんな簡単に出来ちゃうんだ。

なんか、月ちゃんと友達になった頃を思い出す。

なんか、微笑ましい。

私には月しかいないと思ってたから。

なんか、嬉しいなっ

高校生活は、楽しめそう、！

私も、こうやって少しずつ変わっていくのかな…

第2話～完～