主
おはこんばんわん!
凛
ども
主
初めて壁をすり抜けた感想は?
凛
これまた突拍子もない、、、
主
で?どうだった?
凛
え〜、、、、、、まあ、びっくりはしたけど面白かった、、、です
主
いいなぁ〜
主
主も死神になってみようかなぁ
凛
ロクなもんじゃないですよ。
主
ふ〜ん
主
それじゃこのへんで、ごー
凛
ふぅ
凛
結構階段のぼりましたね。
私達は階段をのぼり、屋上に来ていた。
凛
でも疲れてないんですけど
凛
これも死神になったせいですか?
柳葉
死神、、、というか、死んだらだいたいそうですよ。
凛
へーえ
凛
(空も飛べて、壁もすり抜けられる、疲れないって、色々便利だな)
凛
あ、、、
凛
あの子ですか?
フェンスの外に、一人の女の子が立っている。
柳葉
そうみたいですね。
凛
これから私にやったみたいに?
柳葉
ええ。
柳葉
やめた方が良いですよ。
凛
(私もあの時は死神みたいなんて呑気に思ってたけど)
凛
まさか自分が死神になるなんて思ってもいなかったなぁ、、、、、、)
柳葉
ここからですよ。
凛
(あそこから記憶がないんだっけ、、、、、、)
凛
(どうなってたんだろう)
ズボ
凛
ちょっ、、、、、、
凛
ええええええ‼︎
柳葉さんは、女の子の心臓の辺りに手を突っ込んでいた。
凛
殺す気ですか‼︎
柳葉
ああ、違いますよ
柳葉
これです。
凛
(石、、、?虹色で綺麗、、、、、、)
柳葉
これは生命の石と言って、事故など諸々含めての残りの寿命が分かる石です。
凛
残りの寿命?
柳葉
はい。
凛
それをどうするんですか?
柳葉
これを使うんです。
凛
(天秤、、、?)
柳葉
この天秤は特殊な物で、生命の石の重さがはかれます。
凛
、、、と、生命の石ですか?
柳葉
これは命が尽きる時の石の重さと同じ重さに作られている人工の石です。
柳葉
この天秤に人工の石と生命の石を乗せて、釣り合ったら今が寿命という事で、人工の石より重かったら、まだ寿命ではないと言う事です。
凛
人工の石より重い、、、!
凛
、、、この後どうするんですか?
柳葉
どうにか説得します。
凛
(強引、、、‼︎)
千花
、、、、、、う〜ん、、、、、、
柳葉
目が覚めたみたいですね。
凛
本当に大丈夫なんですよね。
千花
って、何なの、、、?
千花
もうちょっとでこんな世界からさよならできたのに、、、、、、
凛
(普通はそうなるよね、、、、、、)
柳葉
ここは任せてください。
柳葉
自殺なんてしない方がいいですよ。
千花
っでも、、、、、、!
千花
学校に行ってもいじめられるだけだし、もう死んじゃった方がマシだよ!
柳葉
あなたが死んで悲しむ人がいるでしょう?
千花
そんなの、、、、、、
柳葉
家族とか、友達とか
千花
っ、、、!
柳葉
生きてた方がいい事もこの先ありますよ。
千花
(、、、、、、奈緒ちゃん、、、お母さん、、、、、、)
千花
でも、、、いじめは、、、、、、
柳葉
自分で少しでも変えられるよう頑張ればきっと報われますよ。
千花
、、、、、、、、、、、、
千花
、、、そうだね。
千花
私、頑張ろうとしてなかった。
千花
変えられる事もあるよね!
柳葉
よかったです。
柳葉
これで私達死神の仕事は終わりです。
千花
、、、え?
千花
あれ?
千花
いない、、、、、、
凛
、、、、、、あの時
凛
天秤が釣り合っていたらどうするつもりだったんですか?
柳葉
その時には、記憶を消して、これからの事を見ているつもりでした。
凛
‼︎
凛
じゃあ、、、
柳葉
もしそうなったら、魂の回収はこちらでします。
凛
、、、、、、
柳葉
そこまでが死神の仕事です。
凛
、、、、、、そうですね。