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3.生き物係?
あおい
のどか
しずく
水嶋 蒼
のどか
あおい
近くの公園まで散歩に来た俺たちは、 今、自販機の前で言い争いをしている。
こんな事になった経緯を話すと長くなるが、 簡潔に言うとジュースを誰が奢るかを揉めていた。
水嶋 蒼
あおい
3人がそれぞれのボタンを押した事を確認し、 俺は自販機の前に立つ。
のどか
水嶋 蒼
水嶋 蒼
あおい
あおい
俺が自販機のボタンで指を彷徨わせていると、 あおいが茶化すように言ってくる。
あおい
水嶋 蒼
あおい
あおい
水嶋 蒼
あおいは適当にボタンを押すと、姉妹の手を引き、 逃げるように去って行く。
水嶋 蒼
すると、あおいの言うとうり、ポツポツと雨が降り出した。
俺が宿に着く頃には、雨がかなり強く降りしきっていた。
ドアを開けると、もう真っ白な着物に着替え終えた姉妹が、 俺を出迎える。
と、思いきや_____
水嶋 蒼
しずく
しずく
俺は仕方なく引き返すと、緑のこけに囲まれた庭に向かう。
水嶋 蒼
そこには、濡れた着物に身を包むのどかが、 何かを守るようにしゃがみ込んでいた。
のどか
水嶋 蒼
着物の裾が水溜まりにつかないため、軽く着物の裾を持ち上げると、 小さな白い生き物が、のどかの腕の中で微かに動く。
水嶋 蒼
水嶋 蒼
のどか
そこには、青く透き通った瞳の白猫が、首を傾げていた。
のどか
水嶋 蒼
屋根の下へ避難すると、どこかぐったりとした様子の白猫を、 のどかは心配そうに抱き抱える。
のどか
水嶋 蒼
のどか
水嶋 蒼
のどか
水嶋 蒼
のどか
のどかは俺に猫を預けると、宿に戻っていく。
水嶋 蒼
横殴りの雨は、傘をさしていても意味がないほどに威力を増す。
冷たい雨が俺の体に打ち付け、少しずつ体を冷やしていく。
のどか
のどか
水嶋 蒼
水嶋 蒼
のどか
のどか
水嶋 蒼
のどか
水嶋 蒼
水嶋 蒼
のどか
続く