テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

とまれ。

第4話 - 4話。

2021年09月12日

#恋物語

陽花(仮)

沙月父

よぉし、これから4人で頑張るぞ！

沙月

(何をそんなに張り切ってるのか…)

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

ね、ちょっといい？((ﾎﾞｿｯ…

沙月

え、

沙月

じゃあ、また夜ご飯の時に

沙月父

あぁ

紫風の部屋

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

あのさ、お前って

沙月

うん

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

家事できるんだろ？

沙月

はい

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

お願い、教えてくれ！

沙月

え？

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

将来料理できる人になりたいんだって！

沙月

いや、でも…

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

なに？

沙月

教えられるほどうまくな

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

それでもいいから！ね！

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

お願いします

沙月

そこまで言うならいいですけど…

沙月

期待しないでくださいね

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

(なんでそんなに自己評価が低いのか…)

沙月

まず、包丁の使い方は分かる？

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

そりゃそうだろ

沙月

とりあえず、今日のサラダの具材を切って欲しいんです

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

了解

沙月

じゃあ私は別の作ってますからね

沙月

隣で見てますので安心してください

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

はーい

数分後

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

疲れたんだけど

沙月

え、いや待ってください

沙月

この数分間でそれくらいって、、

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

うるさいなぁ…

沙月

いや、はぁ、もう……

沙月

じゃあ琉斗さんは卵割って、溶かしたやつをこのスープに入れて混ぜてください

沙月

あ、こしょう忘れずに

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

分かった

そして数十分後

沙月

よし、これで4人分のご飯できましたね

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

うん

沙月

じゃあ、2人を呼びに行ってください

沙月

私は机の上に並べておくので

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

分かった

ご飯，お風呂もすませてあとは寝るだけ…

沙月

はぁ…

思わず大きなため息をつく

沙月

こんな事なら来世では普通に暮らしたい……

沙月

会社持ってるわけでもないのにお父さんの家がこんなに広いとか聞いてないし

沙月

一般人が住むところじゃないよ……

コンコンコン

沙月

はーい

沙月父

沙月〜

沙月

お父さん、どうしたの？

沙月父

いや、その

沙月父

琉斗くんとはどうかなと思って

沙月

なに？

沙月父

うまくやっていけそうか？

沙月

うん

沙月父

そうか…よかった

沙月父

ごめんな、沙月には今まで寂しい思いをさせ

沙月

そういうの、いいから

沙月

私はお父さんが居るだけでも充分幸せだったよ

沙月

あの時

沙月

あの子だけ残されて

沙月

なんて言葉聞こえてきたけど

沙月

お父さんだけでも一命を取り留めてくれてよかった

沙月

お母さんもきっと上で見てるよ

沙月父

あぁ

沙月

(私もはやくお母さんのところに行けたらな、、こんな変なことになってなかったのに……とか思ってしまう…)

沙月父

これからもよろしくな

沙月父

琉斗くんとも仲良くしてあげてくれ

沙月

はい

沙月父

じゃあおやすみ

沙月

おやすみなさい

沙月

(あんな人と仲良くするとか無理なんやけど)

沙月

(まぁ、話さなかったらいいだけか)

翌日

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

何してんの？

沙月

あ、ごめんなさい

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

いや、いいけど

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

遅れるよ？

沙月

大丈夫ですよ〜

沙月

遅れるような人じゃないので

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

自分で言う？

沙月

うるさいな〜、

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

うわぁー、そんなこと言うんだ

沙月

当たり前ですよ、一応これでも人間です

沙月

口悪く言わない人なんて居ません

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

そうか？

沙月

周りに見せてないだけで裏では言ってるもんですよ

沙月

(実際それで縁切った友達居るし……)

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

まぁなー、そういうもんか〜

沙月

はい

沙月

じゃあ、行ってきます

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

はい、行ってらっしゃい

沙月

あ、琉斗さんも行ってらっしゃい

沙月

車とかにも気をつけて

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

うん、そっちもね

沙月

はーい

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

(なんだ、結構気が利くやつだな)

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

さ、俺も早く学校行かないとな

とも

おはよ！

沙月

おはよー

とも

そういや、あの人とどうなったの？

沙月

どうなったって、別になんにもないよw

とも

好きになったりしてない？

沙月

してないw

沙月

するわけないじゃんw

とも

えー、結構イケてると思うんだけどなー

沙月

貴方には彼氏さんがいるでしょうが

とも

へへっ

沙月

うわぁー、しばきたいわー

とも

え、酷

沙月

そういう人だって分かってるくせにー

とも

その通りでございます…

沙月

とも

なんだよw

沙月

いや、wほんと、あんたと居たら、笑いが耐えんねw

とも

なに急に

とも

泣いちゃうぞ！

沙月

ごめん、やっぱ嘘

とも

おいw

沙月

ごめんてw

沙月

チャイム鳴るよw

とも

やばっ

お昼〜食堂〜

沙月

あ、そうだ

とも

ん？

沙月

最近さ、ピアノやりたくなってきたんだけど

沙月

今からでも間に合うかね

とも

うん、まあ、プロまで目指すならめっちゃ頑張ってしないとだけど

とも

趣味的な感じでやるならピアノ教室で習ってやったら？

沙月

そうするか…

沙月

バイトとかしてないとやりたくなるw

とも

暇すぎるもんねw

沙月

そうそうw

沙月

明日からくそ頑張る

とも

くそとか言うなw

沙月

ごめんw

とも

やりたいって思って、次の日にできるの羨ましいわ

沙月

親が過保護なだけでしょw

とも

そうかな…w

沙月

そういうことにしとこうか

とも

分かったよw

放課後

沙月

うわやば、まだ雨やんでない…

とも

ほんとだ

とも

でも、聞いてくれ

とも

私には折り畳み傘があるのだ

沙月

は、いいな

とも

入る？

沙月

家の方向逆でしょ

とも

あ、そうだったw

沙月

も〜w

沙月

とりあえず気をつけて帰ってね？

とも

うん！

とも

ごめんね

とも

またあした！

沙月

大丈夫大丈夫！また明日ねー！

そういうと彼女は満面の笑みで手を振って帰って行った

沙月

さ、どうしよう

沙月

傘ないし、家遠いし

先生

あ、まだ帰ってないんですか

沙月

あ、はい

沙月

傘なくて、、

先生

あー、

先生

えっと

先生

僕の傘貸しましょうか？

沙月

えっ、

先生

僕車なので、別にそこまで困らないんですけど、、

沙月

さすがに先生のは、

先生

でも、沙月さんの家遠いですよね？

先生

風邪ひかれたら困るんですよ〜

沙月

えっ、あ、す、すみません

先生

あ、ごめんなさい、

先生

今取ってくるので待っててくださいね

沙月

は、はい

と返事をすると先生は少し頷いて取りに行った

沙月

なんで担任のやねん。

沙月

てか、イケメンが良かったわ()

そんな事をグチグチ言いながら待っていると

先生

ごめんなさい、待たせてしまって

沙月

い、いえ

先生

はい

先生

これ、どうぞ

先生

気をつけて帰ってくださいね

沙月

はい

先生

あ、明日返してくれればいいので

沙月

はい

沙月

さようなら

先生

はい、さようなら

沙月

(ねぇ、もう、なんでイケメンやないねん)

沙月

(なんで担任やねん)

沙月

(佐々木先生が良かったわ〜)

佐々木先生とは体育の教師で、この学校でのイケメン先生と呼ばれている

担任の先生(野枝先生)はどこにでも居そうな顔をしている

沙月

(まぁ、でも貸してくれただけありがたいと思うか)

帰り道

沙月

迎えに来てもらえば良かった

雨の日なのか道が混んでいて遠回りした結果、道に迷ってもう周りが暗い

沙月

あそこ左に曲がってすぐだよね、、

沙月

ほんと疲れた、、

沙月

雨だし、、ビショビショだし

沙月

クs

沙月

はー、

???/すみません、これ落ちましたよ、

沙月

え、あ、すみません、ありがとうございます

???/いえいえ、それにしても学生さんがこんな時間まで、、

???/大丈夫ですか?

沙月

はい、大丈夫ですよ！

沙月

心配ありがとうございます！

沙月

では、

???/はい、お気をつけて

沙月

ただいま〜

そう言うとリビングの方から走って来る音がする

沙月父

沙月！！

沙月父

こんな遅くまでどこ行ってたんだ！

沙月

ごめんなさいお父さん、道に迷ってて、、

沙月父

大丈夫か？何も無いか？

沙月

はい、大丈夫です

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

沙月、お前

沙月

ん？

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

いや、いい

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

後で話そう

紫風母

沙月ちゃん大丈夫？

紫風母

お風呂はいって今日は寝なさい

紫風母

明日は学校休めばいいわ

沙月

え、あ、はい

沙月の部屋

沙月

はー、疲れた

コンコンコン

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

入るぞ

沙月

はい

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

なあ沙月

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

お前、なんかおかしくないか？

沙月

はい？

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

いや、だから

沙月

特におかしいところなどは、、

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

いつもとなにか違う気がするんだ

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

誰かに声をかけられたりしてないか？

沙月

いやー、

沙月

あ、でも

沙月

落し物拾ってくれた人はいます

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

そいつ、どんな顔だった

沙月

そんな事言われてもまじまじと見てた訳じゃないですし

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

そうか、

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

実はな、今不審者情報が出てるんだ

沙月

それがなにか関係でも…？

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

声掛けてきたやつがそうかもしれない

沙月

え

沙月

何もされてないですけど…

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

拾ってもらったあとは

沙月

特に何も…

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

つけてこられてる可能性は

沙月

お礼して、その人も方向変えて帰って行ったんですけど……

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

そうか、、

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

あ、そうだ

沙月

ん？

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

一応、お兄ちゃん警察目指してるから

沙月

え、そうなんですか!?

沙月

知らなかった、

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

だからお兄ちゃんに任せて

沙月

あ、はい、

沙月

てか、お兄ちゃんって言い方気に食わないです

沙月

俺とか僕とかでいいです

紫風琉斗(ｼｷﾌﾞﾘｭｳﾄ)

わかっt

そう言いかけた時

ﾊﾟﾘﾝと音がなり、その方向へ目をやると

沙月

えっ、

窓ガラスが割れていた

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

陽花(仮)

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

とまれ。

第4話 - 4話。

作者の他の作品すべて見る

#恋物語の新着小説
一覧

関連するタグ

とまれ。

第4話 - 4話。

作者の他の作品すべて見る

#恋物語の新着小説一覧

関連するタグ

#恋物語の新着小説
一覧