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murderer gost

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murderer gost

2 - 運命に抗う者

♥

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2022年02月07日

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ジョイル・ロータス

(どうなっているんだ?!これは葉月じゃなくて昔の私?!)

西城美里

どうしたの?

ジョイル・ロータス

い、、、いや。わ 僕はジョイル!!ジョイル・ロータス!!最近引っ越してきたばっかりなんだ。あと迷子じゃない。

ジョイル・ロータス

(自称神の奴、私をハメやがったな!!)

西城葉月

おね〜ちゃ〜ん!!

ジョイル・ロータス

(あれは!葉月だ。そう言えばあの頃はまだ葉月は私にベッタリだったな、、、両親が死ぬまでは、、、)

ジョイル・ロータス

?!

ジョイル・ロータス

(まさか、、、私。両親が死ぬ前に輪廻転生しちゃった?!)

西城葉月

ねぇねぇ、お姉ちゃん。この子だぁれ?

西城葉月

すごく目が綺麗だね。髪の毛もすごくツヤツヤしてる!!お人形さんみたい!!いいなぁ

西城美里

こらこら。ごめんねジョイル君。

西城葉月

君、ジョイル君って言うの?ねぇねぇ!今何歳?

ジョイル・ロータス

にじゅうは 4歳!!

ジョイル・ロータス

(この体になってから時間が経ってないからすごく話しずらい、、、)

西城葉月

あたしも4歳!!一緒だね?!

西城美里

そう言えばどうして葉月がここに?

西城葉月

あ、そうだ!!ご飯の時間だよ!!ママがね?呼んできてって

西城美里

そっか。じゃあジョイル君。迷子にならないように気をつけてね

ジョイル・ロータス

は はーい

ジョイル・ロータス

(自分と話すなんてすごく変な気分。今はそれよりも、、、)

ジョイル(美里)はすぐさまある場所へと足を運んだ

神社である

ジョイル・ロータス

おい、自称神!!

ジョイル・ロータス

話がある!!

うわぁぁぁ!?

びっくりした〜

なんだよ急に〜僕今シャワー入ってたんだけど?

ジョイル・ロータス

その前に言うことあるでしょ?

ジョイル・ロータス

惚けても無駄だよ。どうして私は過去に来ているのか聞こうじゃないの

あ あれ〜言わなかったっけ(--;)

ジョイル・ロータス

、、、そういう態度取るのかぁ。ならこっちにも考えがある。

ジョイル・ロータス

今この世界には、西城美里の魂が2つあることになる。それって結構まずいんじゃない?

ギクッ

ジョイル・ロータス

そして、あなたの上司?がいるであろう神社もわかった。

なに!?

ジョイル・ロータス

この神社の名前、妖狐神社。どう言った意味があるかわ知らないけど、この近くには妖怪の名前を持つ神社がここを合わせて13個ある。

ジョイル・ロータス

そこのどこかに上司がいると私は睨んでいる。そして!

ジョイル・ロータス

今回の私の魂の行き場を失った原因は全てあなたにあると思っている。

ジョイル・ロータス

つまり、誰かにバレるとまずいんじゃない?

ま まさか

ジョイル・ロータス

あなたの上司に今回のこと洗いざらいはいてやる!!

わわわわかった!!

謝るし、ちゃんと説明しますから!

えっと、、、怒らないで聞いて欲しい。君は神に選ばれた12人の執行者の1人なんだ

ジョイル・ロータス

執行者?

執行者は、ブラックリストに載っている悪人。言わゆる君たちの世界の法で裁けない輩を始末するのが仕事

ジョイル・ロータス

私に人殺しをしろと?しかも説明もなしに?

申し訳ないけどこの事はあの空間で話すことが出来なかったんだ。

あの空間は不安定で実は君がこの提案にのってくれなかったら君も僕も消えちゃうんだ。

君は特殊だけど、普通は産まれる前の魂と交渉するんだけどそこで断られたら神もろとも消滅してしまう。

現に今、執行者が13から12になってしまっている

消滅するのは嫌だろ?

それに悪人には君の両親を殺した西城組ものっている。

君が悪人を片付けなければ君の家族は

ジョイル・ロータス

、、、わかった。とりあえず信じる。でも次隠していることが発覚したらもうお前のことは信じない。だから全て話してもらう

うん。今から全て話すよ。

この執行者はさっきも言った通り君を含めて12人いる。

その12人にはそれぞれ妖怪の名所が着く。君は僕の加護を受けているから妖狐が君の執行者での名だよ。

君の他にも色んな執行者がいる。でも遭遇しても余り関わらない方がいいと思う。執行者になった理由が君みたいな純粋なものならいいのだけど

「狸」の妖怪を加護に持つ執行者は殺しを楽しむために執行者になった殺人鬼がいるから気をつけて

ジョイル・ロータス

、、、わかった。それで?私を過去に送った理由は?

執行者は10歳から始まって死ぬまで行うのがルールなんだ。だけどジョイルは10歳になる前に何度も能力が暴走していて仕事をする前に体が持たなかった。

ジョイル・ロータス

だから過去に戻る必要があったのか、、、

ジョイル・ロータス

(私に何ができるんだろう、、、)

君は今はジョイル・ロータス。殺し屋一家の一人息子なんだ

ジョイル・ロータス

殺し屋!?

ジョイル・ロータス

、、、皮肉なものね。捕まえる側の人間が殺し屋、、、

ジョイル・ロータス

、、、もし私が執行者をやらなかったら?

ブラックリストの人間は殺人衝動を抑えられなくなっていって事件が増える。

逃げられない現実。両親が殺された時の感情によく似ている。目をそらすことの出来ない見事なまでのシナリオ

受け入れるしかないのか?これが、、、

私の運命なのか?

ジョイル・ロータス

、、、悪人

私は聞き分けがいい方だ。元々妹のためにここまでまきた。殺すのは悪人。

でも、、、結局私は彼らと同じことを、、、

、、、話を続けるよ。君は僕の加護を受けたことで人にはない能力を持っている。でもそれは君の気持ち次第でどんな能力にもなるんだ。

君の思いの強さで能力は生まれる。

ジョイル・ロータス

思い?

人に対して強く殺意を持てば持つほど君の力は強くなる。

ジョイル・ロータス

殺意、、、か

前にジョイル・ロータスの魂がなかなか入らなかったと言ったよね?魂の抜けた体は力に耐えきれず暴走してしまった。

だから君の魂にしたのはジョイル・ロータスの体に合う。いや、、、力に耐えられる魂が必要だった。

そこで君が選ばれた。

ジョイル・ロータス

、、、そう

あとこれを

至って普通のスマートフォンを渡される

これは普通のスマートフォンだけどブラックリストのアプリが入ってる。アプリを開けばブラックリストの人間の情報を見れるし居場所もわかる。

だけど10歳までは開いても仕事をすることは出来ない

これで一通り全部話したよ

ジョイル・ロータス

、、、今日はもう帰る。心の整理がつかなくてね。そのブラックリストについての話を追追聞きに来る

あぁ

君の幸運を祈っているよ

いつの間にか先程の公園のベンチに座り呆然と空を見上げた。

あれから何時間ここにいるかわからないが私は迷っていた

ジョイル・ロータス

人殺し、、、

ジョイル・ロータス

この世で一番憎んでいたものになるなんて、、、

ジョイル・ロータス

誰にだって、、、どんな悪党だって傍に自分を思ってくれている人がいる。

ジョイル・ロータス

私の行いで救われる人もいるかもしれない。でも、同時に私のせいで大切な人を失う人もいる

ジョイル・ロータス

しかも私が、殺すのは復讐ではなく、、、ただの自己満足。

ジョイル・ロータス

こんな私は許される訳もないし私自身、許せるはずがない。

余りにも辛い状況に息が詰まる。

ジョイル・ロータス

私が死ねばこの呪縛が終わるかもしれない、、、

ジョイル・ロータス

そもそも運命は誰にも変えられない。私が西城組の奴らを殺したとして両親が生きられる未来を私が作るのは禁忌なんじゃないのか?

ジョイル・ロータス

、、、結局迷っている時点で私はクズなのかもしれない。

、、、

ジョイル・ロータス

、、、私らしくないな。ガムシャラに生きてきたくせに変な意地張って、、、馬鹿みたい、、、

ジョイル・ロータス

、、、。

ジョイル・ロータス

殺す必要なんてない。私は

ジョイル・ロータス

執行者でもジョイル・ロータスでもない。

ジョイル・ロータス

私は西城美里

ジョイル・ロータス

神だとか執行者だとかよく分からないけど

ジョイル・ロータス

自分だけを信じていればいい。

ジョイル・ロータス

ブラックリストの人間は法で裁けないと言っていた。未だに捕まっていない奴や金で解決している者もいるということだろう、、、

ジョイル・ロータス

なら償わせればブラックリストから外される。その場合執行者としての働きはしなくていいことになる。

ジョイル・ロータス

ブラックリストにのった奴らを片っ端から捕まえてムショにぶち込んでやる!

ジョイル・ロータス

ブラックリストが消えれば全て終わる。

ジョイル・ロータス

ははははは

思わず笑みがこぼれる

ジョイル・ロータス

はぁ、、、なんだかこんな簡単なことでずっと迷ってたなんて馬鹿みたい

ジョイル・ロータス

ふぅ、、、スッキリした。

ジョイル・ロータス

、、、さて帰りますか

私の新たな家に

あいつが、、、

妖狐、、、

ジョイル・ロータス

、、、ただいま

おかえり、ジョイル

迎えてきた女はこの子の母親で間違いなさそうだけど、、、やっぱり不気味な人

お父さんが奥の部屋で待っているわ。行きましょ

父親、、、

ジョイル・ロータス

(正直、会うのが怖い、、、殺し屋の大黒柱の人物はこの母親より不気味で恐ろしいだろう。逃げることもきっとできないはず、、、)

逃げ場がないことに絶望しつつ、招かれた部屋に入る

おかえり、ジョイル

ジョイル・ロータス

、、、ただいま

いくつか質問に答えて貰おうか。

お前は何者だ?

ジョイル・ロータス

、、、。

考えてみれば今まで魂が入っていないと言っていた。急に話せるようになったりしたらおかしいに決まってる

ジョイル・ロータス

私は、、、

嘘をついても無駄だから正直に話した方が身のためだぞ?

ジョイル・ロータス

、、、西城美里

女か、、、

ジョイル・ロータス

(動揺してない、、、?得体の知れない存在の私を恐れていない?これが殺し屋?)

安心しろ。私も執行者だ。

ジョイル・ロータス

!?

キエル・ロータス

私の名はキエル・ロータス

キエル・ロータス

鉄鼠を守護に持つ

キエル・ロータス

つまり貴様と一緒という訳だ。

ジョイル・ロータス

(こんなに早く執行者に出くわすなんて)

キエル・ロータス

お前は妖狐。、、、前みたいになるなよ。

ジョイル・ロータス

前みたいに?

キエル・ロータス

聞いていないのか?

ジョイル・ロータス

魂がなくて、、、暴走した。と聞いた。

キエル・ロータス

暴走?そんなもんじゃすまなかったぞ。ひとつ間違えればこの世が終わってたよ。

ジョイル・ロータス

(そこまで強いのか、、、よりいっそう力は使わないようにしよう。)

キエル・ロータス

話は終わりだ。

キエル・ロータス

余談だが、私の妻も執行者だ。

ジョイル・ロータス

?!

ジョイル・ロータス

(家族全員執行者って有りなのか?)

ジョイル・ロータス

だから殺し屋を?

キエル・ロータス

いや。ロータス家は代々殺し屋だ。まぁご先祖さまが執行者だった可能性もあるがな。

キエル・ロータス

お前の母親は静香・ロータス。本名は坂野静香。日本人だ。

キエル・ロータス

守護はケンタウロス。

キエル・ロータス

静香は化け物並みに強い。唯一私と互角に戦った女性だからな。気をつけろよ

ジョイル・ロータス

気をつける?

キエル・ロータス

この家では、全員敵だと思え。いつでも命を狙われているという緊張感を持つんだ。

ジョイル・ロータス

家族同士で闘えと?

キエル・ロータス

暗殺者としていつでも備えておくためだ。闘うまではしなくていいが、本気でなければ消されるぞ?

ジョイル・ロータス

、、、わかりました。

ジョイル・ロータス

ひとつ私から質問しても?

キエル・ロータス

いいだろう。

ジョイル・ロータス

あなた方の能力は何ですか?

キエル・ロータス

、、、残念だがそれを答えると我々にとってリスクが大きい。まぁ時期にわかるさ。

キエル・ロータス

まだ死にたくはないだろ?

ジョイル・ロータス

(、、、こいつ やべぇな)

キエル・ロータス

話は終わりだ。夕食にするぞ

静香・ロータス

あなた、ジョイル。今日のご飯はハンバーグよ。早くいらっしゃい。

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