犯人は僕だけが知っている

3人がいつまで居候するかは各自で任せている

彼らの生活費はゲームの売上金から引き落とせば余裕だ

料理は獅子尾が得意だった

普段インスタント食品しか食べていない俺は感激した

_____いい生活だった

これ以外に言葉が思い浮かばない

ほとけはどんどん新しいBGMを作ってくれていた

たまにアニキが手伝ったりしていて

毎回文句なしのBGMが出来ている

しょにだはあの性格の悪いゲームを熱心にプレイしてくれた

こう褒めてくれる時がほとんどで

とか、改善策も沢山言ってくれる

そしてたまにバスケの練習に付き合わされる

アニキと言えば意外な一面があった

ほとけいわく、学校の時間帯はずっと寝ているらしい

昼夜逆転状態だ

ある日

海外のゲームファンからのメッセージの返信をしている時だった

販売してから頻繁に海岸のファンからメッセージは届いていた

自分は暇な時ずっと英語を勉強していたから英語は得意だ

淡々と打たれる英文を興味深そうにずっと見つめている

....英語好きなんかな

そのくらいしか考えられなかった

ガチャ

毎日帰れば3人分の｢おかえり｣が返ってくる

少し嬉しかった

そう言い取り出したのはボードゲーム

ふと、やったことないゲームをやって見たくなっただけだ

案の定2人は食い付いてくれた

ふとアニキが呟く

そろそろ騒動が大きくなってきていた

そのうち警察も動くかもしれない

頬杖をついてじっと俺の方を見るアニキ

その眼差しに負けてしまって

大きな声を出しながら近くによってきた

あまりにも大きな声が出てしまったから

他の2人もビックリして俺を見る

変な空気が漂う

微妙な空気を変えるようにアニキがキッチンに向かう

少なくともその日は何も起きなかった

3人の生徒が1週間か2週間、消えるだけ

所詮は高校生の家出だと考えていた

バレても生徒指導教員に厳しく指導され

反省文を書く程度だろう

だけど状況が変わった

何が悪かったと言えば、無計画に人を集めた事だろう

...

新たな失踪者が現れた

7月15日の夜にその人物は姿を消した

そして7月16日の昼に発見されることになる

4人目の失踪者____

____乾ないこは

遺体で発見された