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氷牙
はぁっ…はぁっ…
芯宮
嘘だろ…おい…
氷牙
やっぱり……
氷牙
全部避ければ…もう怖くないな……
芯宮
くっ！…あの数の針をどうやって！…
氷牙
助かったよ…お前が案外単純なやつで。
氷牙
針を”垂直”に飛ばすんだから、一度お前は
針を俺向きに浮かさなければいけない。
針を俺向きに浮かさなければいけない。
氷牙
だから、その針の位置が分かれば避けるのなんて簡単なんだよ。
氷牙
避けた針は当然場外に飛び出すよな。
氷牙
だからお前は取りに行けないし、「次の針で殺す」なんて
思ってるから取りに行こうとも思わないだろうな。
思ってるから取りに行こうとも思わないだろうな。
芯宮
くそっ！…くそがっ！…
芯宮
だが、お前を見ていてわかったが、お前ラップできないだろ？
ラップができないお前に俺を倒す術はない！
ラップができないお前に俺を倒す術はない！
氷牙
いや、ある。
芯宮
は？
氷牙
お前、覚えてないのか？
氷牙
幻夢がルール説明の時言った言葉。
氷牙
「物理攻撃はOK」って。
芯宮
あっ…
氷牙
見たところ、お前ひょろひょろだもんな。
氷牙
一応、俺は筋トレしてるからな…
氷牙
ちょっと殴っただけでもすぐ倒れそうだ。
芯宮
ちょ、ちょっと待ってくれ。
タッタッタッタッタッ
芯宮
お、おい…まさか…本気で殴り殺すわけないよな？…
氷牙
俺を殺そうとした奴が何言ってんだ。
ﾊﾞｷﾞｨｯｯ
芯宮
ぐふぉっっ！！
芯宮
く…くそ…
芯宮
こんなくそがきに…
芯宮
才能のある俺がこんな才能がないガキにぃ！！…
氷牙
その才能のないガキに殺されそうに
なってる時点で、才能ないんだよ。お前。
なってる時点で、才能ないんだよ。お前。
ダンッ
芯宮
ちょっと待っ
ズシャアッｯｯ
芯宮
ぐほああああああああああああああっっっっ！！
バタッ
氷牙
なーんか……
氷牙
後味悪いな……
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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