潔
ど、…どうしてお前が…
二子
今年1年の新入生ですよ
二子
今世では初めましてですね
潔
は、え、?
潔
今世…?
潔
そーいやさっきも″前世の記憶″って…
まだ頭が回っていないのか 二子の言ってる事がイマイチ理解出来ない
困惑した表情を二子に向ける
二子
はい
二子
……ここで話して誰かに聞かれると、色々厄介です
二子
場所を変えましょう
二子はそう言って保健室を出る
俺も追いかけるように保健室を出た
二子
……で、どこまで思い出しましたか?
場所を変えてすぐ、二子は俺にそう聞いた
潔
え、えっと……
ここに来るまでに俺は″思い出した記憶″と
″今までの記憶″の区別が着くぐらいまで 冷静さを取り戻していた
″思い出した記憶″はサッカーをしてる俺
″今までの記憶″は普通の俺
でも不思議と どっちも自分だという確信がある
潔
ブルーロックでサッカーしてて
潔
新英雄大戦で
バスタード・ミュンヘンのチームに入って…
バスタード・ミュンヘンのチームに入って…
潔
凛のチームと………戦ってて……
潔
えっと…ここまでかな
二子
なるほど
二子
魔王潔くんの記憶は、ある程度戻ってるんですね
潔
えっ、魔王って思ってたの!?
二子
あの口の悪さといい、ねじ伏せる強さと言い
二子
魔王と言うのが最適でしょう?
潔
えぇ、…なんかごめん…
二子
……
二子
……とりあえず単刀直入に言います
二子
もう一度サッカーしたいですか?
サッカーがしたいか
その問の答えは″俺″が考えるよりも先に
口が動いていた
潔
やりたい…!
あの熱い戦いをもう一度──!!
二子
″潔くんらしい″答えですね
二子
そう言うと思ってました
安心したように二子が微笑む
そう言って差し伸べられた手を
俺は掴んだ
潔
なあ…
潔
なんで屋上??図書室とかあるじゃん
二子
立ち入り禁止の場所の方が人来る心配がないですから
潔
てかさ、屋上で飯食ってるアニメとかあるけど
潔
夏は暑すぎて無理じゃね??
二子
アニメですから
潔
でもさ
二子
アニメ、ですから、
それ以上言うなら喧嘩売ってるとみなします
それ以上言うなら喧嘩売ってるとみなします
潔
ゴメンナサイ…
俺は二子と情報交換の為、
屋上で一緒に飯を食っていた
潔
んで、どーする?
潔
早速サッカー部作る?
二子
いえ、まずは前世の戦友に会いに行きましょう
二子
サッカーしてる人がいるかもしれません
潔
お!!場所知ってる感じ?
二子
数人ですが
二子
今場所、高校が分かってるのは
二子
蜂楽 廻
千切 豹馬
御影 玲王
國神 錬介
千切 豹馬
御影 玲王
國神 錬介
二子
この4人だけですね
潔
いや、4人わかってるのスゲェよ
二子
まあ、高校を調べたり見学行ったりしたら
二子
見かけただけですが
潔
そーいや二子はサッカーやってる?
二子
いえ、僕も思い出したの中3の三学期ですので
二子
受験で忙しくてサッカー出来てません
潔
そっかぁ…
少しショックで眉を下げる
二子
まあ、サッカー部の強い学校に行ければ良かったんですが
二子
さすがに進路変えるのは、親に迷惑がかかりますし…
潔
んまあ、三学期ならしゃーない
二子
はい……
そう言って二子は弁当を食べ進める
隣で弁当を食べる二子を見ると
少し不思議な気持ちになる
初対面のはずなのに
ずっと前から知っていて
したことも無いサッカーの為に話をする
潔
(でも、二子を知っててサッカーをしてる俺も、俺なんだよなぁ…)
二子
…くん
二子
潔くん
潔
わ、え、なに?
二子
話聞いてましたか?
潔
あ!ごめん、聞いてなかった…!
二子
まだ混乱してるんですか?
潔
いや、ちょっと考え事…
二子
はあ、まあいいです
二子
多分皆さん前世の記憶はありません
潔
そーだな、
二子
不審者扱いされないように
二子
会いに行く時の言い訳考えようって話です
潔
あ、それなら俺、いい案ある!
二子
ほんとですか?
潔
そ!まあ任しとけって!
二子
……一応信じといてあげます
潔
ちょ、もっと信じろよ…!!
これから会いに行く 元戦友は
どんな感じになってるんだろう
サッカー、しててくれたら 嬉しいんだけどな