純子
ハチミツの入ったヨーグルトは美味しいね
賢次郎
リンゴがあるとさらに美味しい
純子
そっか美味しそう
賢次郎
リンゴを角切りにしてヨーグルトをかけてハチミツをたらすの
純子
今度試してみるよ
賢次郎
うん
賢次郎
リンゴの代わりにバナナでもいいよ
純子
カロリーが高いかも
賢次郎
そうだね
賢次郎
でもスイーツの代わりにはなるよ
純子
下手なスイーツよりいいかも
賢次郎
ところで純子夕方の薬飲んだよね
純子
飲んだよ
賢次郎
なら安心
純子
いつも確認ありがとうございます
賢次郎
うるさい看護師みたいだね
純子
そんなことないよ
賢次郎
そう?
賢次郎
でも大切なことだから
純子
助かるよ
賢次郎
良かった
純子
賢次郎は寝ても寝ても眠いんだよね
賢次郎
そうだね
賢次郎
でも初めてこの病気に罹った時は朝寝て昼寝て夕方寝て夜寝てたよ
純子
薬の副作用かな?
賢次郎
多分他の人より頭が疲れやすいんだと思う
純子
そうなんだ
賢次郎
健常者の頃は徹夜なんて当たり前だったのに寝不足にも弱くなったよ
純子
賢次郎には夜中に助け求められないね
賢次郎
大丈夫だよ気にしないで
純子
他に求めるよ
賢次郎
純子の辛さは俺の辛さだよ
純子
うん
純子
調子悪い時病院に電話しても寝かせようとすることが圧倒的に多いからね
賢次郎
純子が辛いのはほっとけない
純子
賢次郎が一番だよ
賢次郎
ありがとう
純子
助け求めちゃう
賢次郎
いいよ恋人だから
純子
ありがとう感謝します
賢次郎
でも純子前より妄想が軽くなっているね
純子
賢次郎のおかげだよ
賢次郎
息子の妄想見なくなったね
純子
良かった
賢次郎
一番辛い妄想は消えたね
純子
うん
賢次郎
あとの妄想は何とかしてみるよ
純子
一緒に闘って
賢次郎
闘おう
純子
有り難いです
賢次郎
俺も幻聴が出たら純子に電話するよ
純子
いつでも電話して
賢次郎
純子と話していると幻聴消えるから
純子
良かった
賢次郎
お互い助け合おうよ
純子
うん
純子
そうしよう
賢次郎
二人の絆がもっと深くなるといいな