いつまでも評価されない
それは現実でもそうだった
一つの物に熱中して集中して
人は熱が冷める時、脱力感に浸る
生ぬるい脳の液の中
僕が考えた結末は
この世界とサヨナラする事だ
鬱憤に飲み込まれ
吐き出し
繰り返し考え飲み吐いた
「こんなにも頑張ってるのに」
「何故お前らだけ評価される」
こんなのただのエゴに過ぎなかった
一番嫌いなのは醜い自分
こんな事を考えてしまう自分が
一番嫌いだった
またいつか
好きになれる時が来たらいいな
赤く照る蛍光
湿気を帯びた生温く気持ち悪い空気
大きく息を吸って
小さく息を吐いた
もうここには誰も居ない
僕の目の前で終電の電車が迎えに来た
大きく身を飛ばし
大きく笑ってやった
こんなクソみたいな世界に
宣戦布告してやった
また会えたらいいな
僕の呼吸は其処で「停止」した。
コメント
6件
このコメントは、読んでもらえないかもしれませんが、僕は、停止さんの表現のしかたや、雰囲気が、とても好きでした。この連載は、他のユーザーが、読めない訳ではありません。たぶん、知らないだけで、停止さんのお話が好きな人はたくさんいます。
これで最後です