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冷たいあの人は優しい

第1話 - 冷たいあの人は優しい

796

2020年07月24日

#鬼滅の刃

#腐滅の刃

#不死川玄弥

#冨岡義勇

#義玄

凛々

今回は義玄？みたいなお話です

不死川兄弟は和解してて実玄要素もあります

とりあえず実弥が愛重いってことですね！

後冨岡さんがすげぇ喋ります！いわゆるキャラ崩壊！

明るい系でギャグ系なのでなんでもOKな方だけ！

義勇

(そう言えば悲鳴嶼さんにおすすめの炊けこみご飯を教えると言って言えてなかったな…)

義勇

(今日は岩屋敷に行くか)

岩屋敷にて

玄弥

ふんふ〜ん♪

玄弥

らら〜♪

玄弥

洗濯楽しいな〜♪るんるん♪

玄弥は家事をしながら歌を歌い楽しんでいた

義勇

悲鳴嶼はいるか

音も立てずに玄弥の後ろに立つ

玄弥

わああああぁぁぁぁ？！って、み、水柱様っ？！

玄弥

な、なんでこんな所にいるんすか？！

義勇

驚かせるつもりはない

玄弥

は、はぁ……悲鳴嶼さんに用があるんですか？

義勇

あぁ

玄弥

でも今は悲鳴嶼さんは任務です…せっかく来て下さったのにごめんなさい

義勇

そうか……ではまた

玄弥

あ、ま、待ってください！

義勇

どうした

玄弥

あ、あのっ、折角来てくださったんですし

玄弥

もうそろそろご飯の時間なので

玄弥

ご飯ここで食べできませんか？

義勇

得意なのか？

玄弥

得意までとは言いませんが、悲鳴嶼さんにも満足してくれたぐらいなので自信もあります！

玄弥

こう見えて小さい頃は家事をいっぱいしてて…！

玄弥

って、ぁ、ごめんなさい！俺の話ばかりで

義勇

……気にするな、話を聞きたいからここで食うことにする

玄弥

…！

玄弥

お、俺の話で良ければ！

玄弥

洗濯後少しなのですぐ終わったら作りますね！

玄弥

えっと、水柱様はお部屋でゆっくり寛いでいてください！

義勇

あぁ、言われなくともそうする

玄弥

(意外と口数少ない人だけど…馴染めそうな人だな…！)

玄弥

よしっ！水柱様の好きな食べ物とかはありますか？

義勇

鮭大根だ

玄弥

鮭大根……あっ、丁度具材が揃ってますね

玄弥

昨日近所のおばあさんに鮭を貰ったんです！とても活きのいい鮭なんで

玄弥

捌くのも最近楽しいんですよね

義勇

器用なんだな、不死川の弟は

玄弥

あっ、俺の事知ってるんですね

義勇

あぁ、お前の事は他の奴らも把握している

玄弥

そ、そうなんですか

玄弥

俺は不死川玄弥って言います、気軽に呼んでください

義勇

なら玄弥…俺の名前も気軽に呼べ、名は冨岡義勇だ

玄弥

えっ？！そ、そんな気を使わなくても

義勇

俺は最初から気を使ってなどいない

玄弥

……じゃ、じゃあせめて冨岡さんで

義勇

……

玄弥

(な、何も言わないんだ)

義勇

玄弥は不死川とは違うな

玄弥

そうなんですか？

玄弥

(そっか、同じ柱だし色々会う時があるのか)

義勇

あぁ、俺が近くにいるだけですぐ不満な顔をする

玄弥

それって嫌われて……

義勇

俺は嫌われていない

玄弥

そ、そうなんですね

玄弥

でも兄貴は優しいので

玄弥

いつかちゃんと仲良くなれますよ！

義勇

……そうか、ありがとうな

義勇

なら、前竈門に好物がおはぎだと知れたからおはぎを渡すか

玄弥

あっ、炭治郎知ってるんですね

玄弥

ってなんで炭治郎が？！

義勇

微かに匂いで分かったらしい

玄弥

あー……納得ですね

玄弥

っと、後は煮込むだけ

玄弥

そして白ご飯やおかずも作らねぇとな！

義勇

いい匂いだ

玄弥

ふふっ、そう言っていただけて良かったです！

義勇

どこぞの料理屋より良さそうだ……

玄弥

そ、そんな俺なんか大したことなんかないですよ！

義勇

お前には才能がある

玄弥

……俺なんか才能なんてないですよ

義勇

何故だ、何故否定する

玄弥

だって、俺は呼吸を使えませんし

玄弥

兄貴と和解出来たのは良いものの…今でもちょっと怖くて

玄弥

俺、呼吸が使えないから鬼を食って戦ってるんです

義勇

鬼を……？

玄弥

はい、それで悲鳴嶼さんがわざわざ俺を…

義勇

………そうか

玄弥

だから俺は自分は才能がないと思ってます

義勇

俺も、才能がないと思っている

義勇

と言うか、俺は柱ではない

玄弥

……え？

義勇

昔、俺には友人がいた

義勇

玄弥みたいに俺も弟で姉がいたんだ

義勇

友人は、育手の鱗滝さんと一緒に修行をした仲でもある

義勇

朱色の髪色でな

義勇

名は錆兎

義勇

いつも兄のように俺の悪い所などを叱ってくれて

義勇

そしていつもあいつといると楽しかった

義勇

俺の姉、蔦子姉さんは優しくてとても良い人だった

義勇

そして錆兎はとても才能に溢れていて、強かった

義勇

最終選別の時に錆兎は山にいる鬼をほぼ倒したんだ

義勇

そして、最後のとてつもない鬼に錆兎は……

義勇

負けてしまって……食われた

義勇

そして錆兎以外が最終選別に受かった

玄弥

そんな……

義勇

俺はそれを聞いた瞬間苦しくて悲しくて涙が溢れなくて

義勇

あれは俺の力ではない、錆兎の力だと思った

義勇

鬼を1匹も倒せてない俺なんかに柱になる権利などないと

義勇

そして蔦子姉さんも……その数日後に鬼に食われて……

義勇

俺だけが残った

義勇

他の皆は才能に溢れている

義勇

だが、俺は違う

義勇

あいつらとは違う

玄弥

……冨岡……さん

義勇

すまない、辛い話をした

義勇

今のは忘れてくれ

玄弥

いやいや！冨岡さんの話を聞けてよかったですよ！

玄弥

貴方にも辛い過去があるとしれて俺は良かったです

玄弥

冨岡さんだって、才能ありますよ

玄弥

だって、だからこそ柱になれたのに……そんな事を言ったらダメだと俺は思います

玄弥

だって……それだと

玄弥

その……錆兎さんと蔦子さんが悲しんじゃいますよ…

義勇

……玄弥

玄弥

ほら、ご飯出来ましたし

玄弥

一緒に食べましょ！

義勇

…あぁ

義勇

ありがとう

玄弥

では、いただきます！

義勇

いただきます…

義勇

ﾊﾟｸｯ……ŧ‹”ŧ‹”

義勇

…美味しい

玄弥

ほんとですか？！

義勇

あぁ、本当に美味しい

玄弥

良かったぁ、喜んでくれて安心しました！

玄弥

……あの、冨岡さん

義勇

なんだ

玄弥

たまに悩みがあったりしたら、俺にも相談してください

玄弥

何かお力になりたいですし

玄弥

俺っ、冨岡さんの事をなんか……もっと知りたくなりました！

玄弥

俺、もっと冨岡さんと仲良くしたいです！

義勇

……！

義勇

…ありがとうな、玄弥

義勇

ではまた今度里にお出かけでもしようか…

玄弥

ほんとですか？！やった！では予定を空けておきますね

義勇

やはりお前と不死川は違うな…

玄弥

えっ、そうですか？

義勇

あぁ、不死川はすぐ怒る何故だかわからん

義勇

だが玄弥は……暖かい

玄弥

暖か…い？

義勇

あぁ

義勇

では……ごちそうさまだ

玄弥

お粗末さまでした！

実弥

何食ってんだァ

玄弥

あ、にい……兄貴！

義勇

不死川、いたのか

実弥

玄弥に会いたくてなァ

実弥

つーか冨岡ァ、なんでてめぇがここにいんだよおい

義勇

悲鳴嶼さんに用があったが

義勇

今回はいい収穫ができた

実弥

あァ？そりゃどういうことだァてめぇ

義勇

では玄弥、またな

玄弥

え？！あ、はい！

玄弥

また今度、一緒に行きましょうね！

実弥

おい玄弥ァ！どういうことだァそりゃ

義勇

またな、不死川、玄弥

玄弥

はい！

実弥

おい玄弥ァ、話やがれ

玄弥

ねぇ兄貴

実弥

無視か、まぁ可愛いからいいが

実弥

んでどしたァ

玄弥

冨岡さんって……かっこいいね

実弥

……は？

実弥

どういう事だてめぇ？！あいつがカッコイイって？！は？！

END

この作品はいかがでしたか？

796

2件

いや尊😇心が和みました…😊

凛々

プロフィール

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