テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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今宵は君の夢を見て　この夜が明けるまで

第10話 - …「＿＿」

2,332

2025年03月05日

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#noya

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わわ

桜田　瑠衣

ﾋﾟﾛﾝ♪

HIRO

「ごめん…うりさん」

桜田　瑠衣

w、やっぱ、あったじゃん

桜田　瑠衣

言えてないこと

HIRO

「…うん」

HIRO

「ｗ，てか、早くない？」

HIRO

「俺、結構すぐはいってきたよ？ｗ」

桜田　瑠衣

もう、メッセージ読んだ瞬間に反射神経で、ｗ

HIRO

「ｗ，怖ｗ」

桜田　瑠衣

てか、個通だから背景の色違うんだな

HIRO

「ね！知らなかったｗ」

桜田　瑠衣

…で、…さ

桜田　瑠衣

…何？

桜田　瑠衣

ヒロくんが…抱えてること

HIRO

「…」

HIRO

「…あの、さ」

桜田　瑠衣

うん、

HIRO

「…俺…おれ、…は、…」

HIRO

「…」

桜田　瑠衣

…いいから、話して

桜田　瑠衣

その後、俺にどうしてほしいかいえばいい

桜田　瑠衣

聞かなかったことにしてほしいって言うならそうするし、

桜田　瑠衣

…全部、ヒロくんが思う通りに、

…画面の奥で、息を呑むような音がした

長い…長い沈黙のあと、

彼が放った言葉は、

HIRO

「ごｯ、めんっ、…」

喉の奥から絞り出すような、かすれた声が聴こえた

桜田　瑠衣

いや、謝んなって！

HIRO

「違う」

桜田　瑠衣

え、…？

HIRO

「俺…俺、はｯ…うりさんを、傷つけた」

桜田　瑠衣

は？いや、そんなこと、…

HIRO

「…俺、」

HIRO

「ゲイ…なんだよ」

HIRO

「うりさんと、…同じ」

桜田　瑠衣

っ、?!

予想外

まさか、そんな…?!

HIRO

「なんで…うりさんがみんなに打ち明けた時に…言わなかったんだろうって…」

HIRO

「ずっと…後悔してて、」

HIRO

「それでｯ…いえなくて、」

HIRO

「ごめんｯ…」

…彼の沈んでいく声とは裏腹に、

最低なことにも俺の胸が高鳴り、興奮が抑えきれなくなっていった

桜田　瑠衣

なぁ…ほんとうに、？

HIRO

「…うん、」

HIRO

「ごめん、本当に…ごめんなさい」

…やめろ、

…どうせ、夢物語で終わるから

桜田　瑠衣

…そうかぁ〜ｯ…

桜田　瑠衣

…ごめん、

HIRO

「っ?!う、うりさんが謝ることじゃないってばｯ！」

HIRO

「むしろ…ごめんっ…許してほしい」

桜田　瑠衣

ｗ，もうお互いにあやまんのやめよ？バカらしくなってきた、ｗ

HIRO

「ふｯ…ww確かに、そうだね」

桜田　瑠衣

いつ、そうだって気づいたんだ？

HIRO

「ん〜、？」

HIRO

「えっと、小4の頃、かな」

HIRO

「なんかさ、いろんな人から好意を寄せられてたのは気づいてたんだけど、あんまぴんとこなくて、」

HIRO

「なんか…恋愛という目って感じじゃなくて、」

HIRO

「ふと、その時の親友を見た時にﾄﾞｷｯってなって、」

HIRO

「あぁ…そうなんだなって」

桜田　瑠衣

あぁ〜、なるほど

桜田　瑠衣

…ｗその親友、今でも好きなのか？

HIRO

「いや、好きになってはなかったよ、そいつのことも」

桜田　瑠衣

え、？

HIRO

「なんか、恋愛対象として見れるな〜ってだけ」

HIRO

「今まで俺が好きになったのは1人だけ」

HIRO

「で、今も好き」

桜田　瑠衣

え~~、ｗ

…あ〜…やっぱり、な

…俺は、

桜田　瑠衣

え、俺、知ってる？ｗ

HIRO

「うん、絶対」

桜田　瑠衣

えっ、ヒロくんの学校にいる？、ｗ

HIRO

「いや、いないよ」

…ごまかすように、笑いを含んだ声で聞く

胸がズキズキ痛いこと

桜田　瑠衣

…ってことは、俺等6人の誰か？

HIRO

「うん」

…最悪ｯ…

…そいつに当たるようになるかも

…そしたら、ヒロくんにも嫌われて…

…いやｯ、応援…しなきゃ

桜田　瑠衣

マジ？www

桜田　瑠衣

え、誰々?!

HIRO

「…うりさん、」

桜田　瑠衣

え？何？

HIRO

「だから、うりさん」

桜田　瑠衣

…へ、

HIRO

「俺は、うりさんが好きなんだって」

桜田　瑠衣

…はｯ…

HIRO

「ごめん…気持ち、だけでも、」

桜田　瑠衣

マジ…で、っ…?!

桜田　瑠衣

ぇ…本気、？

HIRO

「うん、本当に」

HIRO

「なんかっ…やだ」

HIRO

「うりさん…ずっと、隣においておきたい」

HIRO

「うりさんが…誰かのところに行くなんてｯ…やだっ…から」

桜田　瑠衣

えっ…?!

桜田　瑠衣

マジ、っ、で…！

HIRO

「う、ん、…」

桜田　瑠衣

…付き合お

HIRO

「えっ…ｯ…?!」

HIRO

「いｯ、いやいやっ！そんな、無理してっ…」

桜田　瑠衣

違う、本気で、

HIRO

「えっ…！…ぇｯ…?!」

桜田　瑠衣

…付き合お、…なｯ、？

ふと、一筋の生暖かい粒が頬を伝っていった

HIRO

「うっ…うんｯ！」

HIRO

「よろしくっ…！」

桜田　瑠衣

ありがとｯ…！

HIRO

「ｗっ…なんで、泣きそうなの？ｗ」

桜田　瑠衣

お前もだろｯ…ｗ

HIRO

「ふｯ…ｗ…あ～っ…ｯ」

HIRO

「…あーｯ…ｗ」

桜田　瑠衣

ｗ、なんだよ、それ…っ…ｗ

HIRO

「ｗ、…っなんでもないｯ！」

桜田　瑠衣

…いいのか、？顔も名前も知らなくて、年齢も…声すら…全部、嘘かもしれないのに、？

HIRO

「それでも、」

HIRO

「俺はうりさんが好き」

桜田　瑠衣

っ…！

HIRO

「俺にくれた言葉は嘘じゃないって、うりさんのその優しさは絶対に嘘じゃないって、俺はわかる…俺らが…俺が、一番知ってる」

桜田　瑠衣

…ありがとｯ…な、っ！

HIRO

「いいって、！…こちらこそ、ありがと」

HIRO

「じゃあ、ここらへんでお開きにする？学校もお互いあるし、…」

桜田　瑠衣

…いや、

「会わない、？これから」

HIRO

「えっ…！」

風洋　ヒロ

あれっ…？あなた、？

桜田　瑠衣

もしかして…ヒロくんっ?!

風洋　ヒロ

そうそうそう！ヒロ、ヒロだよ、！

桜田　瑠衣

興奮しすぎだろ、ｗ

風洋　ヒロ

だってさっ！

意外とコイツ、可愛いな、ｗ

風洋　ヒロ

うりさんっ…！

ｷﾞｭｯ

桜田　瑠衣

おわっ?!///

風洋　ヒロ

ん～…っ…うりさん～っ…

桜田　瑠衣

おまｯ?!はなれっ…//

風洋　ヒロ

嫌

桜田　瑠衣

はーｯ…もうお前っ//…💢

風洋　ヒロ

まっ、どっかカフェでも行く？

桜田　瑠衣

う～ん、そうだな、！

桜田　瑠衣

ｗ、いいのか？

桜田　瑠衣

学校サボって、ｗ

桜田　瑠衣

なんちゃって「委員長」、ｗ

はーｯ、ｗ俺、ほんとに

この人好きだな、ｗ

風洋　ヒロ

ん～、ｗ

風洋　ヒロ

ｗ、いいでしょ、ｗ

桜田　瑠衣

だよな、ｗ

風洋　ヒロ

っ…ｗｯ…っぁ…ｯ…

桜田　瑠衣

…ｗ、何泣いてんだよ

風洋　ヒロ

…泣いてないってばｯ、！っ

桜田　瑠衣

…嘘

風洋　ヒロ

嘘じゃないっ、！

嬉しくてうれしくてたまらないなんて…言えないから、ｗ

風洋　ヒロ

まぁまぁ、ん～、

風洋　ヒロ

後でホテル行こっか、ｗ

桜田　瑠衣

…はｯ?!お前っ?!///

風洋　ヒロ

え、？真に受け取った、？ｗ

桜田　瑠衣

…はーｯ、…もう”ｯ💢//

風洋　ヒロ

ｗ、行くか

桜田　瑠衣

お”まｯ//まじｯやめろっ”💢//

風洋　ヒロ

や～だっ、♡

桜田　瑠衣

くそ”ｯ💢…///

風洋　ヒロ

…うりさん、

桜田　瑠衣

ん？、なんだ？

風洋　ヒロ

…「好き」

桜田　瑠衣

ふｯ…ｗ

…こっそりと春の風が吹いて、

微笑んだうりさんの少し長い髪をなびかせた

今宵は君の夢を見て　この夜が明けるまで

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4件

最高すぎます!! ひろくんとうりさんが出会えてよかった✨️

わぁぁぁ!!!! わぁぁぁー! 最高過ぎて死ぬかと思った👍

さいこーだ！！！

わわ

プロフィール

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