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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

練習試合ということもあり 今日の夕飯は焼肉になった

圭(兄)

ほ、ほおん

圭(兄)

ま、まあ?
ババアにしては……
やるじゃんね?

軽くあしらわれて 弟を呼んできてと頼まれる

圭(兄)

言われなくても
やるっつの!!

反抗期を出しながら しっかりと弟を呼びに向かった

階段を登りながら 今日の出来事を思い出す

試合後、少し智将がおかしかった…と

というか…… 顔を洗いに行ってから

智将の部屋について ノックをしてから声を掛ける

圭(兄)

智将〜?

圭(兄)

ババアが呼んでる!

圭(兄)

今日
焼肉だってさ〜!

しん……

え、と顔に出ながらもう一度呼ぶ

圭(兄)

智将?

圭(兄)

ババアが呼んでるよ!

しーん……

圭(兄)

え、え?

圭(兄)

智将……!?

圭(兄)

あ、開けるよ!!

そろりとドアを開ける

寝ていたら やっていたら……ということを 考えた上での行動である

圭(兄)

え……は?

見るとそこにはたしかに智将がいた

しかし、ノートやら資料やらを開き 耳にはイヤホンをしている

集中している……

それでも勉強……とは思えなかった

もしかして

野球について、また─?

圭(兄)

ね、智将……?

圭(兄)

なにしてんの……

圭(弟)

…この…じゃ…めだ…

なにやら小声でぶつぶつ言っているが 聞き取ることも、聞く余裕もなかった

今でも、まだ……

智将を野球から 解放することができていない

それが怖くて仕方がなかった

また……昔のようになってしまう

あの頃に戻ってしまう

そこから俺が…… 助けるって決めたのに─!

圭(兄)

おい智将!

圭(兄)

なにしてんだよお前!

流石の大声で 智将は要に気づく

圭(弟)

……ん、ああ

圭(弟)

兄貴……いたのか

圭(弟)

なんだ?

圭(兄)

なんだじゃねェよ!

圭(兄)

バカ!このわからず屋!

急に浴びせられる罵倒に 流石の智将も怪訝な様子になる

圭(弟)

なんなんだよ、急に

圭(兄)

なにしてんのって
聞いてんだよっ!

圭(弟)

─勉強に決まってんだろ

圭(兄)

野球の、でしょ

圭(兄)

智将、これ以上なにを……

圭(弟)

今日、負けただろうが!

どこで癇に障ったかはわからないが 智将も珍しく大きな声を出す

圭(兄)

それは……っ!

圭(弟)

今日、負けたのは……

圭(弟)

これが俺たちの
現実だからなんだよ!

圭(弟)

俺らはまだ
弱ェんだよ!

圭(弟)

それくらい
わかるだろ……!

圭(兄)

わかるよ!
わかるけど……!

圭(兄)

だからってなんで……

圭(兄)

智将だけが
んなことすんだよ……

圭(弟)

─お前ッ!

圭(弟)

なにもわかってねェよ!

圭(弟)

強い人間が、他の奴らを
引っ張らねェと……!

強いやつ……できるやつが

俺みたいな野球も知らないやつを 引っ張る……その使命が

お前にある─!?

圭(兄)

バカ言うなよ……

圭(兄)

だ、だって

圭(兄)

それってつまり……

圭(兄)

俺らの……俺のこと

圭(兄)

信用してねェって
ことだろ……!?

圭(弟)

……っ……

その沈黙が、なによりも辛くて

智将はもっと 苦しいことを知っているから

それ以上なにも言えなかった

焼肉は、味がしなかった

不穏な空気

どうも、セカイです

いや本当におもんなくなっている

すみません

そして、今日は木曜日ですね

いや、みれてよかった!!

神すぎる!!

はやく次がみたいところですよね〜!

ではでは

寒くなってきているので お身体には十二分にお気をつけください

また、次回もお会いできますよう

よろしくお願いします

セカイ

忘却バッテリー(要双子)

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872

コメント

4

ユーザー

セカイちゃんの圭圭更新待ってたよ>_<‼️‼️ 主人…智将を抱きしめてあげてくれ🥲🥲 本誌やばかったよねええT﹏TT﹏T 夏彦くるでー‎^_^‎

ユーザー

普通に面白いし最高です!!🥹💖次回も楽しみにしてます!!😆💗

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