こういう人間が、客観的に見たオレ、なんだと知っている。
そういう人間でいることを求められているのも解っている
ずっとそういう"オレ"で、生きてきた
…だからと言って
それが本人にとってしんどくないかは、別問題で
"僕"自身にはいつも何もなくて
心の中ではいつも
虚無感と、劣等感だけが渦巻いている。
…いつから、こんなになっちゃったんだろう
仕方ないよね
元々、明るく生きることにはきっと、向いていないんだ
素で人と関わるのは、とても怖いこと。
素の自分が否定されるのは、女みたいだって言われたあのときから、今でもずっと怖いし
そういうの気にせず流せるメンタルでもないんだし
でもこんなの口に出したら面倒なだけだから。
それなら人に平等な優しさだけを与えて、特定の誰かを、自分の大切な存在にはしない
そうしなければうまくいくし、傷つかない。
客観的に、自己も他者も徹底分析して、最善の関わり方をとる
それが"オレ"として関われない相手なら相容れないから放っておく
別にそれでいい、今のオレでいれば、なくてはならない存在になり得るのなら
人を、誰かを、救うことができるのならば。
カイ
幸太
カイ
幸太
カイ
カイ
幸太
カイ
カイ
幸太
幸太
カイ
カイ
幸太
カイ
幸太
カイ
カイ
カイは単純で、容易に会話を操れる
幸太
幸太
オレはこのキャラを保つために、必死なんだ
そのためならどんな根回しだって厭わない。
幸太
チラリとベッドに置かれたクマのぬいぐるみに目をやった
幸太
ここ
ここ
幸太
ここ
幸太
ここ
ここ
幸太
ここ
ここ
幸太
ここ
幸太
ここ
幸太
幸太
その帰りのことだった
メイナ
幸太
メイナ
幸太
幸太
メイナ
幸太
幸太
メイナ
メイナ
幸太
幸太
幸太
幸太
メイナ
幸太
幸太
幸太
メイナ
幸太
幸太
幸太
メイナ
メイナ
メイナ
幸太
メイナ
幸太
幸太
メイナ
幸太
幸太
別に傷つけたいわけじゃないけど
自分自身がうまく生きるためのオレを好きになられたって
オレには受け入れられない
そんな人間は、どこにもいないんだから。
コメント
5件
前回、幸太くんがメイナさんに声掛けられてたのを断ったのはメイナさんからの好意に気づいていなかったんじゃなくて“気づいていないフリ”だったんだ……。しかもメイナさんの言葉を上手い具合に交わしてるし……。え、めちゃくちゃ人を操るの上手すぎん?? 確かに偽りの自分を愛されたって何も嬉しくないし楽しくもないもんね……😢😢
えっへえ…幸太くんこわい……やばやば、ここまで考えて操ってたんだ…?それをここまで自覚してうまく使ってるの、人生何周目だよ…好き