双 が出来たのは冬弥が八歳、春夜が九歳のときだった
バキッ
冬弥(八歳)
はー(なんでこんな弱い奴しかいないんだろう??)
バン
母
遊んでないで勉強しなさい。
母
馬鹿なんだから…
冬弥(八歳)
(僕そんな馬鹿なのかな?)
冬弥(八歳)
(テストで100点取ってるのにそんなに馬鹿なのか?)
冬弥(八歳)
(コイツは完璧を望んでるのかな?)
冬弥(八歳)
(無理でしょ…お前のの子なんだから)
母
早く片付けてきなさい。
冬弥(八歳)
はい。
冬弥(八歳)
はーめんどくせぇ
春夜(九歳)
やめてよ!‼
ヤンキー
黙れ!
ヤンキー
男のくせに泣くんじゃねえ!
春夜(九歳)
!!…
春夜(九歳)
触んな!
ボコ
ヤンキー
うぅ…
ヤンキー
もう近寄んなよ!
冬弥(八歳)
(なんだよ弱いくせに…)
冬弥(八歳)
(あの子強い…)
春夜(九歳)
ううぅ(泣)
冬弥(八歳)
君、名前は?
冬弥(八歳)
僕は秋原冬弥。
春夜(九歳)
夏川春……奈。
冬弥(八歳)
違うでしょ。
冬弥(八歳)
男でも無いし。
冬弥(八歳)
名前も違うでしょ。
春夜(九歳)
春夜…女。
冬弥(八歳)
やっぱり!
冬弥(八歳)
よろしくな(^^♪
冬弥(八歳)
春夜!
春夜(九歳)
う、うん!!よろしく!冬弥!
これが、春夜が冬弥を好きになった理由である
冬弥(八歳)
春は僕より一つ歳上なんだね。
春夜(九歳)
そうだよ!
冬弥(八歳)
なんで女っだて隠してんの?
春夜(九歳)
そう見えるみたいなんだ…喋り方もそうだし…
冬弥(八歳)
そう見えないけどな?
春夜(九歳)
!!\\
冬弥(八歳)
でも、そのままでもカッコいいと思うぞ!
??兄ちゃん
おまえら、なんか…性格真反対だよな…
冬弥(八歳)
そう??
春夜(九歳)
別にそう思わないな。
??兄ちゃん
だって、冬弥は学校では別人みたいで慎重じゃん。
冬弥(八歳)
あいつらの話聞いてんの面倒くせぇんだよ
冬弥(八歳)
バレんのも面倒だし…
??兄ちゃん
逆に、春夜はもう男みたいで元気じゃん。
春夜(九歳)
冬弥がカッコいいって言ってくれたからな!‼
??兄ちゃん
俺が名前を付けてやろう!
冬弥(八歳)
……
春夜(九歳)
…………
??兄ちゃん
なんだよ!!
冬弥(八歳)
別に…
春夜(九歳)
イイんじゃねー(棒)
??兄ちゃん
冬弥は…闇を呼ぶ…
??
黄昏…でイイんじゃね?
??兄ちゃん
いいなそれ!!
??兄ちゃん
春夜は…暁か!!
??兄ちゃん
いいか、ちゃんと名乗れよ!
冬弥(八歳)
わーったよ
春夜(九歳)
はいはい、
冬弥(八歳)
ありがとう。真兄さん
春夜(九歳)
サンキュ!真兄!
真一郎
追う!
若
俺には無いのかよ。
冬弥(八歳)
はいはい、ありがとう若兄さん。
春夜(九歳)
ありがとう!
若
よろしい!
ヤンキー
なんだよ・・・お前ら…
冬弥(八歳)
俺ら?
春夜(九歳)
そうだね…
冬弥(八歳)
黄昏。
春夜(九歳)
暁。
二人)双だ