これは魔界での ちょっとした騒動のお話
ホワイト
魂ちゃん
優雅に揺れる翼を羽ばたかせながら、窓から侵入してきた白髪の美しい少年
魂(たま)は額に青筋を浮かべながら出入口の扉を指さしそう言った
ホワイト
ホワイト
ぐいっと顔を近付け、舐め腐った顔で嗤う少年。
その少年とは天界を厳正に治める偉大な神──ホワイト
だが魂は基本動かぬその表情を歪める程、彼のことを毛嫌いしているのだ
魂ちゃん
主の面子を守る為、感情を押し殺しそう言った魂にホワイトはつまらそうに唇を尖らせた
ホワイト
言い終わる前に突き付けられたデビルナイフ
魂が瞬時に反応し、光線のような速度で攻撃体制に転じたのだ
魂ちゃん
ブラック
ぐいっと引っ張られ、ブラックの腕の中に収まる魂
ブラック
ブラック
ホワイト
魂ちゃん
ホワイト
魂ちゃん
ホワイト
ブラック
遠くからホワイトを呼ぶ声が聞こえる
ホワイト
魂ちゃん
帰っていく背に中指を立てる魂
ブラック
魂ちゃん
ブラック
魂ちゃん
ブラック
魂ちゃん
これは魂にとって、ブラックにとって、ちょっとした日常のお話
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か&み作品んんん