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愛夢
愛夢
愛夢
愛夢
母は弟達だけを愛していた… でも、それは本当の愛では無かった
大きくなったら、どうせ 同じ目にあうんだ… 俺もそうだったから…
だから、一刻も早く家を弟達とでたかった… 弟達からしたら無理やり離されたと 思っているのだろうな…
弟達の記憶には優し母親と 冷たい兄の記憶しか無いのだろう…
あの頃は、 弟たちに嫌われても、優しくなんてできなかった。 近づくなと言われていた母に「同じ目に遭わせる」と。
それでも、守りたかった。 らんはただ、必死だっただけ。
母親から逃げ出して… 弟達と幸せに暮らせる…！
この時の俺は、 ただ弟達を守る事だけで必死だった…
そんな考えは甘くて… いつもあんな冷たく接されてた人を 兄とは思えないだろう…
弟たちは、小さかったから 過去を知らない…本当の親も…本性も 何も知らないままでいいんだ。 弟達を守れるなら…見守れるなら…
らん
らん
ｼｰﾝ ﾊﾞﾀﾝ
いるま
すち
こさめ
なつ
いるま
こさめ
こさめ
みこと
こさめ
いるま
なつ
すち
いるま
なつ
らん
??
らん
なんでいるの？遠くに離れたのにｯ なんで？なんで？
らん母
嫌だ嫌だ怖い…また殴られる… いるま達にも迷惑かけるｯ
らん
らん
息ができない… どーやって、息するんだっけ？ いるま達を守らないとｯ
らん
らん
らん
らん母
らん
らん母
らん
らん
〈なんで何処にもいねぇんだよ！ 〈名前…なんだっけ、前髪ピンクと紫頭達にも、そろそろストレス発散できる頃なのにｯ！ 〈全部全部前髪ピンクのせいだｯ
らん
〈あいつら全員✗せばいいんだ！
らん
らん
らん
らん
いるま
なつ
らん
…此処にいても、何処に居ても殴られるんだ…そうだ…弟たちが悪いんだ もうどーなってもいい… いるま達を✗したら 俺も自由になれる
らん
らん
らん
らん
らん
らん
らん
俺の大丈夫はなんなの？ 大丈夫じゃないのに大丈夫って言って誤魔化す言葉？ 弟達を安心させる言葉？ 大丈夫って何…？ 俺にとっての大丈夫は… 大丈夫って言い聞かせて自分を偽る呪文…？
らん
らん
らん
いるま
良かった…カッター持ってることは バレてないみたい… 大丈夫
大丈夫
らん
らん
すち
なつ
あー…やってしまった… もっと嫌われる…嫌われるどころか ✗される…
でも、
大丈夫ｯ
だもんね…
らん
すち
いるま
あぁ、初めて名前で呼ばれたな… でも、もうどーでもいい
すち
すち
らん
すち
らん
すち
らん
らん
すち
いるま
なつ
みこと
こさめ
すち
らん
すち
いるま
なつ
みこと
すち
らん
らん
らん
らん
らん
らん
らん
らん
らん
愛夢
愛夢
愛夢
愛夢
愛夢
愛夢
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