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キュートコア

第20話 - ゞ

113

2023年09月30日

#プロ野球

#可愛い

#女の子

#甘い

#短編集

#野球

( ͡° ͜ʖ ͡°)

福也

ちょち　ちょち

福也

あわわ

福也

かいぐり　かいぐり

福也

とっとのめ

福也

おつむてんてん

福也

ひじぽんぽん

禿

きゃきゃ！

禿

あはは！

禿

福也花魁頭撫でて〜！

福也

はいはい、

禿

わっちも撫でて！

福也

分かった分かった…ふふ、

すみません

福也

ん？

新造の者です。ご挨拶させておくんなし

福也

あぁ、入っといで

舜平太

失礼しんす

福也

舜平太…だっけ？

舜平太

ぇ、はい、！

福也

ごめんね、お話聞いちゃった

舜平太

…由伸花魁の事、知ってるんですか、

福也

うん、

福也

俺、そんなつもりありんせんくて

福也

でも…無意識のうちに由伸と泰輔に対して平等に接し切れてなかったみたい、

福也

宏人や泰輔に迷惑かけてる自覚あるんだ…。

福也

ごめんね、不甲斐なくって…、

ﾊﾟﾁﾝｯ

福也

…ぇ、？

舜平太

…⁈

禿

福也花魁の事虐めねえで！

禿

福也花魁は何も悪うありんせん！

禿

これ以上福也花魁を悲しませんならまた打ってやりんす！この下卑蔵！

福也

2人とも！やめなんし！

舜平太

…すみません。責めるつもりはなくって…

福也

ううん、勝手に俺が話しただけ

福也

ほら、2人とも舜平太に謝って

禿

あちきら悪く無いもん…、

禿

そうだよ！福也花魁が悲しそうだから、！

福也

2人とも。

禿

…ごめんなさい

禿

言い過ぎんした…、

舜平太

ぁ、いや！俺が変なこと聞いちゃったから、

福也

あ、そうだ。

福也

仲直りの印に2人から仕込みを教えもらったら？

舜平太

え、⁈

福也

一応、舜平太からしたらこの2人も姐さんにあたるんだよ

禿

ふふん！仕方ねえから教えやりんす！

禿

姐さんって呼んで良いにんしたえ！

舜平太

は、はぁ…

禿

ほらこっち！

禿

もたもたしてねえで着いてきて！

舜平太

ちょちょ、ｯ

禿

舜平太！まず身なりからだ！

禿

どうしんす？

禿

うーん、めこい顔してるし

禿

化粧は薄くしよう

禿

簪とかは…わっちの貸してあげる！

舜平太

(遊ばれてる…？)

禿

…よしｯ、できた！

禿

舜平太！別嬪さんだよ！

舜平太

ん、ﾊﾟﾁ

舜平太

…な、何か恥ずかしい、

禿

大丈夫！あちきらが仕込んだんだから綺麗に決まってる！

舜平太

そう、？

ｶﾞﾀｯ

舜平太

…ぇ、

颯一郎

あらら、着飾っちゃって

禿

ﾋﾞｸｯ、

舜平太

…？(怖がってる、？)

舜平太

あの、迎えに行くんですか？

颯一郎

いや？

颯一郎

そこの禿たちに用があるの

舜平太

…どうして、？

颯一郎

泰輔を勝手に仕置き場から逃したでしょ

禿

ｷﾞｭｳｯ…

舜平太

…泰輔花魁が何か粗相を？

颯一郎

由伸花魁を怒らせた

舜平太

あれは由伸花魁の逆恨みだと思いんすが？

颯一郎

泰輔はまだ局だよ

颯一郎

階級が上の由伸花魁を優先させるのが過ぎってもんじゃありんせんかい？

禿

…でもｯ！

禿

流石にやり過ぎであるりんす！

禿

泰輔花魁の身体、血だらけでありんした！

禿

両手足を梁から吊るされて…、嬲られて…、

禿

可哀想でありんす！

颯一郎

ｷﾞﾛｯ

禿

ﾋｯ…、

舜平太

あの…折檻なら俺がいくらでも受けますので

舜平太

この子らは許してくれませんか…？

禿

舜平太…ｯ、

颯一郎

…良いよ。おいで

舜平太

はい、

禿

待って、ｯ

舜平太

大丈夫だから…

颯一郎

舜平太

…はい

颯一郎

ふふ、

颯一郎

強がらねえで怖いって言えばいいのに

舜平太

怖がってなんかｯ

颯一郎

さっきから手震えてる

颯一郎

声まで震わせちゃって…本当にめごい子だね

舜平太

…ﾝ…ｯ、

颯一郎

舜平太、脱ぎな

舜平太

…ぇ、

颯一郎

聞こえなかった？

颯一郎

脱がなきゃ仕置きが始まんないだろ

颯一郎

それとも、今更逃げ出すんかい

舜平太

いえ、…

怖くて身体が震える

そのせいで着物を脱ぐのに手間取ってしまう

ｼｭﾙ、

ﾊﾟｻｯ…

颯一花魁を前に何も纏わぬ姿になる

颯一郎

それじゃ始めんしょうか

俺は台に寝そべる形で磔にされた

ﾊﾞﾁ"ｨ"ﾝ"ｯ"

舜平太

ﾋｩｯ⁈⁈⁈⁈

背中に痛いが走る

上手く息を吸えない

舜平太

…ﾋｯｸ…ｯ、ﾋｭｯ…ｯ…ﾋｭｯ、

舜平太

ぅ"ｯあ"…ｯ、

颯一郎

まだ一回目。これくらいじゃ止めないよ

ﾊﾞﾁｨﾝｯ

ﾊﾞｼｨｯ

舜平太

ふ"ぅ"〜〜〜ｯ"

何とか痛みを逃そうと深呼吸して誤魔化す

舜平太

ふ"ーｯ"、ふ"ーｯ"、(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

颯一郎

あぁ…、愛しいねぇ

颯一郎

涙を流しながら耐えるのか

何を言っているんだこの人は

こっちは痛みで苦しんでいるのに

禿の子達が颯一花魁を怖がっていた理由が分かった

泰輔花魁はきっと、

もっと酷い仕打ちを受けたはず

舜平太

ﾝｯ､…ｯ…ふ、ｯ…、ｯ

颯一郎

よう頑張ったね

ようやく仕置きが終わった

裂けた皮膚が空気に触れるだけで痛い

背中が痛みを主張してくる

颯一郎

舜平太、此処で働くんなら

颯一郎

誰かを庇おうとするもんじゃありせんよ

颯一郎

次また同じようなことがあったら、

颯一花魁の顔が近づいて来る

颯一郎

今度はその愛おしいお前の目を貰おうかね

舜平太

…ｯ、

こんな状況なのに息を呑むほど彼は美しい

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