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俺には物心がついた頃から
好きな女の子がいた。
茉白──
その名の通り、
消えてしまいそうなほど真っ白で
ふわふわしてて
可愛くて綺麗で眩しくて……
茉白のことが好きでたまらなかった
それなのに──
「祥ちゃん、私、祥ちゃんのことが……」
「お前は俺の大事な幼馴染だから」
それなのに俺は、
茉白の気持ちを拒んだ
あの日、茉白が言おうとした言葉の続きは
もう聞くことが出来ないだろう
一番、聞きたい言葉なのに
だって俺は
茉白じゃない女と結婚するのだから
祥太郎
茉白
祥太郎
茉白
祥太郎
茉白
祥太郎
茉白
茉白
祥太郎
茉白
祥太郎
茉白
祥太郎
茉白
茉白
ここで茉白に手を伸ばしてしまえば
俺は茉白に顔向け出来なくなる
祥太郎
茉白
茉白
祥太郎
祥太郎
祥太郎
祥太郎
茉白
茉白
茉白
ああ、そうか。
俺はどこで間違えたんだ
閉ざしたはずの心を癒すのは
いつだって茉白だった
茉白
茉白
やっぱり眩しい
茉白の光が
俺には眩しい。
祥太郎
祥太郎
茉白
祥太郎
祥太郎
祥太郎
茉白
祥太郎
祥太郎
祥太郎
茉白
茉白
祥太郎
祥太郎
祥太郎
祥太郎
祥太郎
茉白
祥太郎
祥太郎
祥太郎
茉白
祥太郎
祥太郎
茉白
祥太郎
祥太郎
祥太郎
祥太郎
祥太郎
祥太郎
──ギュッ
祥太郎
茉白
茉白
茉白
茉白
祥太郎
茉白
祥太郎
──「祥ちゃんは、ホントは弱いんです」
──「私も今は、どうしていいか分からないけど」
──「祥ちゃんの力になりたいって想いだけ、 心の中にあるんです」
麗香
──「俺、忘れられない大切な人がいる」
麗香
麗香