コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
イザナ
黒川さんにそう命令されるが、私は武道くんを庇うかのように立ちはだかった。
梨
イザナ
何か響くものがあったんだ思う。 武道くんを見ると、なんだか見えていなかった部分が見えてくるような気がしてきて。 ほんの少しの勇気を分けてくれた。
タケミチ
後ろからそんな声が聞こえる。
タケミチ
梨
武道くんの方を振り返って、そう言うとカチャっと言う音ともに頭になにか硬いものを押し付けられる感覚。
稀咲
稀咲
ココ
梨
じゅう? じゅうってあの? 警察官とかが持ってる?
鶴蝶
鶴蝶さんがそう言った途端、私の顔は一気に青ざめた。 死というものを改めて実感するのは鳥肌が立つものだ。 怖くなってしまった。
タケミチ
稀咲
ココ
稀咲
未だ銃を頭に突き付けられて私は身動きすら出来ない。
タケミチ
不意に、武道くんが放った言葉。 気に触ったのか稀咲さんは銃の標的を私から武道くんへと変えた。
半間
梨
その瞬間を半間さんは逃さなくて、私の首根っこを力強く握って、少し遠ざけた。 手があれば抵抗出来たけど、後ろで拘束されているし、解放されたところで左手は使い物にならない。 自分が無力な人間であることを恨らんだ。
ーーーードン
梨
私がもっとしっかりしていれば、君は… こんな目には遭わなかったのに。