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中学校の校庭、夕焼けに染まる空の下。
宵は教科書を片手に、そっと誰かの姿を探していた。
宵
そこには、いつもの春千夜がいた。
手には漫画の単行本、顔には不機嫌そうな表情。
春千夜
春千夜
春千夜は言いながらも、照れくさそうに視線を逸らす。
宵
宵は小さく笑う。
春千夜といると、なんだか心が落ち着く。
二人でベンチに腰掛けると、春千夜はふと漫画を宵に見せた。
春千夜
宵がページをめくると、笑いながら突っ込む春千夜。
いつも通りのやり取りに、宵の心はぽかぽかしていた。
宵
春千夜
宵
春千夜は少し固まった。
照れ隠しに、口元を手で隠す。
春千夜
その言葉の裏に隠された、ほんの少しの優しさを 宵は感じ取った。
夕焼けが校庭を赤く染める中、二人は肩並べて座っていた。
まだ未来のことなんて考えられないけど、
宵はこの瞬間がずっと続けばいいな、と 密かに願った───。
雨宮 宵 アマミヤ ヨイ
15歳
三途春千夜の幼馴染
宵
春千夜
新連載
「 隣にいる理由─── 」