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温かいティータイムが終わると、自然とリビングの空気は さらに柔らかく、ゆるく、甘く沈んでいった。 ソファにもたれかかると、弟者さんがすぐそばに座り、 ふっと優しい横顔で見下ろしてくる。
弟者
その声だけで胸がじんわり温かくなる。 さっき飲んだ紅茶よりずっと甘い。 反対側には兄者さんが座り、片手でクッションを整えながら、
兄者
と、くすぐったくなるほど穏やかに笑う。 向かいの一人掛けではおついちさんがブランケットを広げ、 そっとかけてくれる。
おついち
そう言いながらも、その声は明らかに眠らせにきてる優しさ。 ブランケットのふわふわした感触と、三人が囲むようにそばにいてくれる安心感に包まれて、呼吸がゆっくり深く落ちていく。
テレビには朝の続きで、何気ないバラエティが流れてる。 でも、三人と過ごすこの静かな時間こそが一番の癒し。
弟者
弟者さんが小さく聞いてくれて、
兄者
兄者さんが笑う。
おついち
おついちさんは優しく言う。
その全部が甘くて、心がほどけていく。
何も考えずに過ごしていい午後。 三人といるだけで満たされる、 あったかいまったり時間が流れていく――。
テレビの柔らかい音だけが流れるリビングで、 私がソファに深く沈んでいると――
隣の弟者さんが、そっと腕を伸ばして、 私の頭に手を置いた。
ゆっくり、優しく、髪を梳くみたいに撫でてくる。
弟者
その声が低くてあたたかくて、 胸の奥がじんわり広がる。 反対側からは兄者さんがクッションを抱かせてくれて、
兄者
言いながら、ついっと頬に触れてくる。 優しさがゆるくて、心が揺れる。 向かいにいたおついちさんがブランケットを整えながら、 小さく息をついて微笑む。
おついち
弟者さんと兄者さんがちらっとおついちさんを見る。
弟者
兄者
そんなやり取りが自然と生まれて、 リビングの空気がもっと甘くなる。 私は三人に囲まれたまま、 まぶたがとろん、と重くなっていき――
弟者さんが気づいて、 くすっと優しく笑う。
弟者
兄者さんがもっと近くに寄ってきて、 軽く肩に手を置いてくれる。
兄者
おついちさんもため息みたいな声で、
おついち
私
三人の声が混ざり合って、 ふわふわした温度が全身を包み込む。 私はその中で、 静かに、安心してまぶたを閉じ始める――
夕方のキッチンと、目覚めた瞬間 ふわっと、いい匂いがした。 だしとバターが混ざったような、 どこか懐かしくてお腹が鳴りそうな匂い。 私はゆっくり目を開ける。 ――いつの間にか、ソファでうたた寝してたみたい。
身体を起こすと、リビングの奥、キッチンの方から 包丁の音と、低く楽しそうな話し声が聞こえてくる。
おついち
弟者
兄者
その声に、自然と口元が緩む。
キッチンをのぞくと、 エプロン姿の3人が並んでいた。
フライパンを振ってるのは弟者さん。 慣れた手つきで、余裕そうな顔。
弟者
振り返って、優しく笑う。
隣で味見してるのは兄者さん。 スプーンをくるっと回しながら、
兄者
からかうように言いながらも、目はすごく優しい。
少し後ろで鍋を見てるのはおついちさん。 ももに気づくと、火を弱めてから声をかけてくれる。
おついち
その一言で、胸がきゅっとする。 私がキッチンに近づくと、 弟者さんが自然に距離を詰めてくる。
弟者
兄者さんがタオルで手を拭きながら、
兄者
なんて言うから、思わず照れてしまう。 おついちさんは無言でお皿を出しながら、 ぽつりと一言。
おついち
その言葉が、何より嬉しい。 キッチンには、 料理の音と、温かい空気と、 “帰る場所”みたいな安心感が満ちていて。
私は思う。 ここにいるのが、当たり前みたいになってる。
夕方の光が差し込む中、 三人の背中を見ながら、 胸の奥がじんわりと満たされていく――。
テーブルに料理が並ぶ。 湯気の立つお皿と、色のきれいな副菜。 どれも”ちゃんと誰かのために作られた”ごはんだった。 私が席に着こうとすると、
弟者
って、弟者さんがさりげなく椅子を引いてくれる。
反対側から兄者さんがすぐに言う。
兄者
冗談めかした声なのに、目は本気で。 私が一瞬迷うと、
おついち
って、おついちさんが静かに言う。 でもその言い方が一番ずるい。
結局、 弟者さんの隣、兄者さんが向かい、 おついちさんが斜め横―― 自然と三人に囲まれる形になる。
私
弟者
兄者
おついち
その一言が重なる。 食べ始めるとすぐ、 弟者さんがももの皿をちらっと見て、
弟者
兄者さんはそれを聞いて、
兄者
って、私を見る。 視線が集まって、 私は小さく笑って頷く。
私
その瞬間、
弟者
兄者
おついち
三人とも、ほぼ同時。 おついちさんは何も言わず、 私のコップが少し空いているのに気づくと、 黙ってお茶を注いでくれる。
兄者さんがそれを見て、
兄者
おついちさんは肩をすくめて、
おついち
弟者さんがくすっと笑って、
弟者
その一言で、胸があたたかくなる。 食事の途中、 私が少しぼーっとしていると、
弟者
弟者さんが低い声で聞く。
兄者
兄者さんが続ける。
おついち
おついちさんは、私を見て小さく頷く。
おついち
その言葉に、胸がぎゅっとなる。 食卓はにぎやかなわけじゃない。 でも、静かで、あたたかくて、 安心できる空気に包まれている。
私は思う。 ここは、ちゃんと“居ていい場所”だって。
私
弟者
兄者
おついち
最後のお皿を置いた瞬間、 私が立ち上がろうとすると、
兄者
兄者さんが先に立って、 私の肩を軽く押して座らせる。
兄者
私
兄者
被せるように言われて、 思わず笑ってしまう。 その横で弟者さんが、 私の前のお皿をさっと持ち上げる。
弟者
キッチンへ向かう二人の背中を見ていると、 後ろからおついちさんが静かに声をかけてくる。
おついち
振り向くと、 テーブルに残ったコップを手に取りながら、
おついち
その一言が、やさしい。
私
そう言うと、 一瞬だけ、おついちさんの視線が柔らぐ。
おついち
キッチンからは水の音。
兄者
弟者
おついち
そんなやり取りが聞こえてきて、 私はソファからその様子を眺める。
すると弟者さんが振り返って、
弟者
何気ない一言なのに、 ちゃんと“見てる”。
私
そう答えると、
弟者
兄者さんが笑いながら、
兄者
すかさず、
弟者
弟者さんが言うと、
兄者
って、平然と言う。
おついちさんは洗い終えた皿を拭きながら、
おついち
その言葉に、胸がじんわりする。 片付けが終わって、 三人がリビングに戻ってくる。
兄者さんが私の隣に腰を下ろし、
兄者
って、頭をぽん、と軽く撫でる。 弟者さんは反対側に座って、
弟者
おついちさんは少し離れた場所から、 でもちゃんと私を見ている。 その視線が、あたたかい。
何気ない食後の時間。 ただ一緒にいて、 洗い物をして、 言葉を交わすだけなのに。 私は思う。 この日常が、もう特別なんだって。