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シャボン玉の君 1

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シャボン玉の君 1

1 - シャボン玉の君 1

♥

130

2019年05月25日

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──あれは、夏の初め

僕は特別な

君に出会った───

まふまふ

おーい!こっちこっちー!

はいはーい…

威勢良く声をあげると、君が振り向いた

夏の初め、森で出会った君

ふわふわの黒髪の、名前の知らない君

え?!

なんか茶色いのが木に……

木を指差して、君が言った

まふまふ

あー……これはね

まふまふ

セミの脱け殻!

ぬ、脱け殻?!

目一杯、目を開いて驚く君

…やっぱり、君は何も知らない。

まふまふ

そうだよー、

まふまふ

セミが大きくなるときに、脱皮をした脱け殻なんだ!

こうやって僕は、いつも君に教えてみせる。

へぇ~!

物知りだね!

いつも君は、そうやって僕を褒めるんだ。

──まるで、僕を怒らせないように、と言わんばかりに

まふまふ

まふまふ

やっぱりアイスはバニラだよなー

……うん、バニラ美味しいよね。

ほら。

共感しかしてなくて。

他人を否定しないじゃん。

まふまふ

……君、こないだチョコレート好きって言ってなかった?

共感ばっかりじゃなくて

君の答えを、聞かせてよ──

………うん。

‘‘どっちも’’好きだよ。

うつむいて、君が言った

──また、‘‘どっちも’’か……

まふまふ

本心が、聞きたいのに…

え?

君が聞き返した

まふまふ

なんでもないっ!!

まふまふ

まふまふ

ほら!着いたよ!!

僕はそれを指差す

わぁ………

感嘆の声をあげた

素敵な小屋……

まふまふ

でしょ?

まふまふ

いいとこなんだ!!

指差したのは、3~4畳の小さな小屋

まふまふ

ほら!

まふまふ

ベッドまでついてるんだよ!

凄いね……!!

君がばふっとベッドに飛び込んだ

ふかふか~

幸せそうな声をあげる君。

まふまふ

でしょ?

まふまふ

まふまふ

ねぇ。

んー?なにー?

まふまふ

ここ、秘密基地にしようよ!

おっきな声で、僕が言った

うん!!

ふわっ、と笑って、君がうなずいた。

その幸せそうな顔を、いつまでも見たいと思った───

続く

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130

コメント

6

ユーザー

ともみんー!運動会、お疲れ様!!見てくれてありがと!

ユーザー

早く見れなかった……運動会め…(´・ε・`)

ユーザー

ぴょんぴょん……なんか可愛い笑 続き、近いうちに書くね!

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