今日は、あかずきんさんに会いに行こうと思う。狼に会って、ケガしているかもだから救急セットを持って、
ハトリ
行ってきまーす。
バタン。
ハトリは最後にあかずきんと会った場所に行った。
ハトリ
んーいないなー。
ハトリ
もう少し奥かな。
ザクザクザク
グ、ウゥ
そんな声が聞こえた。
ハトリ
あかずきんさん、かな?
そうして、その場所に行くと、
とても綺麗な白い狼がいた。
白い狼
!、だ、れ?
ハトリ
喋った!?
白い狼
(も、しかし、て、昨日の、子?)
白い狼
ちか、ずくな
ハトリ
...君、ケガしてるね。
ハトリ
手当てするから、
ハトリはそう言って近づく
白い狼
来る、な。
ハトリ
ダメ。手当てしないと、もっと痛いよ。
白い狼
チッ
白い狼
(止められない、な。)
ハトリ
(結構、深いな、これは、狼に引っかかれて出来る傷。)
ハトリ
(この子、群れからイジメられてるのかな。)
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ハトリ
よし、終わったよ。
白い狼
ハトリ
あれ?
ハトリ
あ、寝てるのか。
白い狼
ヴゥ
ぷしゅううぅ
ハトリ
!?
ハトリ
え!何これ?
そこからは、煙が出る。
ハトリ
大丈夫?
そこには、ぐったりとしてるあかずきんさんがいた。
ハトリ
え、なんであかずきんさんが?
ハトリ
あの、狼もいないし、
ハトリ
うーん。あ、
ハトリ
まさか
ハトリ
あかずきんさんが、あの白い狼?
ハトリ
ん?
ハトリ
昔も同じ事をしたような。気がする。
ハトリ
なんだったっけ?
ハトリ
思い出せないや。
家に帰りなさい。
ハトリ
そうだ。帰らないと
ハトリ
帰らないと。行けないんだ。
ハトリ
帰らないと。