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そのまま腕を引かれファミレスへ

南音

あ、あの…

柊優

とりあえずポテトでいい?

南音

え、あ、はい

ポテトとドリンクバーを頼む

柊優

何飲む?
取ってくるけど

南音

じゃあコーラで…

柊優

りょーかい

ジュースをとって戻ってくると丁度よく ポテトが到着する

南音

あの、それで…?

柊優

あー…

柊優

(やばっ、勢いで連れてきたからなんも考えてねぇ)

南音

(え、何この沈黙…怖すぎるんだけど)

柊優

まぁ、あれだ
お前絡まれるようなことすんなよ

南音

別に好きで絡まれてるわけじゃ…

柊優

だとしてもあの口調は喧嘩売ってると思われても仕方ねぇって

南音

それは…

南音

(わかってるけど)

柊優

なんであーなるかとかどうでもいいから直せ

南音

直せたら苦労しねぇよ…

ボソッと呟き目を背ける

柊優

お前なぁ…
やばっ(ボソッ)

呆れたような一言を呟いたと思えば 慌てたようにメガネを取り出す彼

南音

何して…?

柊優

ちょ、黙ってろ(ボソッ)

サークル仲間

あれ、柊優じゃん!
何しての?

柊優

いや、別に…

サークル仲間

てか何?
こっちの子高校生じゃん

南音

(なんだコイツ…)

柊優

えっと、その…

サークル仲間

もしかしてお前また絡まれたの?w
でこの高校生に助けて貰ったとか?w

柊優

ま、まぁ、そんな感じ…w

サークル仲間

だっせぇw
したらそのお礼で奢らされてんだw

柊優

そうなんだよね…w

先程までとは別人のように相手に振る舞う彼に困惑 しつつ黙って事の成り行きを見届ける

サークル仲間

マジかよw
年下に助けられる大学生ってw

柊優

あ、あはは…w

サークル仲間

君こいつバイト結構やってて金あるから、好きなもの奢ってもらいなw

南音

はぁ…

サークル仲間

じゃ、俺またせてるヤツらいつからそろそろ行くわ

柊優

う、うん…

サークル仲間

またサークルでな〜
高校生くんもじゃあね〜

そして席を離れていく背中を見送りメガネをしまう

柊優

ふぅ…

南音

あの今のって…?

柊優

あー、同じ大学のサークルの人でたまに話しかけられるんだよなぁ

南音

あとメガネはなんで?

柊優

変に絡まれたらだるいからと思って付けてるんだけどあぁいうやつには意味ないらしいわ

南音

なるほど…w

南音

(なんかさっきのメガネ姿もかっこよかったなぁ)

柊優

おい、ぼうっとしてどうした?

南音

へっ!?
いや、なんも無い…です!

柊優

なんで急に敬語?w
タメのままでいいよw

くくっと楽しそうに笑う姿に目を奪われる

南音

(笑ってる顔好きだな…)

南音

(っすき!?///は、え?///)

柊優

おーい、何百面相してんの?

黙って何故か1人百面相をするそいつを見る

柊優

(なんだ?まぁ、大学じゃあんな感じにしてるって知らねぇもんな)

柊優

(…コロコロ表情変わるヤツだなぁ)

柊優

ふふっ

南音

…?

急に笑った俺を見てキョトン顔をする

柊優

(なんか可愛いなこいつ)

柊優

(…可愛い?いやいや、相手男だぞ?)

そんなこと思うはずがないとよぎった思考を 追い出すように話を振る

柊優

なぁ、お前名前は?

南音

え、あぁ…
鈴原南音

柊優

俺は柊優よろしく

南音

よろしく…

柊優

南音って高校生だよな?

南音

(急に名前呼び!?///)

南音

あ、うん
高校3年だけど

柊優

ふーん
俺大学1年

南音

通りで…

柊優

通りでって?

南音

いや、雰囲気が大人っぽいなぁって

柊優

そうか?
こんな感じのやつゴロゴロいんだろ

南音

そうだけど俺の周りにはいないタイプだったから

柊優

なんだそれw

それからもポテトをつまみつつたわいもない 話をし解散することに

南音

あ、あのさ!
良かったら連絡先…

柊優

あー、いいよ
ほら

そう言うと自分のプロフ欄を表示して見せてくれる

南音

えっと…

南音

(なんか緊張で手震えるんだけど…///)

南音

今スタンプ送った

柊優

ん、きたきた
追加しとくな

南音

うん
そ、それじゃ…

柊優

おー
もう絡まれんなよー?w

家に着き今日の出来事を振り返る

南音

まさかあの人と連絡先交換するなんてな

南音

(柊優か…)

南音

っ〜〜〜!

心の中で名前を呼ぶとなんとも言えない 気持ちが熱となり全身に拡がっていく

南音

(これってあれか!?好きとか…そういう!?///)

自覚しさらに顔が熱を帯びていく

南音

ま、じか…///

そう自覚した途端道端で会う頻度が少なくなり

南音

(はぁ、今日も会えなかったや…)

南音

会いたいなぁ…

柊優

誰に会いたいって?

南音

うわっ…!
へ、あ!?

柊優

そんな驚くなよw

南音

いや、だって…!

柊優

ごめんごめんw
で、誰に会いたいって?

南音

え、いやぁ…///

南音

(まさか会えると思ってなかったって…!会いたかったけど!///)

柊優

ん、なんか顔赤くね?

南音

そんなことっ!///

急に顔をのぞき込まれテンパりつつ否定する

南音

(ちょ、近いっ!///)

柊優

ならいいけど

柊優

てかせっかく連絡先交換したのになんも送ってくれないじゃんw

南音

そ、れは…

南音

(緊張して送れなかったとか言えねぇ…)

柊優

ま、別にいいけど

南音

あの、さ…
最近って忙しかったの?

柊優

別に?
なんで?

南音

いや、最近ここら辺で会えなかったから…

柊優

あー、もしかしてさっきのって俺の事?w

南音

え、あっ…いや!///

柊優

ふーんw

柊優

(可愛いとこあんじゃんw)

南音

そうだよ…(ボソッ)

柊優

なに?

南音

そうだよ!///
会いたかったけど連絡するのも緊張しちゃうし、偶然会えたらいいなって…

柊優

普通に連絡してくりゃいいだろw

南音

そうだけどさ…

南音

(俺の気も知らないで…!)

柊優

なら今日の夜連絡してやろうか?

南音

へっ!?

柊優

そうすりゃ解決だろ?

南音

う、うん…

柊優

決まりだな
で、今日は絡まれてない?

南音

最近はそんなに…

柊優

それは良かった

ふっと笑みをこぼす彼に見とれてしまう

南音

(やば、ガチで好きだ…///)

柊優

おーい?
ボーッとしてどうした?

南音

あ、いや!?
その、綺麗だなって…!

柊優

なんだそれw
ま、ありがとな

南音

(俺何言った!?)

南音

いや、あの、じゃ!

柊優

あ、おい!

柊優

行っちゃった…

柊優

(綺麗か…w)
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