わたしもすきです

高校二年生の秋

友達がしんだ

これが日常だった

いなくなるだなんて考えてもなかった

帰りも行きもずっと一緒にいた

たまに喜んでくれるのが嬉しかった

たまにバカだなって思って

ゴキブリの話はしなくてもよかった気がします

わたしに伝わったのは

恐怖でした

なにに対しても好きだと言ってくるので

わたしは恥ずかしくなってきました

今更？って感じなのですが

ここからわたしはあなたを好きになりました

馬鹿げた話です

わたしがもっと伝え方が

語彙力があればよかった時です

初めて好きだといった日です

初めて素直になりました

ゆうきのおかげです

みなみのおかげでもあります

みなみと話してたら

急にゆうきが言ってきた言葉が出てきました

なぜでしょう

別に気にしてはいないのに

わたしが引っ越してきたときの話をしましょう

ガサガサ

今思い出すと、変だね

いつからか、口調も変わってたね

今思い出したよ

ゆうきとの思い出を話せって言われたら

たくさん話せるよ

出会った日なんて唐突過ぎたよ

突っ込みどころばかり

ゆうきに愛を恋を教えてもらった

わたしのせいで、ごめんね

たくさんのごめんねとありがとうを送ります

しんだのはわたしのせいだもんね

もっと周りを見ていればこうならなかったよね

すぎたことに何言っても無駄なのは知ってるけど

きづいたら謝ったり感謝したり後悔してたり

でも、このままじゃだめだと気づきました

すすむよ、あらたなみちを

出会ってくれてありがとう

好きになってくれてありがとう

付き合ってくれてありがとう

わたしが轢かれそうになったのを助けてくれてありがとう

何も押さずに手を引っ張ってくれたらよかったのに

ほんとうにばか

ごめんね、ありがとう

高校二年生の秋

付き合ってた彼氏がしんだ