無感情の君は、

君の瞳は前の向日葵のような瞳じゃない。

宝石のような瞳でもない。

その瞳で睨まれたら僕はもう傷つくどころじゃないだろう。

優しい手つきで莉犬くんの頭を撫でているが、瞳は黒く濁ったままだ。

みんなも優しくるぅとくんに喋りかけてるが、少し怯えているように見える。

ｺﾝｺﾝ

るぅとくんが先生のことを睨んでいるように見える。

これも瞳のせいなのだろうか。

その時みんなの目から涙が浮き出てきた

僕の目からも

みんなで泣きながらるぅとくんを抱きしめた。みんなが一つになったみたい

その時少しだけるぅとくんの瞳に光が戻ったのは気のせいだろうか。