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(なんで秋の声が…?)

雪(Schnee)

しっ!?

雪(Schnee)

春ちゃんが来てるんだから

秋(Fallen)

え、そうなの!?

(いや、ガンガン聞こえてるんですが…)

雪(Schnee)

それでなんだ?

秋(Fallen)

そうそれが大変なことになったわ…

秋(Fallen)

…が…に…され…

(ん?よく聞こえない…)

雪(Schnee)

分かった…

秋(Fallen)

えぇ…

雪(Schnee)

Fallenは下がってろ

秋(Fallen)

わかったわ

秋(Fallen)

手に負えなくならないといいけど…

(え…なんの話をしてるの…?)

(聞こえなかった…)

─ディナーの時間─

あ、あの…

まだ私…この状況に…

秋(Fallen)

ごめんなさい

秋(Fallen)

遅れたわ

秋……

秋(Fallen)

……

座りなさい

秋(Fallen)

はい

君も座りなさい

はい…

Schnee全て説明してやれ

雪(Schnee)

はい父上…

雪(Schnee)

まず君を呼んだのには理由があります

雪(Schnee)

この国Saisonales Königreich

ん?

雪(Schnee)

Saisonales Königreich

雪(Schnee)

日本語では季節の王国ってところでしょうか

ほ、ほう…

雪(Schnee)

今Saisonales Königreich(季節の王国)は戦争がはじまろうとしているのです…

戦争!?

雪(Schnee)

はい…

雪(Schnee)

わたくしSchnee(雪)と

秋(Fallen)

わたくしFallen(秋)

雪(Schnee)

は、''今だけ''この国の姫と王子にあたります

え…秋と雪さんが…?

雪(Schnee)

ここではHerbst Prinzessin(秋の姫)とSchneeprinz(雪の王子)と呼んでください

は、はい

雪(Schnee)

事の発端は戦争をする相手となるNettoland(純の王国)とどちらがトップ国かの揉め事でした。こんな些細なことから戦争がはじまろうとしているのです…

雪(Schnee)

戦争を止めることは出来ません

雪(Schnee)

こちらも有力な武器は沢山あります…ですが…

雪(Schnee)

相手には一つだけこちらにはない強力なものを持っています

それはなんですか?

雪(Schnee)

それは…Unbesiegbares Juwel

雪(Schnee)

無敵の宝石です

無敵の宝石…?

雪(Schnee)

はい…その威力はとても強く…誰も止めることが出来ません…

雪(Schnee)

ですが…一つだけ止める方法があるのです…それは

それは?

雪(Schnee)

あなたの手の甲にダイヤモンド型の紋章があるでしょう?

え…?

え、ほんとだ!?

来る時はなかったのに…

雪(Schnee)

はい…あなたは生の世界では、一般の女子高生として生きられていますがこの鏡の世界では

雪(Schnee)

過去に鏡の世界での戦争で人類を助けた姫Frühlingsprinzessin(春の姫)の子孫なのです

雪(Schnee)

つまりあなただけが無敵の宝石に勝てるということです

え…

雪(Schnee)

わたしは最初からあなたをここにおびき寄せるためにHerbst Prinzessin(秋の姫)に協力してもらい午後の紅茶と申したMagisches Getränkをあなたに飲ませたのです

Magisches Getränk?

雪(Schnee)

はい

雪(Schnee)

魔法の飲み物です

魔法の…飲み物…?

雪(Schnee)

それを飲めば鏡の世界の入口が開くのです

え、でも秋だけ記憶が…

雪(Schnee)

その件に関しては、わたしが細工をしました

細工?

雪(Schnee)

はい。Herbst Prinzessin(秋の姫)には一定の記憶だけなくさせました

どうしてですか?

雪(Schnee)

辛い思い出を思い出すとここでの生活で何らかの負傷が起きてしまうので

そういうことだったんですか…

雪(Schnee)

はい、それに

雪(Schnee)

あなたの親友となれば協力してもらった方がいいなと思い、あなたに飲ませるつもりだった午後の紅茶をちょうど

雪(Schnee)

Herbst Prinzessin(秋の姫)が彼氏に振られたと聞き、飲ませました

雪(Schnee)

そっちの方が都合も良かったので、こうしてね

は、はぁ

秋(Fallen)

もうちょっと言葉をわきまえてください

雪(Schnee)

申し訳ない

それで、私の手の甲にあるこの紋章はかつて人類を救った姫(Frühlingsprinzessin(春の姫)の子孫だという証ということですか?

雪(Schnee)

はい

雪(Schnee)

そういうことになります

それで私はどうしろと?

雪(Schnee)

この国は季節の国と名のるように

雪(Schnee)

春、夏、秋、冬(雪)

雪(Schnee)

こういった名前をもった人種を集めていました

雪(Schnee)

それはもちろんNettoland(純の王国)と戦う時に大きな力が手に入るからです

雪(Schnee)

秋と冬(雪)の名を持つ私たちとあなた、そして夏…

夏って、立花…

雪(Schnee)

はい

夏さんもここに?

雪(Schnee)

いえ、夏はまだ…

そう…なんですか…

雪(Schnee)

夏を連れてくるにもあなたが必要なのです

え…どうしてですか?

雪(Schnee)

夏はあなたに心惹かれているようです…あなたからのお誘いならなんでもついて行くはずです…

え…そんなこと突然言われても…

雪(Schnee)

お願いします

いやいや私には…

わたしからもお願いします

王女の命がかかっているのです…

え…王女?

雪(Schnee)

はい…

雪(Schnee)

王女様は1ヶ月ほど前から眠り込んでいるのです…それもNettoland(純の王国)の王に毒薬を飲まされ…

え…

この世界、そして王女を助けるにはあなたの力が必要なのです

雪(Schnee)

どうかお願いします

秋(Fallen)

お願いします

え…でも…私にそんな力…

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