先生
れい、志望校は決まったのか?
実井れい
はい。
実井れい
薔薇百合女子校に行きたいと思ってまして。
先生
なるほど……
先生
ん?実井、もう1回言ってくれないか?
実井れい
だから、薔薇百合女子校に行きたいなって思ってるんです。
先生
お前、正気なのか?
母
先生、どうかこの子を薔薇百合女子校に…
母
お願いします───!
先生
実井は、男ですよね?
母
はぁ!?
母
れいは、女の子です!
先生
だって、体育着に着替える時だって、更衣室は男子更衣室ですし…
先生
アンケートの時に性別を聞かれるところでも男になってます。
母
──────!
母
うちの子になんてこと!
母
あの、先生…?
母
お金はいくらでも積みますからどうかお願いします。
先生
そう言われましても…
母
…じゃあ先生これをどうぞ
母は、先生に電話番号が書かれた紙を渡した。
先生
……分かりました。考えましょう。
母
…ふふっ
母
良かったわね!れい!
実井れい
うん。
その夜…
母
…あっ
母
…はぁっ
先生
れいかさん…
先生
あぁっ─────!!
母
先生、
母
私もっ…
母
あぁぁんっっ…!
ビュルルル…
母
あぁ、気持ちよかったわ。先生♡
先生
僕もです。れいかさん。
母
さっきの件、ちゃんと考えてくれたかしら?
母
私どうしてもあの子を…
先生
もちろんですよ。
先生
性別なんか関係ないですよね。
先生
絶対に薔薇百合女子校に入学させましょう。
母
先生、だぁいすき♡
母
さすがね♡
先生
あの、また誘ってくれたり…
母
もちろんよ♡
母
無事入学出来たらね…
チュンチュン…
母
れい、おはよう。
実井れい
母さんおはよう
実井れい
昨日は、帰ってくるの遅かったね。
母
…
母
昨日はちょっと先生とお話してたのよ。
実井れい
どう?僕、入学できそう?
母
ええ、もちろんよ。
母
物分りのいい先生で助かったわよ。
母
れいは、立派な女の子だって言うのに。
一応、僕は男だ。
だけど、母さんは望みもしなかった男が生まれ
僕を、ずっと女の子として育ててきていた。
母
れいは、こんなに可愛いのにねぇ。
母
ほら、れい。もう、7時半よ。
母
家を出て、新しい高校に行くわよ。
実井れい
うん。
母
れい。
母
ここが薔薇百合女子校よ。
実井れい
わぁ…
実井れい
本当に…女の子しかいない…
母
そうよ。
母
これからは、女の子に囲まれて生活していくの!
母
れいも、益々綺麗になっていくと思うわ。
実井れい
そう…だね。
母
じゃあ、お母さんはここまでだかられいは、中に入りなさい。
母
沢山お友達作るのよ
実井れい
は、はーい
ガヤガヤ…
実井れい
(いかにも、女子の空気だな…)
実井れい
(中学校の時は、母親に見られていない時は男とバカ騒ぎしてたものの…)
実井れい
(ここは、女子だらけ…共学のようにはいかないよな…)
実井れい
(てか、隣の子めっちゃ可愛いな…)
実井れい
(中学時代、さぞかしモテたんだろうな…)
実井れい
(あっ、目合っちゃった…)
れいは、顔を真っ赤した。
上関あすか
…あの
実井れい
(…話しかけてくれた!)
実井れい
は、はい!
上関あすか
…私、上関あすかって言います。
上関あすか
良かったら仲良くしてほしいです。
実井れい
(めっちゃ可愛い…)
実井れい
(こんなの仲良くせざるを得ないじゃん…)
実井れい
あっ、えっと、僕、じゃなくて────────!
実井れい
私、実井れいって言います!
実井れい
私も…その、仲良くしたいです。
上関あすか
…よかった!
上関あすか
私、友達できるか不安で…
上関あすか
実井さんがいてくれて良かった…。
実井れい
(こんな可愛いんだからすぐ友達できると思うんだけどな…)
実井れい
(なんか女の子を騙してる気分…)
実井れい
私も上関さんがいてくれて良かったよ!
実井れい
これから仲良くしよっ?
上関あすか
…嬉しいっ!仲良くしよう!
実井れい
(あー可愛い)
実井れい
(僕の理性が崩れそうだ…)
朱秋すずね
…れい?
実井れい
…えっ、すずね!?
朱秋すずね
ちょっと、なんであんたここに!?






