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米津
○○
米津
お風呂上がりのわたしを米津が強引に ソファに座らせた。
まだ濡れたままの髪を、優しくタオルで拭いてくれる。
米津
○○
ドライヤーのスイッチが入ると、温かい風と一緒に、米津の指が私の髪をとかしていく。くすぐったくて、でも心地いい。
でも、それ以上に米津の距離が近すぎて、まともに呼吸できなかった。
米津
○○
○○
米津
にやっと笑うその顔が、どう考えても ”変な意味”にしか見えなかった。
○○
米津
○○
熱い顔を隠すように、私は膝を抱えた。
でも米津はそのまま、髪を乾かしながら、優しく、けれど逃げられない距離で、ずっと私を見ていた。