爽やかな彼からの甘い告白。
start.
19:09
○○ side
kn
もしも〜し?
○○
...ひまです
kn
そろそろ暇電禁止令出していい?笑
○○
だめ!!!
kn
俺だって暇じゃないんよ笑
○○
私の話し相手いないんですよ
kn
毎回それ言うけどさ、女友達いないんすか?笑
○○
みんな彼氏いるんよ
kn
なるほんね〜笑
kn
それで彼女のいない俺に掛けてくるわけ?笑
○○
そゆこと!!
○○
てかそんなことよりさ!
kn
なに?笑
○○
お風呂入った?
kn
入った
○○
なら良し!
kn
あ〜、これ3時間コースじゃん笑
○○
えへへ、気付いちゃいました?笑
kn
んー、電話がかかってきた時点でなんとなくは
○○
流石きんときさん、鋭いっすね〜笑
kn
毎日のように暇電してくるどこかの誰かさんのせいで慣れちゃったんですよね〜
○○
ぶっちゃけ嬉しいでしょ?笑
kn
意味わかんねえよ笑
○○
まあまあ、怒んないで?笑
kn
起こってねえから笑
○○
____でさ?ほんと酷くない?!
kn
確かにねー笑
○○
しかも____してたのに...
kn
うん笑
きんとき side
俺が現在進行形で片想いしている彼女は、俺に「暇だ」と言って電話をかけてくる。
「毎日しつこいな、笑」なんて俺は言うけど、告白する勇気さえもない俺にとって、毎日○○と2人で話せる環境があるのは正直幸せでしかない。
俺だけのものになればいいのに。
...なんて思ってるだけで、伝えられる訳ないんだけど。
時間が経てば経つほど気持ちが大きくなる。
そんな事お構い無しの君は、俺の気持ちに気付かずに毎日電話をかけてくる。
○○
____でさ?ほんと酷くない?!
kn
確かにねー笑
○○
しかも____してたのに...
kn
うん笑
いつも○○は、俺に気をつかってか22時頃に電話は終わらせる。
でも今日は、少し違ったらしい。
21:24
kn
ん、俺トイレ行ってくる〜
○○
行ってらっしゃ〜い
○○
ん、眠い...
kn
ただいま〜
kn
...○○?
kn
...寝たの?
kn
...疲れてたのかな、笑
kn
...○○、
kn
たまには俺の話、聞いてくれる?
kn
俺好きな人がいてさ、
kn
可愛くて、無防備で、素直で、
kn
でもどこか強がりで、毎日のように電話かけてくる人なんだけど、
kn
...○○は、好きな人いる?
kn
...俺は、
kn
○○が好きだよ
kn
いつか、俺が○○の隣に見合う男になれたら、
kn
ちゃんと面と向かって、直接伝えるから、
kn
...それまで、待ってて
kn
...大好き。
しばらくすると、通話を繋げたまま彼も眠りに落ちた。
end.