テラーノベル
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音楽室の扉を開けた
そこには、吹部の皆がいた
休みって聞いていたはずだったから大森くんと二人だけで話せると思っていたのに
そうすると同じパートのフルートの子が僕に喋りかけてきた
同じパートの子
藤澤 涼架
大森くんが可哀想に思えてきた
早く大森くんがみたい楽器を見せてあげたい
同じパートの子
藤澤 涼架
藤澤 涼架
同じパートの子が僕の隣にいる大森くんを見つめている
新一年生が見学に来ることを知らないんだろう
同じパートの子
言うと思った
だから僕はこう言った
藤澤 涼架
大森 元貴
僕が喋ろうとしたら大森くんが被せてきた
またぼーっとしてると思ったのにちゃんと挨拶をしている
偉い
同じパートの子
同じパートの子
きっと同じパートの子もこんな元気に挨拶ができる子が来て嬉しいはず
大森 元貴
自己紹介まで自分で進んでできるんだ
失礼だけど大森くんの事だから出来ないかと思っていた
同じパートの子
大森 元貴
僕にはこんな元気に挨拶してこなかったのに
女の子には無邪気な笑みを浮かべながら元気に挨拶をしているおかしな子
早く二人っきりになって僕の音色を聞かせてあげたい
お話もしたい
藤澤 涼架
大森 元貴
フルートが練習をする空き教室に来た
藤澤 涼架
藤澤 涼架
大森 元貴
大森くんは僕のわがままを嫌がらず受け入れてくれた
大森くんを僕の目の前にある椅子に座らせた
藤澤 涼架
大森 元貴
大森 元貴
太陽の光も教室に入っているから、フルートに太陽の光が当たって余計、綺麗に見えている
藤澤 涼架
大森 元貴
大森くんは真剣に僕に吹いて欲しい曲を考えている
それが微笑ましくてしょうがない
僕は大体色んな曲が吹けるからどんな曲をお願いしてくるのかが楽しみ
大森 元貴
藤澤 涼架
愛を込めて花束を、これは何回も練習した曲
運がいいこれはめっちゃ自信がある
そして僕はフルートの吹く所に唇を当て
息を吸って大森くんがお願いしてくれた曲を吹き続けた
大森 元貴
大森くんは目を輝かせて僕の事を真剣に見ている
少し恥ずかしい、ちゃんと綺麗に聞こいているのかな
藤澤 涼架
大森 元貴
大森 元貴
大森くん、こんないい言葉が使えるなんていい事だ
藤澤 涼架
大森 元貴
藤澤 涼架
僕は思わず言ってしまった
何故か来て欲しいっていう気持ちがある
一緒に部活もしたい
何故だろう、自分でも分からない
大森 元貴
藤澤 涼架
藤澤 涼架
大森 元貴
藤澤 涼架
良かった、すごく嬉しい
その時は一緒にフルートが吹けるのかな
大森くんが吹き間違えてお互い笑いあって楽しんでいる所を
僕は妄想してしまう
大森 元貴
大森くんはそう言った
ほんとに嬉しい、そんな事言ってくれるなんて
今までそんな事言ってくれる後輩なんていなかったのに
大森くんの言葉に僕はもっともっと沢山毎日話していたいという思いが湧いてきた
藤澤 涼架
大森 元貴
楽しみにもしてくれている
もうすぐで見学時間が終わる時間
早い、大森くんと話しているとこんなにも時間が過ぎるのが早く感じる
藤澤 涼架
大森 元貴
藤澤 涼架
大森 元貴
お辞儀をしながら教室の扉を閉めている大森くん
もう行っちゃうのか、明日も会えるって分かっていても寂しい
僕は手を振り大森くんが走って帰る姿を見送る
こんにちは!😽
4話です!
3話1000いいねありがとうございます🙇🏻♀️💗
ぜひこの作品もいいねお願いします!
では、さよなら〜👋🏻
コメント
6件
まってこらからどーなるのか楽しみすぎる!
涼ちゃんちょっと嫉妬してるぅー? やっぱみるたんは天才。
はぁー、、最高過ぎ!!✨✨