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昼休みが終わり、授業が始まった。
いつもなら次に作りたい服を思い描いてた。
けれど今は構想なんか全く頭にない。
授業の内容も当然右から左へと 流れていっていた。
では何をしているのかと言えば…
冴内蒼空
冴内蒼空
冴内蒼空
冴内蒼空
冴内蒼空
冴内蒼空
自分が嫌になって小さくため息を吐いた。
最上勝
何故か今朝の最上の言葉を思い出す。
冴内蒼空
冴内蒼空
冴内蒼空
冴内蒼空
冴内蒼空
冴内蒼空
冴内蒼空
冴内蒼空
先生
冴内蒼空
ガタタッ
教科書を片手に視線を向けた教師から 突然名指しされ、 声を裏返らせながら返事をし、 音を立てて席を立つ。
周りからの小さなざわつきと 鼻で笑うような声が所々から聞こえる。
冴内蒼空
先生
パリッとした先生の声に 圧倒されながらも言われた通りに 教科書を読んでいく。
蒼空にとって授業は一種の 機械的な作業のようになっていた。
先生
冴内蒼空
釘を刺されると縮こまるように席に着く。
顔が赤らむのを感じたが 席に着けばもうどうでも良かった。
こんな視線にはもう慣れている。
それよりシエルとのことについて どうしたら良いか考える。
蒼空の表情はまるで 進路でも考えるかのような真剣さだ。
周りから見れば心を入れ換えて 真面目に授業を受けているように 映るに違いない。
冴内蒼空