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体育
すると、奴は突然分身をし、俺たち4人を取り囲んだ
…いや、正確には「分身しているように見えるほど素早い動き」と言った方が正しいだろう
ソミ
はね
凛
体育
俺たちが困惑している中、体育は余裕そうな表情でそう言う
俺は奴の動きをじっと見つめた
そして、狙いを定め、雷の宿った剣による攻撃を仕掛ける
凛
俺は体育に向かって剣を振った
しかし、俺の剣捌きは空を切った
体育は、持ち前の運動神経で、俺達の攻撃を華麗に避け、拳と蹴りによる力強い攻撃で、俺たちを追い詰めた
ソミ
ソミが癒しの呪文を唱え、失った俺たちの体力は元通りに回復した
凛
はね
ゆいちー
凛
ソミ
そう思った次の瞬間、白くて眩しい光が再び俺たちを包み込んだ
「お主ら…体育との戦いで随分と苦労しているようじゃな」
ゆいちー
凛
ソミ
「そこは心配せんでもいい。儂がすでに時を止めている」
ソミ
はね
「儂はお主らに良いヒントを与えようと思ったんじゃ」
「例えば、狙った方がいい体の部位…とかな」
ゆいちー
「んなわけないだろ、しばくぞ」
ゆいちー
凛
「それはな…」
「相手の左胸じゃ」
「左胸を重点的に攻撃するんじゃ」
はね
「そうじゃが」
はね
「それはな…まず第一、体育を含んだ教科達は、とある一人の教科によって、洗脳されているんじゃ」
「一生懸命仕事をしているのに報われずに苦しむ教科達の元に、一人の教科が力でねじ伏せるやり方を「洗脳」として教え込むことで、暴走させたんじゃ」
ゆいちー
ゆいちー
「それは、後にわかることじゃ」
「ただ、学生が最も苦手としている教科であることだけは言っておく」
凛
「話を戻すが、つまり、教科達の心は真っ黒に染まってしまっているんじゃ」
「そこで、心臓が位置している左胸に攻撃をすることで、黒く染まったハートが元通りになる…と考えたんじゃ」
「特に凛、お主の剣が最も効果的であろう」
凛
凛
「わかりやすく言うならそう言うことじゃ」
ソミ
「あいつら人間じゃないし大丈夫じゃろう」
ソミ
「ということで、儂からの助言は以上じゃ」
「くれぐれも死なないように戦うんじゃな」
「それじゃあ、頑張りたまえ」