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そうだ、悠佑がいるとはいえここは 俺にとって全く知らない時代に場所

夢とさえ思ってしまうこの状況で安心など出来るわけが無い

N.I.K

おれ、おれは…

もしも昼出会ったのが悠佑ではなく 熊や猪だったら俺の命も危うかったうえに 孤独に耐えられなかったと思う

Y.S.K

まぁ

N.I.K

Y.S.K

まだあって間もない私に詳しい私情なんか
話したくないやろ

N.I.K

……いや、話すよ

Y.S.K

は?

N.I.K

悠佑になら話すよ、俺の隠し事

N.I.K

いや、むしろ聞いてほしい

こんな信じ難い出来事を1人で抱え込むのはもうやめだ 悠佑の手をかりるのが今の俺には1番なのかもかれない

N.I.K

その前に家へ帰ろ

N.I.K

誰が聞いてるか分かんないし

Y.S.K

あぁ

Y.S.K

それじゃ改めて聞かせてくれ

N.I.K

うん…

N.I.K

さっき言った通り…未来から来たんだよね

N.I.K

多分不思議な力が湧いて?

Y.S.K

……

あーあ悠佑黙っちゃった

やっぱり俺が嘘だと思って呆れちゃったかな

そう涙目になってる俺を小さな体が包み込んだ

Y.S.K

よく半日も我慢したな

そう言って悠佑はさらに力を強めて俺を抱き締めた

N.I.K

は?…信じてくれるの?w

N.I.K

やっぱり嘘かもしれないのに……

Y.S.K

まぁにわかには信じ難い出来事やけど

Y.S.K

ないこの言う事やもん、俺は信じる

N.I.K

ありがと、ありがとぉ

この半日の不安が途切れ 俺は安堵と孤独から解放された俺は 悠佑の胸の中で泣き続けた

N.I.K

ん…

N.I.K

あれ、俺

目を覚ますと俺は着替えされられて布団に寝かされていた

Y.S.K

おはよ、よく寝れたか?

N.I.K

悠佑!まさか悠佑がやってくれたの?

Y.S.K

まぁな、しかしお前ほんまに体でかいな

N.I.K

え?

Y.S.K

着替えさすのも一苦労やわ笑

N.I.K

は!?ちょ……え?

ある事に気付いた俺は 顔を真っ赤にし、口をぱくぱくとして唖然としてしまった

N.I.K

(悠佑に着替えさせられたって事は…)

Y.S.K

ないこ大丈夫か!?顔真っ赤やで

N.I.K

だって、だってぇ

いくら信頼してるとはいえ 他人に裸をみられるのは流石に抵抗がある

N.I.K

もうお嫁に行けなぁい!!!

Y.S.K

お前は旦那側やろ

Y.S.K

昨日は正直に話してくれたし

Y.S.K

今度は解決策を考えなあかんな

N.I.K

そうだね、早く帰りたい

Y.S.K

……ここに来る前なにか不思議な出来事とかなかったか?

N.I.K

う〜ん……あ!黒い子箱だ!

Y.S.K

小箱?

N.I.K

ここに来る前に古い黒の小箱を開けたんだ

Y.S.K

ちなみにその小箱はどんな特徴をしよった?

N.I.K

少し長細くて金色の線が1本引いてあった気がする

Y.S.K

おま、まさかそれ壊してないやろな?

N.I.K

え、分かんない

Y.S.K

ほんまに言っとる?

N.I.K

失礼だなぁ俺は大真面目だよ

Y.S.K

それもしかしてやけど
それ、妖怪が封印されとった小箱やと思う

N.I.K

妖怪が?でも俺が開けた時は煙と光しか見てなかったけど

Y.S.K

いや、小箱に封印しとったのは妖怪の悪性の方や

N.I.K

悪性って昨日の火の玉みたいなやつ?

Y.S.K

あぁ、でも妖怪にも階級があるんや

N.I.K

例えば?

Y.S.K

ん〜詳しい事は俺の幼なじみのとこで調べよ

Y.S.K

そいつなら妖怪の悪性について詳しく知っとるから

N.I.K

はーい

I.F

いらっしゃい悠佑

I.F

今日はどんな用で来たんや?

うわーめっちゃ美形で大人な人出てきた

落ち着いた声で癒されるし、絶対モテるだろうな

Y.S.K

実はこいつに妖怪の悪性について教えて欲しいんや

I.F

なるほど……

N.I.K

お、お願いします

I.F

ええよ、2人共こっちへおいで

手招きされた方へ着いて行くと

暗くて本が沢山収納されている部屋へたどり着いた

I.F

ん〜これ見れば分かるかも

そう言い差し出してきた本はボロボロで辞書のように分厚かった

Y.S.K

なんやこれ初めて見たで?

I.F

ふふっ、悠佑にも内緒にしてたからね笑

Y.S.K

え〜早く見してや!

I.F

はいはい笑

I.F

簡単に分けると妖怪の階級は4つ

I.F

1つ目はよく山で見かける妖怪

I.F

まぁ村人ならある程度相手に出来る妖怪やな

N.I.K

悠佑は戦った事あるの?

Y.S.K

……俺はまだ自分で倒したことは無いな

I.F

んん"っ…2つ目は集団で固まって行動、攻撃する妖怪

I.F

1つ目より学習能力が高く厄介な妖怪やな

Y.S.K

まろなら全然相手に出来るもんな!

I.F

そんな事無いって笑

I.F

3つ目俺ら人間で言う侍くらいの力を持つ妖怪

N.I.K

それってめっちゃ強くない?

I.F

1つ目、2つ目とは比にならん強さやな

I.F

てか3つ目と4つ目はまだ出会った事すらないなぁ

I.F

あくまで言い伝えやし

N.I.K

じゃあ4つ目はめっちゃ強いんじゃない?

I.F

あぁ、4つ目に関しては技を複数持っとるから

I.F

厄介なんてもんじゃないな

Y.S.K

つか、ないこももしかしたら技使えるんやない?

N.I.K

そんなまさか笑

N.I.K

そういえばいふさんはどんな能力が使えるの?

I.F

まろでえぇよ、私は内緒

N.I.K

えぇ!?なんで?

I.F

私の能力はもう滅ぶ手前やからな

N.I.K

???どういうこと?

Y.S.K

まろは元々珍しい能力なんやで、

Y.S.K

でも猫宮家の子供も減る一方で

Y.S.K

もう使い手はまろ1人だけなんよな

I.F

そういうこと

I.F

だからもしも能力が外部に漏れて

I.F

山の妖怪にでも伝わってしまったら
私は沢山の妖怪に命を狙われてしまうんよ

N.I.K

そんな事ある訳…

I.F

あるんよなぁ

N.I.K

えぇ!?

I.F

実際そのせいで今隣村の稲荷という男も今行方不明なんや

N.I.K

うそ、

Y.S.K

ま、運が良ければ妖怪にさせられて
上の妖怪に気に入られながら生活出来るらしいで

N.I.K

なんだかんだまろだけじゃなくて悠佑も詳しいんだね

Y.S.K

あぁ笑…まぁ、な

N.I.K

もうすっかり日も暮れたね

Y.S.K

そうやな、晩飯の用意でもして明日も調べよか

N.I.K

うん、ありがとう悠佑

N.I.K

……ん?待って

N.I.K

なんで秘密にされてたまろの能力を

N.I.K

悠佑は知ってたの?

俺が聞くと悠佑はビクリと止まり背を向けながら話す

Y.S.K

……これは私とまろの大切な約束やから

Y.S.K

ないこには秘密

なんだか深追いしてはいけない気がして俺は黙った

N.I.K

…へー

Y.S.K

さ、はよ帰ろ

そして悠佑は早く話を終わらせようと話を辞めた

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コメント

3

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へへへへへ 水くんが行方不明なのに驚きが隠せない一方、桃くんの服を黒くんが着替えさせたと言う事実にマスオさんになりそうだ((((情報量多すぎ

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