夢を見ていた。 それは色のあるとても 綺麗な世界で 僕を励ましてくれるか のような。 はぁ… でもそれが現実じゃない ことくらいすぐ分かったんだ。
SUGA
はぁ、、、
目が覚めると、 そこはいつもと同じ景色。 白と黒でしか見えない 僕の目はもうにどと 色彩を感じること などできない。 足も痺れて歩けない。 そう、それが僕。 SUGAだ。
ガラガラ
やっほ〜!
SUGA
また来たのか、
SUGA
テヒョンア。
テテ
だって〜
こいつはテヒョン。 僕と同じ10歳だ。 こいつの病名は分からない。 というより、教えてくれない。 この病院に入ってから 何故かいつも僕の病室に 入ってくる。
テテ
ねえねえ
テテ
僕の病名なんだと思う??
SUGA
きっぱりいえばいいだろ。
テテ
それじゃあ楽しくないもん!
テテ
クイズ式で(`・∀・´)
SUGA
はいはい
テテ
ねえねえ!
テテ
なんだと思うー?
SUGA
ん、、
テテ
ねえねえ!
SUGA
なんだよさっきから、
テテ
お腹すいた。
SUGA
もうすぐお昼だろ、
自分の病室戻って
食ってればいいだろ。
自分の病室戻って
食ってればいいだろ。
テテ
もう、冷たいなぁ。
テテ
分かった!じゃあまた
お昼にくるね!
お昼にくるね!
SUGA
来なくていい。
テテ
また後でねー!
バタンッ
SUGA
あっ、ちょ、
SUGA
はぁ…
〜6年後〜
テテ
ガラガラ
テテ
やほ〜!
SUGA
また来たのかよ
テテ
いいじゃん!
テテ
それに、もう慣れたでしょ!
SUGA
はあ
テテ
(T ^ T)
SUGA
ごめんごめんヨシヨシ
テテ
(๑╹ω╹๑ )
テテ
…
テテ
ねぇねぇ、シュガヒョン。
SUGA
ん?どうした?
テテ
僕ね、一週間後退院なの。
SUGA
!
SUGA
よかったよかったニコッ
テテ
ポロポロ
SUGA
!?
SUGA
何で泣くの?
テテ
シュガヒョンに
会えなくなっちゃうよ…
会えなくなっちゃうよ…
SUGA
大丈夫だって。
SUGA
もう、泣き虫だな。
こんな歳にまでなって
こんな歳にまでなって
テテ
だって…
SUGA
お見舞い、来れるだろ。
テテ
そうだけどさ…
テテ
寂しいよ…
SUGA
ギュッ
テテ
!!
SUGA
だから大丈夫だって。
SUGA
俺はずっとここにいるし、
SUGA
お前が離れようが
僕は大丈夫。
僕は大丈夫。
SUGA
たとえ、テヒョンアが
大丈夫じゃなくても
大丈夫じゃなくても
SUGA
俺がこうして包み込むから。
テテ
ポロポロ
テテ
ギュウッ
テテ
うん…グスッ
SUGA
ヨシヨシ
僕は今車椅子で生活している。 足が動かないから。 いつもは看護師さんに 押してもらってるけど、 今は深夜。 でも電気は全部ついていて 暗い夜の中では少し眩しく 感じる。
SUGA
ボー
SUGA
(少し外出てみるか)
SUGA
暗いな…
ゲホッゲホゲホ
SUGA
??
SUGA
クルクル(車椅子を回す)
テテ
ゲホッゲホ‼︎
SUGA
!?
SUGA
テヒョン、、ア?
テテ
!?
テテ
何でシュガヒョンが…?
テテ
とっくに消灯時間
過ぎてるよ…?
過ぎてるよ…?
SUGA
テヒョンアこそ。
SUGA
何してたの?
テテ
いや、なんでm…
テテ
ゲホッゲホゲホ
テテ
パラパラ
SUGA
!
SUGA
これは、
花…?







