Welcome to the world of life games! (人生ゲームの世界へようこそ!)
Suddenly,what do you do if your life fails? (突然だけど、君は自分の人生が失敗したらどうする?)
There are three choices here (ここに3つの選択肢があるよ)
Choose your favorite (好きなのを選んでね)
Reset(最初からやり直す) Continue(続きから始める) Game end(ゲームを終了する)
Have you decided which one to use? (どれにするか決めたかい?)
Then,the game starts! (それじゃあ、ゲームスタート!)
人にとって"集団に馴染めない事"は 最も避けたい出来事だ
集団に馴染めない疎外感や 孤独感に長く耐えられる ほど人間は強く出来ていない
「認められない自分」 に嫌悪し、自信も無くなり 最悪、命を投げ出して しまう事もある
学校のスクールカーストが いい例だ
立場の低い三軍の生徒は 自分の意思で物事を 決められない
いつも一軍の顔色を伺い クラスの中で自分の居場所が 消えないかともがいている
社会人にいたってもそう 立場の低い人間は高い人間の 機嫌を伺うしかない
これは年齢や役職に 限った話じゃない
役職が上でも仕事が出来ないと 後輩に舐められる 年齢が上でもスキルが無ければ 同僚に舐められる
そして「良い人」ほど他人に 舐められやすい
だから自分は人の上に 立たないと気が済まなかった
他人に舐められるのも 他人の感情で自分の人生が 左右されるのも もう懲り懲りだった
自分(主任)
自分(主任)
自分(主任)
社員1
自分(主任)
自分(主任)
自分(主任)
社員1
自分(主任)
自分(主任)
社員1
自分(主任)
自分(主任)
自分(主任)
社員1
自分(主任)
人の上に立つのは比較的 簡単だった
自分がされてきた事の "逆"をすればいい
小さなミスでも揚げ足を取って 攻め立てればいい
決して胸を張れる行為じゃないが しかし、私にはこういう生き方 しか出来なかった
だって… 人の目が怖い 人の評価が怖い 人からの批判が怖い
他人に、嫌われたら終わり 他人に煙たがれたら終わり 他人に無視されたら終わり
自分に自信が無いから他人の評価が 軸になっている人生
…社会人になっても 学生時代と変わらなかった 人間、そんな簡単に 変わらないんだと思った
でも、これでいいはずだ と自分に言い聞かせている
自分より下の存在を作れば 責任を下に押し付けられるし
「アイツよりはマシだ」と 周りに思わせられる
出来ない人間と比較させる事で 自分の株を上げさせ、地位を守れる
その蓑に隠れて自分の 「本当は何も出来ない弱い自分」 が霞んでバレない
それに、共通の敵を作ると 組織にとっても団結…
社員2
自分(主任)
社員3
社員3
社員3
社員3
社員2
社員3
社員3
game over (ゲーム終了)
…ここまでか
所詮は砂上の楼閣 長くは続かないと思っていた
…別に気に病む事でもなかった 順番が周って来ただけの話だった
人間関係は何度でも リセット出来る
ここがダメなら次に 行けばいいんだ
環境さえ変われば 人は変われるんだ
自分
自分(主任)
Choose your fevorite (好きなのを選んでね)
▶︎Reset(最初からやり直す) Continue(続きから始める) Game end(ゲームを終了する)
▶︎Reset(最初からやり直す)
みんな一緒にせーので 崖から飛び降りれば、どれだけ 幸せだろう…と思う
そう、まるでスマホゲームの 世界のように
ダンっ!ダンっ!
私(ニート)
私(ニート)
この世界の中では 最初はみんな同じ格好、同じ ステータスで飛行艇から 島に飛び降りて
武器を集めてキルをして 一番最後に生き残った人の勝ち
もちろん何度でも リセット出来る
現実はそうもいかない 負け確のカードでひたすら 頑張って頑張って、負けても そのまま続いていく
「自分」が変わらない限り 同じ事の繰り返しだ
私は、現在引きこもり生活を している
私が引きこもるようになったのは ちょうど1年前、 その頃はまだ普通の 会社員だった
しかしそこで私は 「どんなに頑張っても 集団に馴染めなければ誰からも 認められる事はない」
…と言う事を知った
主任
主任
主任
私(一年前)
主任
主任
主任
私(一年前)
主任
主任
私(一年前)
主任
主任
主任
私(一年前)
主任
その上司は必要以上に私の仕草や言動 や小さなミスを指摘してきた
元々、自己主張が低かった私は 反論する事が出来ず その場で黙って過ごしていた
周りもそれに流され 味方もおらず私は社内で 四面楚歌を食らった
その事がきっかけで私は 自分の事を必要以上に気にする ようになった
この人は何を求めているのか? 私に対して何を思ってるのか? 気になって仕方がない
顔が歪んだけど今の発言 不用意だったかな? このタイミングでこの話題を 振っていいかな?
そんな事を考えているうちに 会話は次へと進んでいく
体臭は?口臭は?服装は? 臭くない?ダサくない?
その上司は辞めてしまったが 私は二度と疎外感を味わい たくなかった
そうやって人の言動や感情を 深読みして深読みして
そして、だんだんと人前では 喋れ無くなっていった
と言うよりかはむしろ 喋らない方が楽だった
何も発しなければ、好意を 得られる事も無ければ 嫌われる事もない
私にとって「無口」は 私が今、取れる最善の防衛手段だった
いつの間にか自分を過剰に 抑え込む癖がついていた
家に帰ってからも気が休まる 事は無かった
職場で神経をすり減らし お風呂場でも、毎日のように ひとり反省会を開いていた
あの時の発言はどうだったか? もしかして、KYと噂されて いるのでは?
風呂場で一日の言動の 間違い探しをして
ひとりで勝手に「これが良かった」 「ああ言えば良かった」と 見えない批判と戦っている
相手が本当はどう思っているのか 分からないから怖いのだ
もちろん話しかけれれば 話したりする ただ、自分から 話かける事は一切ない
自分が話しかける事で 「うわっ、面倒臭い人が来た」 と鬱陶しがられない だろうか…
後でコソコソと悪口を言われ ないだろうか… 私の外観や仕草や笑われ ないだろうか…
自分でも気にしすぎだと思っているが どうしても考え込んでしまう
なんでみんな、何も考えて なさそうに生きられるのだろう
そんな生活が続き、ついに私は 限界が来てしまった
私の中の 「たくさん喋れる本来の自分」と
猫を被ったように 「押し黙ってしまう現実の自分」の
ギャップに耐えられ 無くなってしまった
そして、プツンと糸が切れたように 衝動的に会社を辞めてしまい すぐに実家に戻った
皮肉にも家族の前なら 本来の自分でいられるのだが まぁ、今となっては家族と 顔を合わせるのも気まづい…
ダンっ!ダンっ!
私(ニート)
私(ニート)
画面から銃声が響く この島の中では私が一番だ 人間、何かで一番になれる 場所は必要だ
小さな世界で自尊心を 保っていないと社会不適合者の 私ははすぐ「消えたい」と 思ってしまう
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
私(ニート)
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コメント
6件
3つ目のGame end(自殺)の分まで書く体力は無かったです。 最後も英語で締めれば良かったなぁと思っています。
ニートになってしまった彼女、まるで自分のこと!?と思うぐらい共感しました。人の目は気になり出すと無限ループに陥りますね💦