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死ねれば良かった

ウチはそれしか感じなかった

嫌いならとっとと殺せ

ずーっとそォ思ってた

みんなに出逢ってからでも

その気持ちは変わらない

…………………

遥陽

何か…言えよ、

言わない

言えないから

ウチのせいでみんな泣くから

今すぐ消えたいたい

遥陽

藍…、

なァに

遥陽

みんな…悲しむ

そんな訳ない

ウチは要らない

そんな訳ない

遥陽

そんな訳ある……!!

な"い"に"決まっ"てる、!!!!!

久々に声を荒らげた

誰かに助けて欲しい

昔はそうだった

これ以上は生きていけない

だから

だから、だから、だから!!

約束…、守れなかッたよ

そう言い残し

彼女は軽やかに飛び降りた

吐きそうで堪らなかった俺は

2人を呼んで中庭に出た

茉衣

藍ちゃんは、!?

伊澄

藍は……!?!

探した

俺も必死に探したよ

遥陽

居ない……

落ちた筈の藍は姿もなく

血痕を残して消えた

茉衣

いないの……??

茉衣

なんで、なんで!!?

茉衣は泣きそうだった

藍の親友で

いつも一緒

ふと横に目をやる

伊澄は現実を受け入れないような表情

それは俺も茉衣も一緒

アイツの言う通り

遥陽

とにかくっ、

遥陽

もう少し探そう

遥陽

まだ……

遥陽

何処かに居るから………

居るはずがない

2人は信じられない顔

俺だって信じられない

遥陽

でも、探そう

茉衣

居なかったら…??

伊澄

先生に言うしかねぇだろ

遥陽

そうしよう

遥陽

10分後…此処に集合

二人は頷いた

信じてくれた

きっと藍を探す……

待ってろよ

生きたい俺と死にたい君

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