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秘密の関係

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秘密の関係

12 - 秘密の関係8

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2022年01月25日

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今日はジミンの為 体調を考慮して撮影は別日になった。 グクとジミンは病院から直帰した。

グク

ふぅ〜。何か今日は色々あって疲れたな……病室から結局なんも会話せずだったけと…久しぶりのジミナの笑顔が見れた…それに何か頭に温かな感触が残ってるような……

ジミン

はぁ……みんなに迷惑かけてしまったな……メンバーには電話やメールで謝ったけど会ったらちゃんと言わないとな。グク…気にしてるかな?……一応メールしとくか。

グク

あ、ジミナからメール……

グク

本当に律儀だよな…ふっ

どんな状態でも周りに気配り、配慮するジミンを思い出し笑ってしまった

グク

……周りの事ばかり優先するジミナ……誰かが傷ついたり泣いていたらいつも真っ先に側にいてくれるジミナ……
そのくせに自分には厳しくて我慢ばかりする…そう……ジミナは俺が辛いから離れてくれた…俺が泣かないように……

あの日の事を思い出していた 別れを切り出したジミンの悲しく辛い表情をしていた… 気づいてたはずなのに 辛い気持ちと別れたくない気持ちで頭がいっぱいだった俺は気づかないフリをしていた……ジミンを責める事で痛みから逃げていた…

グク

………………。ジミナ……やっぱり忘れるなんて無理だよ!!別れたくない!!

グクの中に迷いはなかった ジミナに会いに行かなきゃ!! ジミナに好きだ、愛してるって伝えなきゃ!! 無我夢中でジミンの元へむかった

タクシーに乗る そして携帯を取り出し 何かを書き込んでいた

グク

…………。ジミナ…

ジミン

あれ?携帯は……バックの中か…

ジミンが携帯を見ようとした時……

ピンポーン

ジミン

ん?誰だ?

モニターを見た そこには会いたくて 会いたくてしかたがなかった グクがいた

ジミン

グク?!…どうしたの?

グク

言いたいことがあって…部屋にあがってもいい?

ジミン

……………。分かった。

ピンポーン ガチャ🚪

ジミン

いらっしゃい

グク

お邪魔します。

ジミン

急にどうしたの?あ、体調の事気にしてる?それなら大丈……

グク

やっぱり好きだ!!

ジミン

えっ?ちょ……ちょっとそうゆう話なら帰って!!もう終わった事でしょ。

ガバッ グクは後ろから抱きしめた 自分より小さな身体を包み込むように優しく抱きしめた

ジミン

ちょっと……辞めろよ!!

グク

ごめん…ジミナ…1人にしてごめん。

ジミン

えっ?

グク

俺…本当に子供だった。自分の事しか考えてなかった…ジミナだって辛かったはずなのに…それなのに自分の気持ち押し殺して俺をいつも励まし愛してくれた……それなのに…俺は…うぅぅぅ

ジミン

違うよグク…

ジミンはそっと向きをかえグクの目を見つめた。

グク

え?

ジミン

確かに俺も辛かったよ。でもね好きな人が笑ってる それだけで満たされてたんだよ。けど、グクは辛かったよね…守ってるつもりだったのにいつしか自己満でいた。
きっとあの時の俺は自惚れてたんだ。

グク

ちゃんと伝わってたよジミナの気持ち。それでも……ジミナへの想いが強かったんだ。見つめるだけで胸が熱くて 囁かれたら電気が身体中に走る感覚…触れ合えば溶けてなくなってしまいそうな感覚で…いつしかジミナは身体の一部になってた…

ジミン

グク……

グク

だから別れよう……って言われた時 心臓が止まった気がした
全身の血液がなくなってしまったかのように冷たく何も感じなくなって辛かった……周りがモノクロみたいだった……うぅぅぅ……ジミナ……愛してる……忘れるなんて無理だよ……側にいてよ…うぅぅぅ

ジミン

グク……ごめんね…
そんなに傷つき 苦しんでいたなんて……1番の解決策って言葉に逃げてたよ…俺…

2人はお互いの気持ちを伝え しっかり抱きしめあった

グク

ジミナ…

ジミン

ん?

グクはちょっと距離をとり

グク

ジミナ…俺の気持ちは昔から変わらずずっと愛してる。簡単に気持ちを伝えた訳じゃない。何年も悩んで悩んで…時にはジミナを拒否した時期もあった。自分が普通じゃないって事から逃げたくて……
それでもジミナはいつも側に居てくれた。もう隠しきれなかったんだ…ジミナが他の人のものになるかもって考えたら怖くて…胸がモヤモヤして…
好きすぎて周りが敵に見えて……そのせいでこんな事になって……

グクは言いながら涙が止まらなかった…

ジミン

グク……

グク

諦めなきゃって思った……
ううん 諦めるなんて考えれなかった
ずっとずっとジミナを求めてた…

ずっとずっと愛してた…
これからもきっと同じ事にぶつかるかもしれない…でもその時はこうやって2人で話し合お?誰かの為じゃなくて2人の未来の為に

だからまた俺と付き合ってください。
次は絶対にジミナを幸せにします!!

まっすぐジミンの目を見つめた。 その顔は今までのマンネのグクではなかった

ジミン

………………。

ジミンは正直 戸惑った 本当に元に戻ってもいいのか… 自分の気持ちを優先してもいいのか…

グク

ジミナ…深く考えないで?俺たちは普通の恋人とは違う…
でもそれは外見だけ!!中身はどこの恋人と変わらないよ?
ジミナの何も縛られない本当の気持ち教えて?

ジミン

グク……いつの間にか大人になったね。ふふふっ

グク

え?そうかな?...///

ジミン

うん。俺より十分大人だよ。辛さと向き合えない俺なんかより……
でも……もう逃げないよ。
グクが……ううん。俺はグクを手放しきれなかった。離れるには遅かったね(*^^*)
俺も愛してる…どんな過酷な事があったとしても もうこの手は離さないよ。愛してる グク…

ジミンはグクの手を握り しっかりグクの目を見つめ答えた。

そして2人は強く抱きしめあった……

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