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…ッ嘘、そんなッ…、なんで…!!

いーちゃん…

…………

夢は目の前の現実を受け入れられず、ショックのあまり狼狽えた。

それもそのはず…部屋に入ってきたのは紛れもなく、夢の友達 花笠樹であったから。

小暮

さすがに驚くか、
まあそうだろうな

なんでよ、いーちゃん…!

貴女に話すことなんてないわよ

…っ……!

樹はそう言うと、氷のような 冷たい瞳で夢を見つめた。

小暮

彼女はこちら側の人間であり、私が梵天に送ったスパイなんだよ

小暮

君に近づいたのも、情報を探りやすくするためにすぎない

…………

小暮

どうした?ショックの
あまり、言葉も出ないか?

…いーちゃんに何したの

小暮

ん?

いーちゃんが自分から、
こんなことする訳ない

きっと誰かを人質に取られてたり、上手い話で誑かされてるだけだよ

小暮

何故そんなことが言えるんだ?

だって、だっていーちゃんは…

私の友達だから…!

小暮

ふっ…友達か、笑えるな

小暮

じゃあお前の言う友達はなんで、鉄パイプで頭を殴ったり攫ってくるようなことしたんだろうな?

…ッ……それは、

小暮

ならば、友達ではないことを証明してやろう

小暮がそう言って目配せすると、樹は懐から拳銃を取り出し夢に近づいた。

いーちゃん?

…………

バァンッ!!

あ”あ”ぁ”あ”ッッ──!?!?

そして容赦なく、夢の右の太ももを撃った。

あ”っ……あ”…ハッ、ハヒュ……ッ”!!

小暮

どうだ?これでもお前は、
友達だというつもりか?

あ”っ…たり、ま”ぇ…でしょ…ッ!

約束ッ…し”た、から”…

…………

小暮

へぇ…そうか、まあいい

小暮

君が彼女のことをどう思っていようが、私にはなんら関係ない事だ

ガチャッ

小暮がそう言うと、背後の扉が開かれ何人かの男たちが入ってきた。

小暮

お遊びは終わりだ

小暮

手加減はしない、洗いざらい吐いてもらうぞ

小暮

君はこれから始まる地獄に、
どれだけ耐えられるかな?

小暮はそう言って、 不敵な笑みを浮かべた。

マイキー

ここが現場か

ああ

マイキー

一度蘭が来たから、
収穫は無いかもしれないが

マイキー

もう少し隅々まで探してみよう

マイキー

何か見落としてるものが
あるかもしれない

分かった

マイキー

先に探しててくれ、
俺は少し電話してくる

マイキーはそう言って、 スマホを手に路地裏を出ていった。

さてと…探すとするか

と言っても、ここら辺には
もうそれっぽいものは…

ん?

蘭が辺りを見回していると、 視界の横で何かが光った。

あれは…ピアス?

夢ちゃんの…では無いっぽいな

蘭が拾い上げたピアスには、綺麗なイエローアパタイトが飾られていた。

…このピアス、どこかで…

マイキー

蘭、なにか見つかったか?

すると電話を済ませたマイキーが、棒立ちの蘭に声をかけた。

マイキー、このピアス…
なんか見覚えない?

マイキー

誰が付けていたかは思い出せないが、見たことがないと言えば嘘になるな

だよな、なんかうちの社員の誰かが付けてたような…

とりあえず、ココに写真送っとくか

パシャッ

蘭はそう言うと、すぐさまそのピアスの写真を撮りココに送った。

にしてもかなりデカイな、この宝石

ジュエリーショップでも
中々このサイズねーぞ

マイキー

確かにそうだな…

マイキー

ん?

どしたマイキー?

マイキー

おい蘭、なんかそのピアス…色剥げてないか?

え?あ、本当だ

マイキーに指摘されよく見ると、宝石の色が一部剥げておりそこから綺麗な青が見えていた。

なんだこれ、青い宝石を
黄色に上塗りしたのか?

マイキー

多分な

なんでンなこと…

ドゴッ!!

う”っ…!

ゴスッ!!

ゲホッ”…!!

小暮

強情だな、
そろそろ吐いたらどうだ?

だッから…言ってんじゃん、
何も知らないって…!!

小暮

はぁ…

小暮

おい

ガシッ

小暮がそう言うと、殴っていた 一人の男が夢の左腕を掴んだ。

え…な、なに…

小暮

(コクッ

バキッ!!

そして小暮が頷いた瞬間、 容赦なく夢の腕を折った。

あ”ぁ”あ”あ”ッッ─”─!?!?

ゲホッ…カヒュ……ッ”……ハァ”…

小暮

そんな嘘が通じるとでも?

小暮

悪いが女だろうが子供だろうが、手を抜くつもりは無い

小暮

まあ元々は殺すつもりでいたんだ、このまま君が拷問タヒしてもどうということもない

……ッ…!

ヴゥ゙ー!!ヴゥ゙ー!!

すると突然、 小暮の携帯が振動し始めた。

小暮

俺だ、なにかあったか?

小暮

…………

小暮

…分かった、すぐに行く

小暮

すまないが野暮用が出来てしまった

小暮

君とのお話はまた後でにしよう

小暮

おい、こいつの見張りと手当てしとけ

はい

小暮は樹にそう指示すると、 部屋を出て行った。

ハァ…ッ”……フー……”

…………

ココ

マイキー、例のピアスの
件なんだが、特定が完了した

大量の資料に目を落とすマイキーに、ココはそう言ってピアスを見せた。

マイキー

そうか、どうだった?

ココ

このピアスは、うちの
社員が所持していたものだ

ココ

名前は花笠樹、2階で
ケーキ屋を営む女性社員だ

マイキー

あいつか、通りで
見覚えがあると思った

ココ

それで、あまり大きな声
では言えねぇんだが

ココ

このピアス、中に
盗聴器が仕込まれてた

マイキー

盗聴器…!?

ココ

そうだ、信じ難いがな

ココ

花笠樹は東京中のケーキ屋を管理していて、それに扮して様々な情報を入手し

ココ

その情報を俺たちに
送る役割をしているんだ

ココ

俺たちはよく任務や商談に行くから、そういうのを持っていても不思議じゃねぇが

ココ

花笠樹は非戦闘員でそういう場にも行かない、だから持っていても用途がないんだよ

ココ

まだ確実な証拠は出ていないが、彼女は限りなく黒に近い

ココ

曉牙の情報集めと夢の救出に加えて、一応こいつも視野に入れて探ろう

マイキー

分かった

マイキーはそう言って、 コクッと小さく頷いた。

ココ

はぁ…にしても中々にでかいよな、このブルーアパタイト

ココ

なんで黄色くしたのかは謎だけど

ココ

俺も新しいピアス買おうかな…

マイキー

…………

イエローアパタイト 石言葉 「欺く、惑わす、戯れ」

ブルーアパタイト 石言葉 「信頼、自信、調和」

そして、ブルーアパタイトは…

真実を告げる 伝達者の石

To Be Continued…

ヲタ女と反社【君の名を呼ぶ】〜stand by you〜

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コメント

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澪さんめっちゃ物知りやん…(*・ω・)ウラヤマシィ…

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